今回は、一泊で盛岡に行ってきました。天気が良く、気持ちの良い日でした。
昨日の夜は、同僚と一杯やりました。二ヶ月前にも同じメンバーで盛岡に出張したので、今回は、別のお店で飲むことに。
つまみは定番の焼き鳥。ところが、ネコ師は、鶏肉が苦手なので、つつく程度。その代わり、大好きなホッケ焼きで、日本酒を堪能しました。
やはり、日本酒はいいなぁ。日本酒のない国には赴任したくない。
以前いたボリビアのスクレでは、日本酒の入手が難しいので、普段は常温のワインを飲んでいました。
ワインは美味しいのですが、寒いときは暖めて欲しい。
ところで、お酒を温めて飲む習慣を持つ国は限られているように思います。
日本酒は、冷や(常温)でも熱燗でも、さらに、冷やしても飲めますが、そんな飲み方をするお酒はあまりないようです。最初にボリビアに行った時は、冬で寒く、シンガニというブドウから造った蒸留酒をお湯割りで飲んでいました。ところが、現地の人は、そんな飲み方は絶対しない。バーでお湯割りを作ってもらう時も、一々説明しないと分かってもらえません。
ワインはホットでも飲むようです。名前は忘れましたが、ボリビアでもコロンビアでも飲みました。これは、ボトルごとお湯の中に入れて暖めるので、この方法を知らないバーで注文すると悲惨なことになります。ぬるいか熱すぎるということに。
本格的なホットなお酒は、トルコに行ったときに飲んだもの。
これは、たぶん、ラク(RAKI)というお酒で、アルコール度数45度のトルコのアニスというハーブ入りのスピリッツだったと思います。このお酒は、ボトルに入っているときには透明なのですが、水割りやお湯割りにすると白く濁るという不思議なお酒です。バルカン半島は寒いです。こんな時、このような暖かいお酒はうれしいです。
そういえば、紹興酒も暖めて飲みますね。中国に行ったときは、極寒の1月だったので、紹興酒の暖かさがうれしかった。・・・・、とはいいながら、その直前に大変な下痢をしたので、ほとんど飲めなかったのですが。中国の冬の寒さは半端じゃない!
緯度の低い熱帯や亜熱帯の国でも、標高が高いと寒い地域があります。ところが、このような地域では、お酒を温めて飲むという習慣はないように思います。
パラグアイにいたときに驚いたのは、電気も引かれていない田舎で、ギンギンに冷たいビールが出てきたこと。なぜ、こんなことができるかというと、プロパンガスを使った冷蔵庫があるため。電気を使わず、プロパンガスを燃焼させてビールを冷やす、というシステムに驚きました。
お酒の飲み方は、まさにその土地の文化という感じがします。
日本人が、寒い時期にどんなに暖かいお酒の飲み方を示しても、現地の人は絶対マネしません。これは、食文化の違いかも。日本人は、歴史的に見ても、新しいものに対して、かなりどん欲だと思います。ところが、外国では、このような傾向はあまり感じません。むしろ、かなり保守的、という感じを受けます。
また、日本の食材の種類の多さには、外国に行って初めて気づきます。グルメという最近のキーワードとは別に、古来から、日本人は何でも食べられるものは食べてきた証だと思います。それは、度重なる飢饉の時に得た経験かも知れません。
太平洋戦争の時、南東アジア諸国及び南西アジア諸国に展開していた日本陸軍は、兵站を絶たれ食料を調達できず、苦しむことになります。ところが、これらの地域は自然の食用植物資源が豊富で、それを知っていたのなら多くの餓死者を出さなくて済んだのではないかという記述を読んだことがあります。
日本人の食文化は、飢饉に大きく影響を受けているように思います。そして、とにかく食べることのできるものを、いかに美味しく食べることができるか、また、いかに入手困難な高価な食材に似せた調理ができるかに苦心してきたように思います。
日本酒の熱燗、焼酎・ウイスキーのお湯割りなど、その工夫の表れのように思います。
2013年01月12日
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