管理人にとってとても不思議に感じたこと。通常、歳を重ねるにつれ、その不思議は不思議ではなくなるのですが、今に至っても謎が解明できないことがあります。
それは、消えたインク染みの謎。
コスタリカに住んでいたとき、家具付きのアパートに暮らしていました。そこには机と椅子があったのですが、不注意から、椅子の座面にインクをこぼしてしまいました。なぜ、インクを使っていたのか覚えていないのですが、椅子にべったりと直径5cmくらいのインク染みができてしまいました。椅子は布地が貼られていて、染みこんだインクは当然消えません。
その後、一戸建てに引っ越したのですが、引っ越した先も同じ大家さんの持ち物でした。
あるとき、大家さんと一緒に前に住んでいたアパートに入ったとき、問題の椅子を見てびっくり。
インクの染みがまったくないのです。
一緒にいた大家さんに説明して、ここにインクをこぼしたんだけど、どうやって染みを取り除いたのかと聞いてみました。座面を張り替えたのかも聞きました。インク染みが消えるとは思えなかったからです。でも、座面は古いままで、張り替えてはいません。
大家さんの説明では、女中にきれいにしてもらった。座面の張り替えはしていない。どうやってきれいにしたかは分からない、という回答でした。
この大家さんは今でも親しくおつきあいしている方で、適当なことを言う人ではありません。
でも、どうやってインク染みを消したのだろう。これが当時から現在に至るまで解決できない謎です。
女中さんが掃除してきれいにできる程度なので、椅子を解体して座面の布を剥がし・・・、というような大がかりなことはしていないことは間違いありません。座面を剥がして布を洗浄する方法ならいくつか思いつきますが、そのようなことはしていない。
とてもふしぎです。