2013年10月21日

なぜ、スクレがボリビアの首都になったんだろう?


 最近、めっきり寒くなってきました。
 ところで、この気温は、ボリビア、スクレの気温と同じ感じがします。

 スクレは亜熱帯の緯度にあるにもかかわらず、標高が高く、年中、涼しい気候です。

 以前、コスタリカにいたとき、首都のサンホセよりも少し標高の高い町に住んでいる友人がいました。
 やはり、亜熱帯のコスタリカは、海岸地域はとても暑いのですが、標高1200mのサンホセは年中、快適な気温で、半袖で暮らせます。しかし、サンホセより200mほど標高の高い所にある町では、夜になると寒くなり、半袖では肌寒く感じられました。しかし、友達は、その寒さが好きで、標高の高いところに住んでいると言っていました。

 スクレもそんな感じの標高にあります。ネコ師にとっては、標高2800mのスクレは、高いし寒い。ところが、標高2000mまで降りるととても暑く感じます。ボリビアの緯度では2400m位が適当かと感じました。エアコンのない時代、生活に快適な標高を見つけることが重要だったように思います。

 スペインによる侵略の時代は、実はわずかな期間に過ぎません。その後に、植民の時代が始まります。母国スペインからたくさんの女性が新大陸に渡航しています。希少な女性たちに逃げられないために、男たちは快適な住まいの環境を準備する必要があったのではないでしょうか。

 日本では四季があるため、このようなことを書いても実感が湧かないかと思いますが、緯度の低い地域は一年中、同じような変化の少ない気候なので、居住する場所は、できるだけ快適な標高を選んできたようです。

 ボリビアを侵略したスペイン人が、標高4000mのポトシではなく、標高2800mのスクレに首都を置いたのは、母国スペインの体感気温に近かったからではないでしょうか。本当は、標高2500m位にしたかったけれど、ポトシ銀山からかなり遠くなります。やはり、交通の利便性を重視し、標高と気温を我慢した、というのが、スクレを首都とした理由ではないかと思います。

posted by ネコ師 at 01:51| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2012年09月22日

スクレ:コカの葉の販売


 今日は、ボリビアのコカの葉について書きたいと思います。
 
 ボリビアでは、コカの葉を噛むというのは一般的なこと。お茶にしても飲まれています。
 コカというと、麻薬の原料と捉えられるのが一般的ですが、、元々は薬用として伝統的に使われていた薬草(薬木)です。

 コカの葉からコカインを抽出できますが、抽出のためには大量の葉が必要となります。たぶん、数万から数十万枚の葉が必要でしょう。以前、香油としてヨーロッパで珍重されているペティグレンの抽出の写真を掲載しました。風呂桶一杯の葉(たぶん、1~10万枚以上の葉)から抽出できるエッセンシャル・オイルは100cc以下。コカの葉のコカイン含有量は、ペティグレンよりも遙かに低いようなので、抽出に必要な葉の量は天文学的な数になります。

 "ペティグレン"って何? とか、現地での抽出の様子を見たいという方は、ネコ師の別サイト「プランタス」の「精油 ( エッセンシャルオイル ) の抽出写真」で見ることができます。

 数枚のコカの葉で効果を感じる人もいれば、何も感じない人もいます。

 コカの葉に含まれるコカインは微量のため、依存性はほとんど無いと言われています。
 また、ポトシ銀山に炭鉱労働者としてかり出された農民たちは、コカの葉を噛んで飢えと眠気を防いだと言われています。現在でも、車を運転するときの眠気防止に効果を発揮しています。

 ところで、コカの木は、どこでも生えるわけではなく、特に、アンデスの高原では生育できません。ボリビアでもユンガスのような湿潤な低地で栽培されています。

 アンデスの農民たちは、自分たちは生産できないこのコカの葉を常用しています。いつころから、コカの葉を噛むのが習慣になったのか不思議に思ったネコ師は、集落の古老に尋ねてみました。古老はケチュア語しかできないので、スペイン語-ケチュア語の通訳を介して聞きました。

 すると、・・・・。「ずっと前から」、という答え。
ネコ師 「ずっと前とはいつの頃?」

 必死で質問するネコ師

古老 「自分のじいさまもコカの葉を噛んでいたよ」

 アンデスに住むボリビア人の寿命は長くないので、古老のじいさまといっても50年くらい前の話。
 結局、いつ頃から始まった習慣なのかは分かりません。

 下の写真は。スクレのメルカード・カンペシーノで撮影したものです。コカの葉を入れた大きな袋が軒を連ねています。

coca3.jpg


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2012年07月11日

世界遺産スクレのベストショット:踊る少女


 ボリビアのスクレから日本に戻って1年が経ちました。
 スクレで撮影した写真を見ていたら、アップしていない写真もたくさんあるのに気づきました。

 少しずつアップしていきたいと思います。
 今日は、スクレのカテドラルの前で撮影した少女の写真です。

 
Virgen_Canon249.jpg


 
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2011年06月02日

世界遺産スクレを後にします:ボリビアを安全に旅行するために


 今朝、2年間住んだスクレから旅立ちました。いろいろ思い出深い街でしたが、今は、日本に帰れるのでうれしいです。

 今日はラパスに滞在し、明日、ボリビアから離れ帰国します。

 ところで、小耳にはさんだ情報ですが、昨日、ラパスのユンガスというところで、日本人観光客が崖から転落して亡くなったそうです。心よりお悔やみ申し上げます。

 ユンガスは、ラパスから低地に降りる難所で、年間100人以上が転落死している危険な場所です。数年前、世界銀行の協力で新しい道ができたのですが、現地の旅行社がマウンテンバイクによるツアーを企画していて、亡くなった方は、危険な旧道をマウンテンバイクで駆け下りるツアーに参加して今回の事故に遭われたようです。

 ネコ師は行ったことがないし、それに匹敵する危険な道路をいくつも通っているので、そのようなツアーには決して参加しません。

 個人的に思うのですが、ネットにはたくさんの情報がありますし、地球の歩き方のような情報誌もあります。ただ、記事を投稿されている方は、海外旅行に全くの素人ではなく、安全についての研修を受けたり、言葉もでき、情報収集能力もあったりと、一般の観光客の方とは違うのではないかと思います。安全情報と言えば、スリや強盗被害のことが真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか。ところが、これだけではありません。

 ボリビア観光は、事故や事件に遭うリスクが他国よりも遙かに高いと思います。これについては、このブログで何度も書いています。

 ネットの観光記事には、安全についての記述はほとんどありません。バス代が安いとか、こちらの旅行社がしっかりしているとか、そんなレベルです。ボリビアの道路封鎖の怖さもどこにも書かれていません。強行突破しようとすれば殺されてしまいます。

 事故に遭わなかったのが、たまたま運がよかったのか、事故にあったのがたまたま運が悪かったのか。それは、国によって違います。でもボリビアの場合は、事故に遭わないのはたまたま運が良かったと思えるほど、事故が多発しています。

 今回の転落事故では、被害者の方は200mくらい転落されたようです。でも、ネコ師が仕事をしていた場所は、もし落ちれば500mも転落する場所で、道路の路肩は「どこが路肩」と思える状態で、最初通ったときは、生きた心地がしませんでした。道路沿いにたくさん建っている犠牲者のための祠(ほこら)の意味を実感しました。雨が降った後はとても危険で、道路が雨で浸食されるため、タイヤの幅がやっと確保できる程度の所もたくさんあります。しかし、それは道路表面の話で、道路の下側が侵食され空洞になっている可能性もあります。転落すれば奈落の底まで一直線。途中に遮るものは何もありません。「生きて日本に帰れるんだろうか」と、まじめに考えました。

 こんなことを書いても、日本にいてボリビア観光を計画されている方にはあまり実感がわかないかも知れません。そこで、日本との違いを少しまとめて書くことにします。

1.長距離バスは危険
 ボリビア国内の移動方法には長距離バスがあります。ラパス-スクレが13時間、サンタクルス-スクレが15時間くらいだったと思いますが、実際にはもっとかかります。その長距離バスの事故が頻発していて、一度に数十人の方が亡くなっています。ネコ師の周りのボリビア人にも、事故で両親を亡くしたという人がいました。ボリビアではバスの事故で身内を亡くするのは身近なことです。

2.ツアーも一部危険
 ボリビアには6,000m級の山がいくつかありますし、4,000m級の標高の土地は生活圏内です。6,000m級の山は、そもそも一般の観光客が簡単に登れるところではありません。6,000m級の山で、事故で亡くなった人の遺体を降ろす作業を手伝った人から聞いた話では、とにかく大変だったと言うことでした。その経費は誰が支払うのでしょう。
 危険を伴うアドベンチャー型のツアーは、もっと先進国でチャレンジした方が良いと思います。怪我をしても、満足な治療は受けられません。それでも治療が受けられれば良い方です。ネコ師が車の横転事故にあったときは、田舎なのに病院があったために治療を受けることができました。事故の翌日、首都まで移動することになったのですが、それに要する時間が車で6時間。あちこち打撲していて、むち打ちで首も動かせない状況で、この移動に耐えられるだろうかと心配になりました。別の事故の時は、事故現場から首都に戻るのに3時間。病院に着くまでとても長く感じました。肉体的ダメージだけでなく、精神的ダメージも大きく、回復に1年以上かかりました。

3.道路封鎖は危険
 ボリビアの道路封鎖は過激です。なにしろダイナマイトを平気で使います。ダイナマイトは、起爆剤を差し込んだ状態ではとても危険です。知識のない人たちが使えるものではありません。これがボリビアでは日常的に使われています。ちなみに、ダイナマイトは起爆剤がないと爆発しません。パイプ爆弾のように殺傷能力を高めた使い方をしていないのが救いです。密閉しない環境でダイナマイトを爆破させてもそれぼどの威力はありません。
 道路封鎖をしている人たちの中に炭鉱労働者のグループがいると特に過激になるようです。
 ダイナマイトの他に投石という手段も用いられます。バリケードを突破しようものなら、この投石の嵐に遭遇します。見境なく投石するので、石に当たれば大けがするか、下手すると死んでしまいます。

4.道路が危険
 日本の道路は、国の基準に基づいて設計されています。カーブを曲がるときの制限速度は、その速度で設計されているので、その速度で走行していればカーブを安全に曲がれることを示しています。ところが、ボリビアの道路はそのようになっていません。カーブの入り口と出口で曲率半径が大きく違っていて、進入時の速度では、カーブを曲がりきれないことも起こります。カーブをスムーズに曲がるために曲率半径を徐々に変更していく設計手法もありますが、そのようなレベルではなく、地形に合わせた道路造りになっています。このため、初めてその道路を通ったドライバーは、普通の道路と同じ感覚で運転して、カーブを曲がりきれず崖から転落するという事態も発生します。

 また、道路の維持管理が十分でないため、道路の路肩の崩壊による転落もよく起きます。

5.その他
 長距離バスの運転手が1人しかいない、運転手の飲酒、ドライバーがそもそも交通ルールを知らない、など他の要因もいくつもあります。

 くれぐれも、日本の基準で考えないように。
 事故や事件に遭遇しても、そんなことは頻発しているので、だれもまじめに対応してくれません。困ったときに助けてもらえると思ったら大間違いです。「自己責任で」という意味は、まさに文字通りで、「後始末まで、自己責任で」ということです。

 ボリビア最後の記事がこんな内容になるとは思いもしなかったのですが、今回の事故の話を聞いたので、書くことにしました。

 次回の記事は、日本で。

posted by ネコ師 at 15:31| Comment(2) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

世界遺産スクレのお土産(その1)


 2年間住んだ世界遺産の古都スクレとも明日でお別れ。うれしいような寂しいような。
 そこで、今日は、スクレのお土産をご紹介します。

 スクレのお土産といったら、なんと言っても「チョコレート」。このチョコレートをスクレ市内で売っているのは2社あるのですが、一方は繁盛しているのに、他方は閑古鳥が鳴いている状況です。

 試しに、閑古鳥の鳴いているお店に入って、チョコを食べてみました。それで納得。

 繁盛している店は、「Para Tí」という店で、スクレ市内に少なくとも3件の店を持っています。この他に、スクレ空港にも出店があります。昨年、新店舗が開店したので、結構、売れているようです。

 良くこんなに考えつくものだと思えるくらいたくさんの種類のチョコレートを置いています。ネコ師のお奨めは、コーヒー豆をチョコでコーディングしたもの。これは美味しいです。コーヒー豆が口の中に残りますが。

 ネコ師がスクレの飛行場で知人に買ったのが下の写真のチョコです。木製の箱に入って、表面にはプレインカの壁画をデザインした織物があしらわれた豪華なものです。値段は忘れました。中身は普通のチョコでしょうが。

スクレのお土産


 チョコはほとんど食べないのですが、「Para Tí」のチョコは確かに美味しいと思います。日本のチョコは、増量剤とチョコ風味の添加剤の味がするように感じますが、スクレのチョコはカカオの香りがします。まあ、気のせいかも知れませんが。

posted by ネコ師 at 17:43| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

いよいよ「スクレ」ともお別れ


 世界的にあまり知られていない「世界遺産の古都スクレ」をながらくご紹介してきましたが、管理人が日本に戻ることになりました。うれしいです!

 今回の赴任で、たぶん、25Kgはやせました。体重計がないので計れませんが、たぶん、現在の体重は53Kgくらいでしょう。

 皮膚をつまむと、"元に戻らない!"。 下痢による脱水症状です。でも、かなり回復しました。一ヶ月以上も続く激しい下痢は初めて体験しました。点滴を2回受けました。悲惨でした(過去記事をご覧下さい)。

 日本に帰国できて何がうれしいかというと、やはり「食べ物」。

 「料理師」であるネコ師でも、標高2,800mのスクレで長期滞在するのはつらいです。どんな日本食を作っても「美味しくない!」。ネコ師の料理は、(自画自賛ですが)美味しいと思います。ところが、標高が高いとうまくできません。全ての味が変わります。

 圧力釜を使いますが、全然だめです。味が全く違います。米は、餅米を入れてやっと何とか食べることができます。この味の違いに全く無頓着な日本人が結構います。うらやましいです。

 日本に帰ったら、まず食べたいのが「ラーメン」。お寿司は外国でも食べることができるのですが、「ラーメン」は外国にはほとんどない!

 グアムのラーメンは美味しいです。ホノルルのラーメンは、ほどほど、かな? 他の国のラーメンは、・・・、「ラーメン」と思わなければ、それなりです。管理人が行った当時の中国では、日本の「ラーメン」はなかったです。「本場○○」というわりには、中国には、「ラーメン」はない!

 ラオスに行った時、米粉でつくった麺のうまさに圧倒されました。鶏ガラスープにとてもマッチします。でも、これは、「ラーメン」ではありません。「ラーメン」の本場は、結局、日本なのではないかと思います。スクレでインスタントラーメンを調理する時、日本製や日本のメーカーのラーメンは全くだめです。圧力釜がないととても食べられたものではありません。

 ところが、こんな環境の中で、美味しいインスタントラーメンがあります。それは、韓国製のもの。

 この韓国製ラーメンの特徴は、ゆで時間が6分と長いこと。このゆで時間6分というのが、韓国製ラーメンの特徴のようです。美味しいです。

 
posted by ネコ師 at 18:46| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

最近のスクレの状況


 最近のスクレの状況を書きたいと思います。

 この4日間くらい、良い天気が続いています。天気がよいと気温も上がります。
 今年に入ってから雨が多く、どうしたんだ! と思うくらいだっったのですが、・・・。

 人間の感覚が当てにならないことを知りました。
 今年の雨は異常に多いと感じたので、昨年と比較してみました。

スクレ市の降水量比較2010-2011


 この比較データを見ると、今年がとりわけ降水量が多いとは言えないことが分かりました。でも、降雨パターンは明らかに後ろにスライドしている。降水量で見ると、昨年も結構降っています。

 しかし体感的にはかなり違います。今年はとにかく寒いです。雨が降ると気温が下がります。今、夏のはずなのに、どうしてこんなに寒いんだろう、と思います。

 スクレの町はいつものように平和です。ところが、ラパスは危険ということで、日本大使館から注意喚起が出ているようです。

 賃金値上げなどを要求したデモが多発しているようです。特に、炭鉱労働者のデモは少し過激で、直ぐにダイナマイトを使います。日本ならまずお目にかかることのないダイナマイトを持った人たちがデモをしているところが、他の国とは違います。

 日本のダイナマイトは爆破するのに起爆剤である雷管を差し込んで使いますが、ボリビアのダイナマイトは映画でよく見かける導火線に火を付けるタイプです。ダイナマイト本体がより不安定な素材なのではないかと思います。ちょっと怖いです。ちなみに、日本のダイナマイトは雷管がないと爆発しません。

 このダイナマイトが威力を発揮するのは密閉された場所でのこと。地面に置いただけで爆発させてもあまり威力はないようです。その場にいれば死にますが。

 ボリビアで道路封鎖やデモに出くわしたら、興味本位で近づいてはいけません。
 数ヶ月くらい前、珍しくテレビを見ていたら、ラパスのデモの様子が流れていました。デモ隊の投石が別の人の頭に当たり、その人は倒れて動かなくなりました。テレビでも見れるくらいの大きな石(猫の頭より大きい)を投げていました。その距離は5メートルくらいのものです。そんなの当たったら死んじゃうよ。

 ボリビアでは、ダイナマイトと花火を同じ感覚で扱っているように思います。集落の人を集めるのに花火を打ち上げるのですが、たまにダイナマイトを使います。最初は聞き間違いかと思ったのですが。

 ということで、ラパスは危険、スクレは安全。いつもの構図です。
 
 ウユニ塩湖は、雨がたくさん降っているので、湖面に水が溜まり、「鏡の塩湖」を見れる、という状態を通り越し、塩湖に入ることができません。当然、魚島に行くこともできません。
 (追記:4/13)念のために別の旅行社にも確認しました。塩湖の中には車の乗り入れは可能ですが、やはり魚島には上陸できないとのことです。この旅行社の話ではあと20日間は鏡の塩湖を見ることが可能だと言っていました。

 今年は雨季が遅れたため、鏡の塩湖は5月でも見ることができそうです。最初に聞いた現地の旅行社は8月でも見れると行っていましたが、いくらなんでもそれはない。二番目に聞いた旅行社の方が正しいように思います。要は誰も分からないと言うことです。

 科学的データに基づいて見た方が良いのですが。昨年と降雨パターンが似ているので、昨年と比較すると良いのですが、ウユニのデータが手に入らない!

 ウユニ塩湖には、気象観測所が2ヶ所設置されています。ところが、そのデータはネット上では公開されていません。他の観測所のデータはあるのに不思議です。ボリビアの気象データを入手するには、ボリビアの気象庁SENAMHIのHPを利用します。この前まで工事中だったのですが、やっと使えるようになりました。

 ところが、このSENAMHIのサイトは、Googleで検索してもたどり着けない不思議なサイト。このため、リンクを貼っておきます。

 このHPでは、ウユニ観測所でどんな観測をしているかのデータは公開しているのに、肝心の観測データは非公開です。

 笑ってしまうのは、ウユニ塩湖の気象予測をたくさんのサイトで公開していますが、その結果についてはどのサイトでも公開していないことです。実際にどのくらい雨が降ったのかさっぱり分かりません。予測と実績はペアだと思うのですが。予測だけを流すというのは、なんか違和感を覚えます。

posted by ネコ師 at 14:26| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

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