2014年04月15日

猫の口内炎治療


 セサールが口内炎になって1年あまり。いろいろな薬を試しているけれどなかなか良くならない。埼玉の家に戻ってきて、かかりつけの獣医さんに相談したら、最近の薬で効果が期待できるものがあるらしい。

 その薬は、犬用に開発されたもので、臨床は犬だけ。その獣医さんも臨床担当医だったので、効果があることはお墨付き。そんな訳で、セサール君にその薬を試すことにしました。ちなみに、この手の薬は、猫も犬も一緒なのだとか。

 セサールの口内炎は、1年間、ステロイドで抑えてきたのですが、治る分けではなく、対処療法という感じ。ステロイドは副作用があるので、今年から、ステロイド注射はやめて、ネットで見つけたプロポリス治療に切り替えました。

 そこの獣医さんは、セサールの口内炎の状態を診察することは一切なく、注射するだけなので不信感を募らせました。

 そんな時、猫たちは埼玉の家に戻ったので、かかりつけの獣医さんと相談して新しい薬を試して見ることにしました。この獣医さんは、とても無愛想なのですが、信頼できる方です。

 この新しい薬は、イチゴの遺伝子組み換えでつくったもので、味は悪くないようですが、セサールに飲ませるのは一苦労。二人がかりで猫をおさえ、ソフトカプセル内の薬を飲ませます。この措置をすると、セサールは数時間、家に戻ってきません(汗)。

 今のところ、薬は効いている感じです。エサも良く食べるし、口の周りを触ってもいやがりません(以前は、口の周りを触ると、痛いらしく、ファーファーと威嚇されました)。

 なんとか、このまま、口内炎が治まってくれるとうれしいのですが。


posted by ネコ師 at 03:44| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

ちょっと怖い話:地磁気が西に移動?


 昨年から異常気象が続いているように感じます。
 気象というものは、実は不安定で、何が「異常」なのかは、意見が分かれるところです。

 例えば、年間降水量は、年により大きく異なります。その30年間を平均して、「平年よりも・・・」ということ自体がナンセンスと感じます。

 下のグラフは、日本の年降水量偏差(mm)を表しています(1898-2013)。
 統計期間116年の間に日本の年降水量偏差が拡大していること、及び、偏差がグラフ下方に拡大している傾向を容易に読み取ることができます。
 
日本の年平均降水量偏差(mm)

注)算出方法
1. 上記各地点ごとに,年降水量の偏差(年降水量を基準期間の平均値を差し引いたもの)を求めます。ここで,基準期間とは1981~2010年です。
2. 51地点分平均した値を日本の年降水量偏差とします
出所:気象庁データより作成

 偏差の拡大とグラフ下方に偏差が拡大しているという統計データは、とても深刻な情報を私たちに知らせています。
 偏差の拡大は、豪雨と干ばつの程度が大きくなることを示しています。また、グラフ下方のみの偏差拡大は、将来、とてつもない干ばつが日本を襲うことを暗示しています。このような干ばつがもし発生すれば、稲作はほぼ壊滅状態。日本は、一気に食糧難に陥ります。そして、その食糧危機は数年続きます。それは種籾が確保できないからです。

 これが、気象庁の統計データを用いて誰でもが読み解ける情報です。
 日本は雨が多いと感じている人が多いと思います。しかし、日本の地形は急峻なため、降った雨は直ぐに海に流れ出てしまうという日本独特の地形的な特徴があります。外国の河川と比較すれば、日本の河川は「滝」のようだと表現されるほど短く、急峻です(関心のある方は「河状係数」とワードで調べてみて下さい)。

 この降雨を貯留し利用する施設がダムです。日本では、太古から干ばつに対処するため、ため池などの雨水貯留施設を造ってきました。ところが驚いたことに、日本では、新規のダムは建設できなくなりました。ダムが環境破壊の代名詞のように扱われマスコミから激しい攻撃を受けた結果です。環境破壊や住民移転問題などが発生するのが理由のようです。

 環境問題はもちろん重要でしょうが、既存のダムには異常気象による大渇水を乗り切るだけの能力はありません。水を使う生活、産業は大打撃を受けます。生活の水利用制限は"死なない程度に"なんとか我慢できるかも知れませんが、産業界への打撃の回復は難しいでしょう。水を使う多くの工場が閉鎖に追い込まれ、従業員はレイアウトとなるでしょう。日本の経済はガタガタになります。それは生態系にも影響を及ぼします。大干ばつの影響を受け、多くの生物が死滅するでしょう。その中で、レッドデータブックに登録されている生物が最も大きな被害を受けることになります。

 「環境問題」とは、人間活動の中で発生する問題を指します。たとえば、北極の氷山が消えること自体は環境問題ではなく自然現象ですが、その原因が人間活動に起因する温暖化であれば環境問題になります。環境問題は人間活動により生じるものであるが故に、環境問題はなくならないし、この問題の解決には、どのように折り合いを付けるかを模索することから始まるのでしょう。環境問題はすべて悪いという近視眼的な"高学歴の方で構成される"マスコミの論調は無責任で、国民をミスリードすることになります。

 ところで、飲み会の帰り、代行の運転手さんから面白い話を聴きました。
 「今年は、鳥たちがたむろしている場所がいつもより西に移動している。」

 例年だと「いつもこの場所にたむろしている鳥たちが、昨年来、その場所を変え、西に移動している」というものです。

 鳥は、地磁気を頼りに位置を確認し飛行しているので、地磁気に変動があったのではないかと思いました。

 地磁気に影響を与えているのは太陽の活動が最も大きいと思いますが、温暖化による地球の極部にあった氷の融解もその一因かも知れません。地軸が移動するポールシフトが数百メートルというわずかなレンジで進行しているのかも。

 日本にいると「四季」があるのが当たり前で、「えっ、四季のない国があるの?」みたいに思っている人も多いのではないでしょうか。実際には、明確な「四季」のある日本のような国の方が珍しいのではないでしょうか。

 例えば、南米パラグアイでは、午前は気温30度の真夏の気温なのに、午後には気温10度まで下がったりして、いきなり冬になります。北ヨーロッパの気候も似ているのではないでしょうか。「夏、そして、短い秋の後、冬が来る」のではなく、数日間の短すぎる秋の後に冬が来る。

 鳥の移動というわずかな現象の変化を捕らえることができるのは、四季を持つ日本ならではのことだと思います。この特徴を活かせれば、世界的見て優れた対応をする日本という評価を得られるのではないでしょうか。

 有事に際して、生きるため等必要不可欠な水を貯めておくという有史以来の基本を忘れてはなりません。


posted by ネコ師 at 01:55| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

天然着色料コチニールは「昆虫」から作ります

 
 天然着色料コチニールは、だれでも見たことがあると思います。
 赤いお酒カンパリやアセロラドリンクなどの赤色の飲み物によく使われています。

 天然着色料というと、植物由来と思いがちですが、天然着色料コチニールは動物由来です。それもグロテスクな昆虫の体液を使っています。体液といっても、一旦、虫を乾燥させたものです。

 この昆虫の名前はコチニールカイガラムシといいます。ウチワサボテンに寄生し、枯らしてしまう害虫です。写真は、エクアドルに行った時に撮影したものを別館の「南米植物写真集プランタス」にアップしているので、そちらをご覧下さい。

 ウチワサボテンといわれても見たことがない、という方も多いと思います。こんなサボテンです。

tuna1.jpg


 これにコチニールカイガラムシが寄生すると、白い粉を出して、自分の身を隠しているようです。

cochinilla1.jpg


cochinilla2.jpg


 このコチニールカイガラムシを潰すと下の写真のように、真っ赤な体液がでます。たっぷりと血を吸った蚊20匹を一度に潰した時のような感じで、大量の体液がでるのでちょっと驚きます。

 下の写真は、かわいそうなコチニールカイガラムシを潰した瞬間のものです。ネコ師の左手が写っています。

cochinilla3.jpg


 このコチニールカイガラムシは、ぜんぜん動きません。よく見れば少しだけ動いているのですが、一般的な虫のようにカサカサと逃げ回るという感じではなく、じっとしています。

 白い粉に覆われているため、どんな虫なのか分かり難いのですが、グロテスクな虫であることは確かです。

 天然着色料の正体が虫だったと騒いでいる人もいるようですが、・・・。見た感じは、とても生き物とは思えません。動かないし。

 この虫の体液が飲み物の着色料に使われていると知っても、抵抗感はありません。

 それよりも、この綺麗な赤色に目を奪われます。
 中世の絵画を見ると、真っ赤なマント(あるいは裏地だけ赤)を羽織った人物が描かれているものが数多くあります。あのマントの赤色の染色材として最高のものはコチニールカイガラムシの赤でした。ヨーロッパでは、南米産のコチニールカイガラムシが発見・輸入されるまで、アフリカ産のコチニールカイガラムシを染料として使っていたようですが、これは南米産に比べ量が少なく品質が劣っていました。南米産のコチニールカイガラムシはとても貴重品だったようです。

 コチニールの赤。人工染料が開発されて一時は全く注目されなくなったコチニールでしたが、近年、食物への天然由来着色料として注目が集まり、また、その赤色の深みのある鮮やかさが注目を集めています。

 さて、ウチワサボテンの寄生虫であるコチニールカイガラムシは、当然、ウチワサボテンと共生できません。コチニールカイガラムシを採取する目的の栽培するウチワサボテンの畑では、ウチワサボテンはコチニールカイガラムシのエサとして栽培しています。

 ところで、ウチワサボテンに美味しい果実がなることは、ほとんど知られていません。
 この果実が実る期間がとても短く、また、果皮が柔らかく傷みやすいため輸送が難しく、市場に出回ることはほとんどありません。また、果実には目に見えないくらいとても細く鋭い棘が生えていて、素手では、収穫することも食べることもできないという「幻の果実」です。この棘が刺さると痛いです。

 この「幻の果実」の写真は別館の「南米植物写真集プランタス」でどうぞ。
 独特の風味があり、美味しいです。食感や見た目はキウイフルーツです。味は全く違いますが。ボリビアのスクレ近郊では、Katanaという集落で栽培しています。

 上で、コチニールカイガラムシとウチワサボテンは共生できないと書いたように、フルーツを採る目的で栽培しているウチワサボテンにコチニールカイガラムシが寄生すると大きな被害となります。


posted by ネコ師 at 01:01| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2014年02月17日

心の雪を捨てる?


 日本全国雪景色で、普段あまり雪が降らない地域の人たちは大変だったようです。

 ツイッターで「心の雪を捨てる場所がない!」という書き込みを見て、「なんて素敵なフレーズなんだ⁉」と感動したのですが、・・・・・。 実は、「 雪かきしようと思ったけど、肝心の雪を捨てる場所がない! ・・・」というタイトルが、行が変わったため、「心の雪を捨てる場所がない!」と読めてしまったものでした。ととほ。

 でも、勘違いとはいえ素敵なフレーズです。たとえば、こんな使い方もできるのでは、と思い、書いてみました。

 「心のマイクロチップを捨てる場所がない!」・・・中央情報局(CIA)または国家安全保障局(NSA)のエージェントを急派します。ドアは施錠し、窓から離れた場所で待機して下さい。あなたが「G」の標的だった場合は、我々の保護ミッションは失敗するでしょう。

 「心の鉄やアルミを捨てる場所がない!」 ・・・捨ててはいけない。リサイクルに出しましょう。今、高値で取引されています。

 「心の使い捨てカイロを捨てる場所がない!」・・・振ればまだまだ暖まります。

 「心のリモコンを捨てる場所がない!」・・・今度はラジコンにしましょう。

 「心のサツマ揚げを捨てる場所がない!」・・・生ゴミお断り

 「心の太陽系を捨てる場所がない!」・・・銀河があるさ

 「心の銀河を捨てる場所がない!」・・・ブラックホールはいかがでしょうか。

 「心のクオーツを捨てる場所がない!」・・・おいおい、そこら辺に捨ててよ。そんな小さなもの。

 「心の原発を捨てる場所がない!」・・・最初は中間処分場へお持ち下さい。その後、最終処分場に搬出予定です。マニフェストをご確認下さい。

 「心の重みを捨てる場所がない!」・・・「俺の胸に飛び込んでこい!」

「心の割れたガラスを捨てる場所がない!」・・・「手を切らないように注意しましょう!」

 「心の鉗子を捨てる場所がない!」・・・(医師)ごめん。心臓手術で置き忘れた・・その鉗子。

 「心の座敷童を捨てる場所がない!」・・・それは捨ててはいけません。祟ります。

 「心のダメージを捨てる場所がない!」・・・心の「ダメージ」を「イメージ」に変換しましょう。

 「心のAKB48を捨てる場所がない!」・・・メンバーが賞味期限内であれば、派生グループで引き取りが可能です。

 「心のオリンピックを捨てる場所がない!」・・・4年待ちましょう。

 「心の麻生久美子を捨てる場所がない!」・・・そのまま大切に保有しておきましょう。

 「心の安倍晋三首相を捨てる場所がない!」・・・とても難しい問題です。まず、党費を払いましょう。

 「心の心霊を捨てる場所がない!」・・・つのだじろう氏に相談しましょう。

 「心のアリナミンを捨てる場所がない!」・・・アリナミンA、アリナミンEXなど様々ございますので、お試しくださいまし。ファイト!でございます。

 「心の谷山浩子を捨てる場所がない!」・・・猫の森には帰れないのです。それを知っていて聴いてしまったのですから、捨てるのは無理です。後戻りできません。

 「心のマタタビを捨てる場所がない!」・・・おまえは猫か!

 「心のスティックのりを捨てる場所がない!」・・・使い切ってから捨てましょう。

 「心のノートブックを捨てる場所がない!」・・・次からはExcel・ブックにしましょう。

 「心のこたつを捨てる場所がない!」・・・暖かいからね~。まだまだ使えるよ。そのこたつ。

 「心のドーパミンとアドレナリンを捨てる場所がない!」・・・こいつ! 怖い!

 「心の残滓を捨てる場所がない!」・・・ちょっと素敵な言葉かな? なんか、テレビCMの便秘薬を思い浮かべると、「すっきり、どっさり」・・トイレでしょう。

 「心のプリンターを捨てる場所がない!」・・・最近のプリンターは使い捨て(修理費が購入費を上回る)なのですが、捨てるのが大変。ヘッドが固まらないように注意して、時々使うなど、メンテナンスが大切です。

 「心に刺さった棘を捨てる場所がない!」・・・棘のような非金属の物質はレントゲンでの確認は難しく、捨てる場所の問題ではなく、棘の位置を特定し、それを抜く方法を見つけることが専決です。棘の捨て場については、注射針回収装置のように特許出願されているものがあります。お悩みの際は、担当弁護士にご相談下さい。

 「心の言葉を捨てる場所がない!」・・・「ん~ん。いいフレーズだ」 ブログを始めることをお奨めします。

 「心の言葉を捨てる場所がない!」・・・爆裂符に書いて、ドド~ン
 
 「心の草笛の音を捨てる場所がない!」・・・確か、千葉に「草ぶえの丘」というところがあったような。捨てるにはひったり野場所かと。 

 「心のマリアを捨てる場所がない!」・・・マグダラのマリアと『聖杯伝説』からサングレ・レアル(王家の血脈)を探求し、止めどもなく、また、後戻りできない道に足を踏み入れているうちに、そんなことは忘れてしまいます。

 「心の***を」とは、大切に思っていたものが「***」に入ります。それを捨てる! しかも、単に捨てるのではなく、大切に思っていたからこそ、その捨て場に困っている。

 この複雑な心の動きを短いフレーズで表現していて、面白いと感じました。

 短時間にこれだけ書けた! 集中すれば、結構書けるものだ。


posted by ネコ師 at 00:34| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2013年12月10日

日本の原風景:ススキを愛でる


 どこにでも生えているススキ。
 でも、日本の風景にとても良く似合う植物だと感じます。

 お月見にはやはりススキが必需品です。
 月夜に揺らめくススキも綺麗ですが、秋晴れの日に、そよ風に揺らめくススキも趣があり好きです。

susuki001.jpg

 
posted by ネコ師 at 23:51| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2013年06月02日

二つの太陽


 太陽はひとつ・月もひとつ。地球もひとつ。
 そんなの当たり前。

 でも、なぜ、それを当たり前と思い込んでいるのかと考えるのが結構好きです。
 月はなぜ二つないのか。もし、二つあれば、いろいろなことが変わっていたんだろうなぁと思います。

 太陽が二つあれば、夜がない世界になっていたのかも。

Dos_Sol.jpg


 この写真は、以前海に行ったときに撮影したものですが、この時は、太陽が二つ出ていました(笑)。
 たぶん、窓ガラスに反射しているため、そのように見えるのですが、超新星が爆発すると、このような光景を見ることができるかも知れません。

 小学生の頃、宇宙冒険小説にはまっていて、この手の小説をたくさん読みました。その後の宇宙開発・研究はめざましく、今から見れば、当時の間違った科学的知識がたくさん盛り込まれていたと思います。それでも、当時、小学生のネコ師にとっては、宇宙はあこがれの的でした。

 日本人宇宙飛行士が何人も宇宙に行く時代になりました。
 漫画の「宇宙兄弟」は、日々人が月に行ったのが2026年3月8日なので、約10年後の近未来を描いているようです。 

 大人になって変わったのは、宇宙の中での孤独を実感できるようになったこと。陸酔いする体質やアレルギー、酸素不足に対するパニック症候群など、子供の頃には分からなかった自分の性質が大人になって分かり、宇宙どころか、地上で生きるのも危ういかも、と思えるようになりました。

 今から3年ばかり前の2010年8月5日、チリのコピアポ近郊のサンホセ鉱山で、発生した坑道の崩落事故は衝撃的でした。事故発生から69日ぶりの全員救出され、「奇跡の救出劇」は成功裏に終わったという報道を覚えている方も多いと思います。

 坑道のような閉塞空間はとても入れない。たぶんパニックになり呼吸困難に陥ってしまう。若い頃はなんともなかったのに。だから、トンネルやパイプラインの中には入らないようにしています。

 サンホセ鉱山で坑道内に閉じ込められた鉱夫の方々は、精神面で本当に大変だったと思います。ネットで見ると、坑道内の作業機のバッテリーから充電して照明はある程度確保できたようですが、完全に闇の中に2ヶ月間も閉じ込められたのなら発狂する人が出たかもしれません。

 宇宙における閉塞感は、これに似ているように思います。一度事故が起きれば、逃げ場もなく助けも来ない。宇宙船という狭い空間の中に閉じ込められ、周りは漆黒の闇。

 ネコ師にはとても耐えられそうにありません。

posted by ネコ師 at 22:42| Comment(3) | その他 | 更新情報をチェックする

2013年05月18日

引っ越し業者を選定する


 今回の引っ越しでは、業者の選定にあたり見積もりを採ることにしました。

 この過程でいろいろ面白いことが分かったので書くことにします。

 まず、ネットで数社一括見積もりできるサイトがあります。ネットで調べれば直ぐ見つかるのでリンクは貼りません。

 そのサイトで、荷物の種類と数量を細かく設定し、登録している引っ越し業者数社にチェックを入れ、送信。

 すると、まもなく、ある引っ越し会社から電話がかかってきた。おいおい、夜の11時だよ。

 翌日から、電話がたくさんかかってきた。荷物を見ないと正しい見積もりができない、ということで、4社が見に来ました。

 この時期に引っ越しする人はあまりいないと思うので、引っ越し業者の競争が激しいようです。

 いきなり結論。サカイ引越センターにしました。その決定までの経緯が面白い。

 まず、真夜中にもかかわらず、平気で電話をかけてきたのがこの引っ越し屋さんでした。部屋の荷物の量を見たいと言うことで、翌日の昼ならOKですというと、「それでは翌日の正午に担当者が伺います」との返事。実際は、10分前に到着。

 次の日の朝にはたくさんの電話がかかってきて閉口。会議中にもかかってきて困りました。このため、どの業者か分からないけど(メモできる状態じゃないので)、翌日の正午に来てもらうことに。

 この日の昼に対応できたのは、サカイ引越センターだけ。担当の人は感じの良い方で、話していて楽しかった。米を1Kgもらってしまった。サービスを聞くと驚くほど充実している。

 話が乗ってきたところで、ネコ師:「他の業者さんにも見積もりをお願いしています。」
 すると、担当者の態度が微妙に変わった。これまでの立て板に水のごとくのルーティーントークからネゴシエーターに変身。いろいろ説明するけれど、肝心の価格は言わない。

 なんでも、ネコ師が転勤する地域はあまり実績がないので、どうしてもこの仕事をとりたいらしい。価格は、他社の見積もりが出た時点で提示します、ときた。むむむ、これはめんどくさいことになりそうな予感。

 翌日、3社が来て、見積もり価格が出そろった。その中で一番安かったのがM社の53,500円。これはかなり安い。ネットでの見積もりでは80,000円台だったので、このM社にしようかと思ったけれど、サカイの担当者の人と約束していたので、一応連絡することにしました。でも、これより低い金額を提示することはないでしょう。

 電話すると、「やはり、一番安い業者をご希望ですか」と聞かれ、「安くなくても、見積もり最低額近くのところにお願いします」と応えました。一旦、電話を切り、折り返し電話が来て、その提示額は48,300円。「えっ!」と驚いた。これは、ダントツに安い。さらに、サービスが他社と全然違う。

 段ボール箱を大小10各個持ってきてくれました。無料です。
 ハンガーにかかっている服は、そのままでOK。当日、ハンガーボックスに入れて運ぶそうです。
 布団は、布団入れを持ってきてくれるそうです(布団袋がないので、お願いしました)。
 引越荷物を搬出後、10分間のサービスタイムがあり、2名の作業員に何でもお願いできるのだそうです。
 引越保険は免責がなく、全て保障の対象。
 引越の通路・壁は覆って、傷つけないようにする。

 安く引っ越しする方法は他にあるのを知っていますが、自分でやるのがめんどくさい。
 やはり、引越専門業者にお願いするのが一番です。

 ボリビアでホテル暮らしをしていて、日本に帰国するとき、引越が大変だったことを思い出しました。
 食器や小物の処理、処分に時間がかかりました。手荷物が超過すると荷物1個2万円なり。このため、ほとんどの荷物を現地で処分することになります。衣類はほとんど着の身着のままの帰国でした。

 今回は、荷物を増やさないように気を付けていたのですが、やはり増えてしまった。
 一番困るのがゴミの日。家庭ゴミの日が週に2回。他にプラスチックゴミが週に1回、資源ゴミも週に1回。これが荷造りのタイミングと合わない。ゴミも引っ越すことになりそう。

 今回、合計で8社に見積もりを依頼して分かったことは、ネットで依頼すると割引してくれると言うこと、ネットだけの見積もりだと定額見積もりになり、業者間の差がほとんどないこと、直接、部屋を見てもらうと、格段に安い見積額が提示されること、サカイの社内教育は、たぶん、他社を圧倒しているということ、です。

 こんな感じで、ただいま引越中。しばらく更新はお休みします。
 
posted by ネコ師 at 03:00| Comment(1) | その他 | 更新情報をチェックする

▲ このページのTOPへ戻る

MIX洋猫と世界遺産ランキングに参加しています。
このバナーは「セサールの酔猫バナー」という名前です。
この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
猫カテゴリーからご覧下さい。

にほんブムグ村洋猫へのリンク


Copyright Ⓒ Nekoshi, 2007-2017 All Rights Reserved.