2014年09月03日

デング熱は怖いよ


 デング熱の発生が話題になっています。
 ネコ師の知り合いがデング熱になったことがあるので、その時のことを書きたいと思います。

 マスコミの報道が子供だましのように感じます。受け売り情報をただ流しているだけ。この病気の本当の怖さが報道されていない。

 かなり前の話になりますが、ネコ師がインドに出張したときのこと。
 現地でアテンドしてくれた日本人がいました。

 仕事が終わり、日本に帰国してからお礼のメールを書いたのですが、しばらくしてから、デング熱にかかりひどい目に遭ったという返信が届きました。

 どうやら、ネコ師たちをアテンドしてインドの地方に行ったときに蚊に刺されたのが原因なのだそうです。幸い、一緒に出張した人たちは無事でしたが、現地に住んでいる彼だけが罹ったようです。

 この病気の恐ろしいところは、とても急激な発熱があることです。
 彼は、熱っぽいと感じ、病院に行こうとしたらしいのですが、あっという間に熱が急上昇し意識不明に陥ったそうです。幸い、近くにいた人が救急車を呼んでくれたので事なきを得たとメールに書いてありました。

 当時、デング熱の知識が全くなかったので、熱が上がったら一刻も早く病院に行かなければ危険な病気だとということを学習しました。一人暮らしの人などはそのまま死んでしまうかも知れません。熱が急激に上がるため、その時には何もできないのだそうです。歩くことも、電話することも。

 代々木公園ルートの感染だけでなく、各地に飛び火することが心配です。厚生労働省は、素人集団なので、この病気をかなり軽視しているように思います。蚊の活動範囲が狭いため、簡単に押さえ込めると錯覚しているようです。そもそも、代々木公園が1次発生地かどうかも分からないのに、危機感のない対応をしているように感じます。。

 一人暮らしの人は特に気を付けましょう。特に、若い女性は病院に行くのを躊躇しがちです。一旦、熱が上がってしまうと自分ではもはや何もできません。死者第一号にならないように、熱があるときは、早めに知り合いに連絡しておき、万が一に備えましょう。

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2012年11月29日

外国と日本のトイレの違い


 インドネシアに初めて行くことになった時のこと。
 左手は"不浄の手"だから、失礼にならないように! というレクチャーを受けました。

 インドネシアでは、用を足した後、紙でお尻を拭くのではなく、トイレに備えられている手桶で水を汲み、その水でお尻を洗う。その時の手が左手だから不浄の手。左手で握手したりしてはいけない・・、というものでした。

 最初に、この話を聞いた時は半信半疑。そんなことってあるの? という感じだったのですが、実際にインドネシアに行ってみて、本当だと実感。

 ところが、このような習慣は、エジプトでも同じでした。共通点は、イスラム?

 外国人が日本に来て驚くのが、ウォシュレット。アメリカ人が買って帰った、という番組を何度か見ましたが、実は、モスレム国家が販売に当たってのターゲットのように思いました。

 ラテンアメリカでは、お尻を洗うという習慣はないと思います。ラ米のいろいろな国に行きましたが、一度も見たことがない。中国も同様。やはり、イスラムの習慣と言えるのかも。

 外国では水洗トイレが当たり前。くみ取り式は、ウズベキスタンの田舎で見ただけ。

 ところが、ここで日本の水洗トイレを想像するのは間違い。外国のトイレの多くは、個別の浄化槽を持ち? 、下水にはつながっていない。日本のような微生物によって浄化する浄化槽ではなく、ただの素堀のトイレ。その排水先には、だれも関心を示さない。地下水が汚れてもお構いなし。

 フランスのバリに行って感じるのは、トイレ文化の欠如。排泄はそこら辺でする、という国らしい。早朝のパリは、排泄物の臭いでウンザリ。とても先進国とは思えない文化レベルの低さに驚き。水を流して洗浄したり、掃除の(アフリカ系)人が、路上の固形物を集めている。過去の遺産文化は高レベル、住んでいる人間は低レベル、これがパリ。

 ベルサイユ宮殿にトイレがなかったというのは有名な話。普通の人は、トイレで用を足さないのが、フランスの紳士淑女のたしなみ?

 日本のような上質の水に溶けるトイレットペーパーではなく、包帯に使えるような固い紙質の紙が使われています。このため、この紙をトイレに流すと詰まるので、トイレで紙を便器に流すのは御法度。専用のボックスに入れます。当然、トイレに入るとかなりの臭いが漂うようになります。

 トイレットペーパーが備えられていることは稀で、置いてあるとしたら新聞紙。確かに、こんなものをトイレに流したら、詰まってしまうのは間違いない。

 トイレとシャワーが同じ場所ということも多く、トイレはいつもびしょびしょ。水を吸い取る足場マットもないから、そのまま廊下に。

 外国人が日本のトイレに入って驚くのは、飲み屋さんの男子用トイレの便器に氷があること。これが、その理由の説明を含め、彼らの帰国後の話のネタになるらしく、何度か聞きました。

 
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2012年05月17日

旅行記事について


 このブログは、猫と世界遺産のブログですが、訪問客がそれほど多くはないので、海外旅行の部分を
 
http://4travel.jp/traveler/catmaster/

4travel.jp
旅行のクチコミサイト フォートラベルでも紹介しています。

そこの訪問者数が18,000人になりましたと連絡がありました。そのサイトからこのサイトへの訪問者も増えていて、零細ブログとしてはうれしいことです(笑)。

この旅行サイトの面白いところは、訪問した国が色つきで表示されること。実際には、もっとたくさんの国を訪問しているので、その記事を書いて、色つきの地図にしたいというブロガーの投稿意欲をそそります。


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2012年03月27日

ホテルから優遇される客


 Google検索で「ホテルから優遇される客」というワードの検索があったので、これについて書きたいと思います。

 通常、ホテルの宿泊は、1泊から長くても3泊程度ではないでしょうか。
 ネコ師は、ボリビアのスクレのホテルに2年間滞在したので、ホテルのいろんなところが見えてきました。

 ホテルの客は、様々です。通常は、客の側からホテルを評価しますが、長期滞在していると、ホテルの目線で「客を評価」することができます。

 客の目線とホテルの目線は違うので、この違いむむ知っておくと、海外旅行した時に何かと役に立ちます。

【思い違い】 

1.まず、日本人が思い違いをしているのが「チップ」です。多くあげたからといって喜んでいるわけではありません。ホテルの従業員はプライドがあり、多くのチップをもらっても、「この客はお金持ち」と思うだけで、金額によって感謝の程度が変わると思ったら大間違い。
 チップは、頼んだ仕事の難易度により支払いましょう。むやみに支払うのは、現地の相場を壊すし、百害あって一利なしです。

2.めんどくさいことを頼む客ほど優遇される。
 映画を見ていると、主人公がとてもめんどくさいことをホテルの従業員に頼むシーンがあります。もちろん、それなりのチップを支払いますが、上で書いたようにチップの額は問題ではない。めんどくさいことを頼むというところが、映画の主人公です。
 ホテルに長期滞在しているとよく分かるのですが、従業員にとって「客」は、ただの「物」のようです。その「物」がめんどくさい注文をつけると、はじめて「人」として認識してくれるようです。
 めんどくさいことの難易度が高ければ高いほど、ホテルの従業員は一所懸命に働きます。これをチップと関連づけるのが一般客の思考ですが、実際には違います。これは、ホテルのオーナーの意向だから、従業員は従っているのです。これを勘違いしている人がたくさんいます。
 つまり、客からのめんどうな注文を受けた時に、「従業員」としてそれをいかに解決したかが、かれらの労働意欲につながっています。

 このことを理解したら、「客」はどうすればよいかは直ぐに分かりますよね。

 そうなんです。ホテルのオーナー(または、総支配人)の前で、従業員がいかによく働いたかをほめれば良いのです。ほめるのにお金はかかりません。

 ほめられた従業員は、とても良くしてくれます。そして、いろいろな情報を持ってきます。
 「誰と誰が浮気をしていて、子供が何人いる。○○の息子は刑務所に入っていて、刑務所の中で殺人未遂を犯した」、等。別に聞きたいわけでもないのに、話を聞くうちに、ホテルの従業員の裏社会が分かったりします。

3.ホテルの責任者が一番
 ホテルの経営者や総支配人と仲良くなると、従業員の態度は変わります。ホテルの従業員は「客」を見ているのではなく「経営者や総支配人」を見ています。その意味で、「客」を見ているのは「経営者や総支配人」だけです。

 ネコ師は、ホテルのオーナーとお友達になり、いろいろ便宜を図ってもらいました。
 当然、ホテル全体で優遇されます。部屋の風呂を改修する時は、空いている部屋をどこでも使ってよい許可をもらいました。冷蔵庫の飲み物を飲んでも請求されたことがない。洗濯も請求されたことがない。これは、さすがに不味いので、支払いましたが。

4.ツアー客は大切
 ホテルにとってドル箱はツアー客の存在です。格安ツアーだからと思う必要は全くありません。ホテルにとっては、空き部屋を確実に埋めることができる大切なお客様です。しかも、1泊程度でいなくなる上客です。

 さて、普通の観光客は、1、2泊しかホテルに滞在しません。そこで、優遇される秘訣をまとめます。

① 優遇されたいと思ったら、「めんどくさい」ことをお願いします。これを断るホテルに対しては怒りましょう(笑)。実は、「客」の怒りが彼らの最も怖いところです。「めんどくさい」ことを頼む客は、確実に優遇されます。

② ホテルの受付嬢(おばさん?)と仲良くなりましょう。ホテルは、受付嬢が采配を振るっています。受付嬢の指示があれば従業員は何でもします。

③ 従業員のプライドを刺激しよう(チップではなく)
 何度も書きますが、チップの額は関係ありません。客が満足したことを従業員に正確に伝えることこそ大切なことです。

 以上、ホテルに長期滞在した経験から書きましたが、ホテルの裏事情はとても面白いです。


posted by ネコ師 at 04:12| Comment(0) | 海外旅行を楽しむ | 更新情報をチェックする

2012年03月11日

空港のセキュリティ・チェックで何を聞かれるか


 空港のセキュリティ・チェックが強化され、旅行者にとってはウンザリです。
 一言にセキュリティ・チェックといっても、いろいろあるので、ネコ師の経験をお話しします。

1.航空会社によるセキュリティ・チェック(出国時)


 空港のチェックイン・カウンターに並ぶ時に受ける飛行機に預ける荷物のチェックです。航空会社の職員(または会社から雇われた警備員)が質問します。質問する内容は決まっています。
・これはあなたの荷物ですが
・誰か、他の人から預かった荷物はありませんか
・荷物のパッキングは自分でしましたか
・パッキングしたのはいつですか

 ここでのチェックは、第三者を使った密輸を防止するためのもののようです。
 この他に、海外持ち出しを禁止している項目が入る場合もあります。

2.インターポールによるチェック


 ボリビアでこのチェックを受けることがたまにあります。
 出国審査の手続きの最後にチェックしています。個室に連れて行かれ、靴を脱げとか、旅行目的とか滞在期間とか聞かれる場合があります。
 麻薬関係を中心に調べているようです。
 靴のかかとの部分を踏みつぶして履いていると、靴底に何か隠しているために靴をまともに履けないと見なされ、個室に呼ばれることになります(笑)。

3.出国手続きのときの手荷物のセキュリティ・チェック


 これは、アメリカが一番うるさい。レントゲンで荷物を検査し、旅行者は検査ゲートを通って持っている金属の有無を調べられます。
 アメリカでは、パソコンは手荷物の中から取りだし、手に持って検査の所まで行きます。
 靴を脱ぎ、ベルトを外し、靴もパソコンもベルトコンベアに流し、人間は手ぶらでゲートを通ります。
 パソコンを手荷物の中に入れたままにしておくと怒られます。そして、そのパソコンは別の検査を受けることになります。
 胸のポケットに入れたタバコの銀紙が反応したこともあります。

4,飛行機に登場するときのセキュリティ・チェック


 これまで、多くのチェックを受けてきたのに、まだやるのか、というのが、飛行機に乗り込む直前のパスポートと手荷物検査です。アメリカン・エアライン(AA)が良くやります。
 でも、この検査はかなり定式的です。出発までの待合室でテロリストたちが荷物の受け渡しを行い、それを機内に持ち込むのを防ぐためのもののようです。

 セキュリティ・チェックにはセキュリティ情報に基づくランクがあるらしく、厳しい時期とそうでもない時期があります。
 機内持ち込みの手荷物のチェックは厳しいのが一般的で、空港内のお土産屋で買った金属製の本のしおりもペーパーナイフになるということで没収されてしまいます。最近は、液体も厳しく、機内で飲もうと思って買ったアルコールも没収されることに。

 空港内の免税店で購入したアルコール類は、飛行機に搭乗する直前の飛行機のドアのところで手渡されます。これなら機内で飲めます(笑)。

posted by ネコ師 at 18:40| Comment(0) | 海外旅行を楽しむ | 更新情報をチェックする

2011年06月19日

ボリビアからの帰国の飛行機で


 ボリビアから帰国する時、スクレから日本までは、ラパス-リマ(ペルー)-ニューアーク(米国)-成田、というルートでした。google mapを下に貼っておきます。位置関係が分かりやすいと思います。


大きな地図で見る

 普段は通路側に座るのですが、今回は窓際の席だったので、想い出に機外の景色を撮影しました。アンデスの風景をご覧下さい。平坦に見える所でも標高は4,000mです。町並みは、ラパスのエル・アルトという飛行場のある町です。遠くに見える山は6,000m以上です。下の方にある写真の湖がチチカカ湖です。

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 リマからはビジネスクラスに乗ることができました。この座席はほぼ180度倒れるので、長旅には助かります。

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 ところで、ネコ師の隣に、美女が! この人は女優ではないかと思います。オーラが出ています(笑)。ブルース・ウィリスのような男と一緒でした。雰囲気が普通の人と全く違いました。

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 座席に着くなり、化粧道具を取りだしてローションを塗ったり、身支度をしたり、めまぐるしく動いていたと思ったら、あっという間に寝てしまいました(笑)。機内は乾燥するので。

 
posted by ネコ師 at 15:35| Comment(0) | 海外旅行を楽しむ | 更新情報をチェックする

2011年04月22日

イースターを楽しむ 誰が?


 そういえば今はイースターなんだと改めて実感。なぜかというと、いろいろありまして。

 ブエノスアイレスの町は閑散としています。目立つのは浮浪者ばかり。タクシーの運ちゃんに聞いたら、イースターで皆、ブエノスアイレスから外に出ているので交通量も格段に少ないのだそうです。

 イースター中に旅行すると困るのがレストラン。皆、閉店です。今日は、日本食レストランに昼飯を食べに出かけたら3軒しまっていました。4軒目でやっとご飯にありつけたという状態でした。それでも日本食レストランは開いている方で、夜は平常通りのようです。

 ボリビアやパラグアイの感覚でアルゼンチンに来て困ったのがドルの換金。
 空港で換金しなかったのでホテルでやろうと思ったのですがダメ。

 翌日、銀行に行ったら、口座のある人だけと断られました。換金所に行ったらパスポートがないと換金できないと言われ、結局換金できず。

 自動引き出し機で何とか100ドル相当のペソを引き出せたのですが、再度やろうとしても受け付けない。

 結局、100ドル相当のペソでタクシーに乗ったりご飯を食べたりすることになりました。これは心許ない。最初に行った日本食レストランは、ドルもカードも受け付けないので、なけなしのペソで支払いました。

 空港で換金しなかったのが失敗の原因でした。

 ブエノスアイレスは、昨日、今日とぐずついた天気で、ぱっとしません。晴れたらゆっくり町を歩きたいのですが。
posted by ネコ師 at 19:46| Comment(0) | 海外旅行を楽しむ | 更新情報をチェックする

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