2014年05月06日

連休も残りわずか


 ゴールデンウィークの連休も残りわずかになりました。
 車でお出かけの方にとっての心配は「道路の渋滞」。

 最近は、以前のように渋滞は起きていないように思います。
 道路渋滞を避ける秘訣は、混む時間帯を避けて運転すること。

 でも、旅行日程の都合上、そんな時間配分をすることは難しい。
 それならば、公共交通機関の利用。ところが、家族で長距離を移動する場合、電車料金や航空料金は車に比べてかなりの割高になります。

 普段、ほとんど使っていない車を、この時にこそ使いたいと思っている人も多いはず。
 そのために、高い維持費を支払っているのだから。

 現在は、ナビの普及により、道路地図が不要と思えるほど便利になりました。
 ナビが、混んでいる道路を表示してくれます。

 ナビに映し出される地図の中で、混んでいない白地の道路は無数にあります。しかし、自分にとって役立つ道路は限られている。

 そんな時は、「農免道路」を選びましょう。
 農免道路とは、農林水産省の補助金により「農林漁業用揮発油税財源身替農道事業」によって造られた道路です。国土交通省が造成する一般道路とは異なり、農業車両の通行に配慮した道路になっています。基本的に国土交通省の道路設計要領に基づいた設計になっており、一般車両の通行に全く支障はありません。

 この「農免道路」は、地域住民としては必須の路線にもかかわらず、国土交通省が造らなかった道路を農林水産省の補助金で造ったといういわく付きの道路ですが、それ故、とても便利な部分を通っています。

 ぜひ、探してみて下さい。


タグ:渋滞
posted by ネコ師 at 20:02| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

【閲覧奨励】無残にバラバラにされる遺体を皆で観賞


 今日、デパートに行ったら、マグロの解体ショーをやっていました。
 面白かったので報告します。

 まるまると太った立派な本マグロが、首を切断され、さらし首にされます。
 次に、五臓六腑を抜かれ、背骨に沿って解体されていきます。

 死亡してから直ぐに冷蔵保存された遺体は、死後硬直が解け、弾力を帯びています。
 遺体解体人は、遺体から出る油で切れ味が鈍る包丁を研ぎながら解体を続けます。

 そして、遺体の塊を赤み、中トロ、大トロという肉片に切り分け、発泡スチロールのトレーに手際よく入れていきます。

 マグロの死肉に群がる買い物客たちは、サクの部分は高価なので、中落ちの部分がパック詰めされるのを固唾をのんで見守っています。

マグロの解体


マグロの解体


マグロの解体


 私たちが食べている動物の肉のことを「死肉」と表現する方法があることを初めて知ったときは、ショックでした。
 でも、この表現は、生命について改めて考えされてくれる言葉だと感じています。

 特に、魚については、それが生きていたときのことを考えることは、まずありません。しかし、「魚の死肉」と聞いた瞬間に、それが生きていたときのことを連想してしまいます。

 食べるとは、他の生き物の命をいただいているのだ、ということを聴いたことがあります。その言葉自体は宗教じみていて、反発こそあれ実感が湧かなかったのですが、「死肉」という言葉を覚えてから、何となく、その意味が分かるような気がします。

 話は変わって。

 日本食がブームになる以前は、外国ではマグロのトロの部分は捨てられていました。肉食中心の人種は肉の脂身を食べないようです。

 鯨を大量虐殺したアメリカの捕鯨船団は、鯨油が目的だったので、肉は捨てていました。フカヒレをとるためにチョウザメを殺戮しているように。
 
 日本では、鯨から得られるあらゆる部位を余すことなく使うというのが当たり前になっています。
 鯨を食べたいとは思わないのですが、鯨の各部位を余すことなく使ってきたという文化が形成されているからこそ、鯨を捕らないということは、日本国内の多くの伝統的生産部門に影響するのだと思います。

 一時期、英語を国語にしようという文化人集団がいました。
 今なら、総スカンの発言ですが、外国に追いつくためには世界共通語である英語を国語にすべきだ、という論陣でした。

 もっともらしいことを言う文化人の主張が正しかったのかどうかは、時間が解決します。しかし、一度失った「伝統文化」は復活しません。やり直しというオプションはないのです。だからこそ、世論を形成しようとする動きに敏感になる必要があります。

 過去の文化を否定しようとする偽装文化人には要注意です。かれらを意図的に出演させているテレビ局などマスコミにも要注意です。

【世論操作を目論むマスコミの見分け方】

 ・ 聞いたことのない大学の准教授を「専門家」としてそのコメントを発信しているマスコミ
 ・ 日本人の有能な学者や技術者を攻撃して、国内で研究の場を無くするように誘導するマスコミ 
 ・ 視聴者の「ねたみ」を巧みに煽り、番組を構成するマスコミ
 ・ 仮想敵国、天災、疫病など人々の不安を煽り、意図する結論に導こうとするマスコミ

 これって、報道姿勢を見ると直ぐに分かることばかりです。


posted by ネコ師 at 05:00| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年05月04日

「テルマエ・ロマエ2」を観てきました


 5月1日に映画「テルマエ・ロマエ2」を観てきました。
 毎月1日は安く観ることができるらしく、1100円でした。かなり得した気分です。

 「テルマエ・ロマエ」の1作目はビデオで観たので、2作目は映画館で観ようと決めていました。こんな楽しい映画は滅多にない。

 必要なところにお金をかけているという感じの映画で、セットがすごい。やはり、CGとは違う。

 ブルガリアに大規模なセットを作ったようですが、なぜ、ブルガリアなのかよく分かりません。土地が安いからかも。

 映画は、期待通りのできばえ。楽しめました。

 濃い顔の日本人俳優と“平たい顔族”の日本人俳優がいるんだぁ、と改めて思いました。
 映画館の中の観客は、“平たい顔族”だけでした。
 

posted by ネコ師 at 01:01| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年04月19日

理化学研究所の一般公開に行ってきました


 今日は、理化学研究所の年一回の一般公開に行ってきました。
 STAP細胞と小保方さんで話題の理研ですが、そちらは神戸の理研。ネコ師が行ったのは和光市の理研です。ここが本部らしい。

 今日の一般公開の来場者は1万人越えだそうです。例年は5千人程度だそうで、2倍の人出でした。「STAP細胞+小保方」効果という旬の話題満載の理研には、子供達からお年寄りまでたくさんの人たちであふれていました。

 急遽、STAP細胞論文に関するコーナーが設けられ、ちょっと不思議な雰囲気の場所でした。

Riken(2014)002.JPG


Riken(2014)003.JPG


 なんと、理研グッズというものを売っていました。しかし、・・・。
 これを買う人がいるのだろうか。

ボールペン 270円 (何の変哲もないボールペン)
ラボノート 945円 (実験ノートらしいが、高すぎ)
手ぬぐい 567円 (手ぬぐいでこの値段ではちょっと手が出ない)
携帯クリーナー 351円 (スマホには携帯クリーナーを付けるストラップ穴がないので、使えない)
白衣  5,465円 (白衣って結構高いけれど、普段使わないよなぁ)

Riken(2014)001.jpg


 理研には外国人がたくさんいました。
Riken(2014)004.JPG


 
Riken(2014)005.JPG


Riken(2014)008.JPG


 理研はとても広く、気持ちの良いところで、訪問者は、土曜日の一日を広い敷地の中で、それぞれ楽しんでいました。訪問者の半数は、展示に関心がなく、芝生でくつろいでいました。

 ちょうどハナミズキが満開でした。
Riken(2014)006.JPG


Riken(2014)009.JPG


 年に一度で、一日だけの一般公開ですが、かなり大規模な公開だと感じました。そもそも研究分野自体がとてつもなく広い。
 理研への国からの補助金等は847億円(平成24年度)。すごい金額です。

 理研は文科省所管ですが、経産省所管の産総研(つくば市)も似たような研究をしているように感じました。


posted by ネコ師 at 22:35| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年04月05日

免許証の住所変更に行って来ました


 今日は免許証の住所変更に行ってきました。警察署は自転車で20分近くかかるところにあり、結構遠い。

 住所変更などしないで放って置いても良さそうですが、運転免許証は、身分証明書の代わりにも使われるので、住所が違っていると何かと不便が生じます。

 外国では、その国の国民は政府発行の身分証明書を持っています。良く見せてもらいましたが、昔の写真が載っていて楽しめました。
 
 日本では、このような証明書はありません。不思議な国です。

 住所変更は住民票を見せるだけでOK。10分くらいで手続き終了。
 帰りは、古本屋に寄って何冊か仕入れてきました。

posted by ネコ師 at 00:00| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年03月18日

外国で地震にあうと本当に怖い


 日本は地震国。地震があるのが当たり前。
 ところで、日本人は、外国には地震が無いような錯覚に陥りがちなのではないでしょうか。

 ネコ師も、外国には地震が無いような錯覚に陥っていました。
 実際、地震を体験したことのない国の住人もいます。

 パラグアイでは、ほとんど地震が無いようです。
 しかし、ボリビアやエクアドルでは稀にあり、とても怖い思いをします。

 それは、例えばボリビアの建物はアドベという土をこねて日干しにしたブロックを積み重ねて建物を造っているからです。もちろん、鉄筋などの補強材は入っていません。

 では、鉄筋コンクリートの建物は安全かというと、さにあらず。主筋はとても細く、SD13程度。帯筋もありません。そもそも地震を想定した構造にはなっていないのです。

 世界遺産の古都スクレは、このようなアドベ造りの建物がたくさんあります。でも、スクレの住民は、あまり地震の心配はしていないようです。それは、およそ500年前のスペイン植民時代に造られた建物が幾多の地震を耐えて現存しているからです。

 彼らは、そう考えています。しかし、これはちょっと違います。世界遺産になっている古都スクレの中でも、植民時代に造られた建物がそのまま残っているのは、わずかに教会だけです。その古い教会でさえ、修復を重ねています。

 日本人は、地震が起きても慌てふためくことはありません。しかし、あまり地震が起きない国と人たちはとても驚くらしく、おろおろしています。でも、建物が崩壊するとは考えていないようです。やはり、地震に対する知識が不足しています。

 日本人から見れば、割り箸のような鉄筋しか入っていない建物など地震で崩壊するということがよくわかっています。おろおろしているボリビア人を尻目に直ぐに建物の外に出ます。

 スペイン植民とそれ以降、中南米ではあまり地震が起きていないと信じている人がいます。しかし、ボリビアでもエクアドルでも町が壊滅するほどの震災を受けています。特に、エクアドルの教会の歴史を見るとすさまじいと思えるほど、幾たびも震災で崩壊しています。

 コスタリカにいた時、地震がよくありました。とても怖い思いをしました。
 当時、アメリカ大陸の北から南に向かって順に巨大地震が襲ってきていたからです。

 メキシコシティやマナグアという国の首都を襲った地震は多くの死傷者と甚大な被害をもたらしました。ニカラグアの首都マナグアはほとんど壊滅状態でした。

 次はコスタリカと言われていました。

【中南米の地震】(1965年~1999年)
1965年 5月3日 エルサルバドルで地震 - M 6.3、死者125人
1970年5月31日 ペルー北部、アンカシュ地震 - M 7.7、ユンガイなどで死者6万7,000人。プレート内の正断層型地震。
1972年12月23日 ニカラグア、マナグア地震 - M 6.2、死者5,000人。
1973年1月30日 メキシコで地震 - M 7.4(Ms 7.5)、死者60人。
1974年10月3日 ペルー沖で地震 - Mw 8.1、死者78人。
1976年2月4日 グアテマラ地震 - Mw 7.5、死者2万3,000人。
1979年12月12日 エクアドルで地震 - Ms 7.7(M 7.9)、死者600人。
1985年3月3日 チリで地震 - Ms 7.8(M 7.6)、死者179人。
1985年9月19日 メキシコ地震 - Mw 8.0(M 8.1)、メキシコシティを中心に5,900人以上が死亡。
1986年10月10日 エルサルバドル、サンサルバドル地震 - M 5.4(Ms 5.5)、死者1,000人。
1987年3月6日 エクアドル・コロンビアで地震 - M 6.9(Ms 7.0)、死者5,000人。
1991年4月22日 コスタリカで地震 - Mw 7.6(M 7.7)、死者76人、津波あり。
1992年9月2日 ニカラグアで地震 - Mw 7.6(M 7.2)、地震・津波で死者約170人。
1994年1月17日 ノースリッジ地震(ロサンゼルス地震) - Mw 6.7(M 6.8)、死者60人(都市型地震災害の典型)。
1994年6月6日 コロンビアで地震 - Mw 6.8(M 6.6)、死者800人。
1994年6月8日 ボリビア深発地震 - Mw 8.2、死者10人。2013年にオホーツク海深発地震が起きるまでは世界最大級の深発地震だった。
1995年7月30日 チリ、アントファガスタ州で地震 - Mw 8.0、死者3人。
1995年10月9日 メキシコで地震 - Mw 8.0、死者49人。
1999年1月25日 コロンビアで地震 - Mw 6.1(ML 6.2)、死者1,000人。

 
posted by ネコ師 at 01:25| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2014年03月16日

旅先で書いた記事の濃淡


 以前書いた記事を読み返してみると、内容にかなりの濃淡があります。特に、カンクーン編とアルゼンチン編、ウルグアイ編は、脱力したような記事になっています。

 これは、その時の旅行が観光目的ではなく、論文執筆が主目的だったからです。特に、アルゼンチンとウルグアイへの旅行は、大学院最終年度で、論文執筆資格審査に提出するかどうかを決める正念場でした。

 アルゼンチンでは、食事以外、ホテルから一歩も出ずに論文を書き続けました。
 今、思い返すと、この時に集中して執筆できたおかげで学位が取れたのですから、旅行の目的は達成されたと言えます。でも、述べ7年に及ぶ社会人大学院生活の中で最も苦しかった時期でもあります。

 学位取得を半ばあきらめかけていた自分を奮起させるための旅行でした。
 ホテルのネット環境が悪かったりして、いろいろな苦労もありましたが、有意義な旅行になったと思います。一生の中で、論文を書くためだけに旅行するというのも、想い出になるのではないかと思いました。実際、旅行中の2週刊で、論文の約8割を書きました。しかし、その後に大変な作業が残っています。チェック・検証作業です。論文中で用いる写真、図表、表記、引用の適否などたくさんあり、執筆時間と同じ時間を費やすことになります。

 今話題に上っている理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーの博士論文疑惑の報道を見ていると、なんて低レベルなことが問題になっているのかと感じます。他人の文章を引用しながら、引用を明示しないのは「盗用」と見なされるのは常識で、弁解の余地は全くありません。写真を間違えたなどあり得ません。小保方さんの博士論文認定をめぐって、いつものようにワンパターンの報道が始まりました。

 管理人が言いたいのは、「盗用」がどうのこうのというレベルではなく、日本の有能な若手研究者を守らなければならないということです。特定のマスコミが訴訟が得意な国とかパクリが得意な国と同じ主張をしている場合、気を付けなければなりません。日本の有能な若手研究者を潰して得をするのは一部の外国企業か、又は彼らからディベートをもらった日本人だけです。世論操作の裏側ではお金が動いているのではないでしょうか。東芝の技術漏洩のような国益に反する事件をすぐにうやむやにしようとするのはどのマスコミか。直ぐにわかります。国税庁には、是非、マスコミ関係者の特別査察を実施して頂きたいと思います。

 ところで、論文ではなく、書籍として発表したものに対しては、他者の研究であろうとお構いなく、引用も記載せずに、あたかも自分の研究のように発表しているという実態があります。特に、歴史関係の書籍が顕著です。歴史は、研究の積み重ねで次第に明らかになった部分が多く、いちいちその研究論文を引用し本文中に明示していたのでは、読者の負担になるという出版社の方針なのでしょう。

 しかし、厳密に言うと、このような行為は、ルール違反ですし、著作権法にも触れる行為です。
 
 この点、ノンフィクションとして出版している外国人の書籍は、引用をしっかり書いています。たとえば、ベストセラーとなったグラハム・ハンコックの「神々の指紋」という書籍は、たくさんの先行研究を用いて独自の理論を構築しようとするため、数多くの引用を明記しています。フィクションとして出版するのか、ノンフィクションとして出版するのかで、引用の書き方とその掲載量が変わってくるのでしょう。

  
posted by ネコ師 at 04:24| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

▲ このページのTOPへ戻る

MIX洋猫と世界遺産ランキングに参加しています。
このバナーは「セサールの酔猫バナー」という名前です。
この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
猫カテゴリーからご覧下さい。

にほんブムグ村洋猫へのリンク


Copyright Ⓒ Nekoshi, 2007-2017 All Rights Reserved.
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。