2008年05月27日

世界遺産 オランダ領キュラソー島と杉原千畝


昨日の記事で、キュラソーの話がでましたので、今日はキュラソーについて書きます。

キュラソー島(クラサオ島、Curaçao)は、オランダ領アンティルの中心的な島。ベネズエラの北約60kmに位置し、面積は448km²。コスタリカの首都サン・ホセからはKLMオランダ航空が運行していた(今は知らない)。

キュラソーの位置図


主都はウィレムスタッド。ベネズエラからわずか60Kmしか離れていないところに、オランダ領のアルバ島、ボネール島、キュラソー島という3つの島(ABC諸島呼ばれている)が並んでいる。ちょっと信じられない。

ちなみに佐渡島と本土との最短距離約34km、面積は855km²だから、キュラソーは距離が2倍、面積が半分といったイメージ。そこが遠く離れたオランダの領土となっている。佐渡島がイギリスの領土だったらと想像してみてください。ベネズエラの国民にとってはあまり気分の良いものではないでしょう。

首都ウィレムスタッドの町並みは1997年ユネスコの世界遺産に登録されている。

この街並みは本当に美しい。言葉で説明するよりも写真を見た方がは早いので、Wikipediaからお借りした写真を貼ります(私の写真は後日アップします。別宅にあるので) → 探したけど、アップできる写真はあまりないなぁ。それでも、何とかオリジナル写真を下の方でアップしました。


港沿いに立ち並ぶ家々の壁はカラフルな色で塗られ、しかも、それが景色に調和している。おとぎの国のような、絵本から抜き出したような美しさだ。

オランダには行ったことがないけれど、オランダもきっとこんな感じかな、と思った。

町の中は落ち着いた雰囲気で良く整備されていて、散策していても楽しい。お土産やさんには木靴が置いてあったりして、「ああ、ここはオランダなんだ」と感じさせてくれる。

町は大きな運河(入り江)をはさんで、二つのブロックに別れている。

二つのブロックの間は、浮き橋を渡って行き来することができる。この運河は大きな船が出入りするため、船が通過する時間になると、タグボートが浮き橋の一端を引っ張って、船が通れるように開ける。これがまた長閑でいい。浮き橋は、戦争の時に工兵隊が軍事車輌を渡すために造るようなフロートをたくさん並べ、その上に板を敷いたタイプ。

海岸は、それほどきれいではない。私が行った浜辺は人工的に造ったものだった。トップレスのビーチで、目のやり場に困った。(トップレスといえば、スペインのマラガの浜辺はすごかったぁ るんるん

よい浜辺はホテルのプライベートビーチになっている。宿泊客じゃないとビーチに入れない。

浜辺の美しさならアルパ島が良い、と聞いたが、キュラソーからさらに乗り換えなければならず、行けなかった。

ここら辺までは、世界中どこへでも行くさすがの日本人も足を伸ばすことはないようで、日本人とはひとりも出会わなかった。

最初、浜辺のホテルに予約したが、エアコンが壊れたので宿泊できないと言われ、ホテルからタクシー代を10ドルもらって町の中のホテルに変えた。

最初のホテルは町からかなり離れているので、町の中を散策できる市内のホテルに替わって、結果的には正解だったと思った。

困ったことは、旅行した時期が悪かったこと。イースターの真っ最中だったため、市内のレストランはすべて閉店。ホテルの料理も、食材が入荷しないので、惨憺たるものだったこと。

でも、私は食べることにはあまり関心がないので、それほど気にはならなかったけど。


下の写真から、町の美しさの一部でも分かって欲しい。さすがは世界遺産。

港沿いのオランダ風な街並み


港のパノラマ


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まず、キュラソーといえば、このパンフレットが頭に浮かぶ。ホテルにあったものを持ち帰り、アルバムに貼ってあったものをスキャンした。

キュラソーのパンフレット


次は、浮き橋の写真。

この橋を渡り、対岸のブロックに行って戻ろうとしたら、船の通行する時間にちょうどあたった。この浮き橋をタグボートが引っ張って船が通れるようにする。

夕暮れに、橋が元に戻るのを待つのも楽しかった。

キュラソーの浮き橋


最後に、港の町並みを彩るカラフルな色彩の建物の前でのショット。
港の通のカラフルな建物の前で

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この旅行で一番印象深かったのは、次のこと。

コスタリカへの帰りの飛行機の中で信じられないことが起こった。なんと、KLMのスチュワーデスが制服を脱いで、全員レオタードのバニーガール姿になって出てきたのだ。

ウサギのしっぽと耳を付けて。ついでにうさぎの歯まで付けるという念の入りよう。狭い機内はお色気むんむんで、大変な騒ぎだった。座席の脇の狭い通路をウサギのしっぽを付けた網タイツのお尻が通っていくシーンを想像して頂ければ分かります。

KLMではこの時期、このイベントをやるらしいが、これにはびっくりした(うれしかった るんるん いまでもオランダ娘とちょっとおばさんのスチュワーデス(これは死語か?)の網タイツが目に焼き付いている)。お陰で、とても思い出深い旅行になった。このイベントに出会った人は他にいるのかな?  JALでも是非やってほしい。(なんか、この部分だけ力が入っているなぁ たらーっ(汗)

キュラソーとユダヤ人に「命のビザ」を発給した杉原千畝とは関係がある。

命のビザは日本通過ビザで、目的地は、「オランダ領キュラソー」だった。

杉原千畝のことは、以下のサイトで詳しく解説しています。岩手大学の教授のサイトで、非常によくまとめられています。さすがですね。勉強になりました。
http://structure.cande.iwate-u.ac.jp/miyamoto/sugihara.htm

明日は、Seesaaブログがメンテナンスのため終日使えないのでお休みします。


posted by ネコ師 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | カリブの島編 | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

カリブ海のサン・アンドレス島


 昨日の記事でサン・アンドレス島へ旅行に行った話をしましたので、今日はサン・アンドレス島のお話です。

 サン・アンドレス島は、カリブ海に浮かぶコロンビア領の島。といっても、南米コロンビア本国からは遠く離れていて、中米ニカラグアの東側に位置しています。


Source: Google Map

 非常に小さく平坦な島で、面積は約26K㎡というから、5Km四方しかない。
 島の移動は徒歩。空港からホテルまでも徒歩です。

 小さな島のため、飲料水は島の外から運んでくるそうです。外からと行っても、一番近い陸地はニカラグアなので、たぶんニカラグアから運んでくるのでしょう。どこの水かは知りませんが、ホテルの水は少し塩辛かった。

 海はきれい、の一言。カリブに来た! という気分を満喫できる場所です。まさに、夢に描いたカリブ海がここにあるという感じです。

tumblr_npgqy0ANak1st1w80o1_570.jpg

Source: Tumblr riggu

 ちなみに、コスタリカは太平洋とカリブ海に面しているけれど、カリブ海側の海岸は良い浜辺がありません。行くとちょっとがっかりします。太平洋側の方がきれいな浜辺がたくさんあり、リゾート気分を味わえます。

 サン・アンドレスは、やはり海がきれいだ。遠浅の海岸、白い砂浜はまさに思い描いたカリブの浜辺という感じ。思い描いたような浜辺って結構探すのが大変だけど、それがここにある、っ感じかな。

 小さなボートで10分くらい離れた島まで行って、そこで泳ぎました。

 小島では椰子の実のジュース、フルーツジュースやアイスクリームの売り子がたくさんいる。面白いのは、棒状のアイスクリームを買うと、売り子がアイスの入っていた袋をその場で回収していくこと。理由を尋ねると、ゴミの回収が販売許可の条件になっているそうです。

 トイレも面白い。小さな小島(周囲500m位だったと思う)のため、水がない。トイレは、トイレ番の人がいて、汚物を流す水をくれる。多分お金を払ったと思うけど、よく覚えていない。さすがに、日本式のボットントイレはなく、(いちおう)水洗ということ。

 サン・アンドレス島の町は見るべきものは何もなく、飛行場とホテルだけの島といった感じ。

 自分で撮った写真が見つからないので、You Tubeを探していたら、上で書いた雰囲気(私の記憶)と同じ風景のサン・アンドレスのスライドショーが見つかったので、これでイメージしてください。上で書いた「小島」は32秒後に映ります。

 ビデオを探したけど、皆、素人ビデオで、ちょっと鑑賞に堪えないものばかり。下のものはスライドショーで、きれいに仕上がっています。

(素人の画面の揺れるビデオはちょっと敬遠)
大きな音が出ますのでご注意ください。音は消した方が良いかも。

source: YouTube "Vacaciones Isla San Andrés"

 じっと見ていると、行ったときのことをだんだん思い出してくるから不思議です。

 何か、淡々と書いてしまったけど、・・・・・・。何となく、島自体は印象が薄かったのかなぁ。海しか覚えていない。

 個人的には、サン・アンドレス島のずっと南、南米大陸の少し北にある、オランダ領のクラサオ(キュラソー)の方が好きです。

 でも、海は、やはりサン・アンドレス。あぁ、カリブだ! と思います。


posted by ネコ師 at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | カリブの島編 | 更新情報をチェックする

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