2010年06月03日

アルハンブラ宮殿の想い出

 数年前、家族でスペインに旅行しました。
 今日は、その回想録。

 いきなりですが。旅行の記録を留めておくのは、何かと後で役に立つものですが、結構めんどくさい。スペインに旅行したときに、子供たちに小さなノートを渡し、日記を付けるように言いました。ところが、・・・、あきれたことに、二人の息子たちは、そろいもそろって、そのノートを紛失してしまいました。残っていれば彼らにとって良い想い出になったと思うのですが。

 さて、大人バージョンです。旅行ブログを書くのでもなければ、いちいち旅行記のようなものは誰も書きません。でも、そんなめんどくさいことをしなくても後で役に立つ方法をお教えします。それは、・・・、出納簿を付けることです。毎日、何にお金を使ったかを記録しておくことで、記憶が驚くほど蘇ります。ぜひ、お試しください。

 というわけで、今日は、スペイン旅行の時の会計簿を見ながら、アルハンブラ宮殿に行ったときのことを書きたいと思います。

 スペイン旅行は、イタリア観光の後に行きました。ローマからマドリッドに飛び、マドリッドのアトーチャ駅からすぐにスペインの新幹線AVEでセビージャに。AVEはTVも付いて快適ですが、値段も高い! 会計簿を見ると46ユーロと書いてあります。大人二人、子供二人分です。

 セビージャの街はわかりにくく、迷子になりながらもホテルを適当に見つけて宿泊。物価が高いので閉口。Buzoという海産物レストランの食事代が182ユーロだったようです。

 セビージャが気に入ったので、結局3泊し、地中海側のマラガへ。

 マラガでは、トレモリーという完全ヌーデストの浜辺で・・・目のやり場に困りながら堪能しました。やはり、海は良いです。それにしても、老若男女を問わず、なぜスッポンポンの女性がたくさんいるのか理解できませんが。

マラガには2泊し、いよいよ今日の記事の本命、グラナダにバスで向かいます。

 グラナダは、本ブログでも、・・・、そのうち出てきますが、コロンブスが新大陸を発券した1492年に、現スペイン国内に残っていた最後のイスラム国家であるグラナダ王国が陥落します。その国王がいたのがアルハンブラ宮殿です。

 クラシックギターを弾いたことがあるなら、弾いてみたい曲、「アルハンブラの想い出」。なんとなく、そのメロディーに惹かれながら宮殿を訪ねました。

 宮殿自体は、すばらしいものだと思いますが、なにしろ基礎知識なしで訪問したので、何が何やらさっぱり分かりません。せっかく、スペイン屈指の世界遺産であるアルハンブラ宮殿に行ったのに、ほとんど記憶がありません。タイルのモザイクがきれいだったことくらいしか。

 実は、この反省から、「やたらと詳しい世界遺産スクレの観光案内」を書いている次第です(汗)。

 「世界遺産○○に行きました! 近くのアイスクリーム屋さんのバニラがお勧めです!」的な旅行記のコメントでは、少し寂しいかなぁと思います。

 アルハンブラ宮殿に行ったときのネコ師は、まさにそんな感じでした。何の下調べもせずに有名だから行ったというだけで、結局、何も印象に残っていないという状況です。

 印象に残っていることと言えば、チケット売り場が遠かったこと、入場の時間制限があったこと、宮殿からホテルまで歩いて帰ったのですが、道に迷ったこと、途中で子供たちにペットボトルを投げつけられ、うちの子供たちが反撃していたこと、・・くらいです。ちなみに、アルハンブラ宮殿の入場料は、4人で28ユーロでした。相当高いです。

 1泊したホテルの記憶も全くありません。「アルハンブラの想い出」は、実は、ほとんど無い、という想い出でした。

 昨年、知り合いがここに行ったとき、入場時間の制限があり、また、チケット売り場と宮殿の入り口が離れているので、時間を取られ、観光バスの時間がぎりぎりだったとこぼしていました。

 ヨーロッパのお城を訪ねて思うのは、荒涼としているという印象がすることです。たぶん、城主がいたころは、壁にはタペストリが飾られ、床には絨毯が敷かれ、もっと暖かな感じだったと思うのですが、全て、石や煉瓦、漆喰で造られた建物は、寒々しい感じがします。

 今日は、こんなところで。

【追記です】
 スペインは治安が悪く、電車はとても危険です。スリが横行しているので、電車に乗るときは、最大限の防御態勢で乗ってください。相手は複数なので、この点をご注意を。・・・とは、上記の知り合いのコメントです。電車に乗るたびに、ズボンのポケットに手を入れられたとか。



posted by ネコ師 at 12:46| Comment(0) | スペイン編 | 更新情報をチェックする

▲ このページのTOPへ戻る

MIX洋猫と世界遺産ランキングに参加しています。
このバナーは「セサールの酔猫バナー」という名前です。
この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
猫カテゴリーからご覧下さい。

にほんブムグ村洋猫へのリンク


Copyright Ⓒ Nekoshi, 2007-2017 All Rights Reserved.