2014年04月12日

ボリビアの穀物保管方法


 以前、「どうでも良いことにこだわってみる:大黒様はなぜ米俵2俵に乗っているのか」という記事を書きました。

 その記事では、「米俵」は日本的な梱包材であること、インドでは米俵を見たことがない、ということを書きました。

 Googleで調べても、保存方法の画像が見つからない!

 ふと、思ったのですが、ボリビアでは、穀物は、どのように保管しているのか。
 当然、Google画像検索でも見つからない。  そこで、現地で撮影した画像をアップすることにしました。米俵が世界中にあると思っている人がたくさんいると思います。でも、米俵って、他国では見たことがない。

 
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 高地ボリビアでは、冬季の家畜の飼料は樹木の上に保存します。穀物は、上の写真のようなカマス状の容器に保存します。


2014年03月21日

どうでも良いことにこだわってみる:大黒様はなぜ米俵2俵に乗っているのか


 大黒様はなぜ米俵2俵に乗っているのでしょうか。

 Yahooの知恵袋などにこのような質問があり、質問者はある回答で満足しているようですが、ネコ師が理解しているものとは大きく異なるので、書くことにしました。

 ネコ師の理解では、昔の日本人が食べる米の量は、1人あたり年間130kgであった。米俵1俵は60kgです。これが2俵で120kg。不足分の10kgは袋に入れて担いでする。これで、年を越せます。こんなことを以前、聞いた記憶があります。

 日本では一期作のため、秋に米の収穫を済ませると、それで一年間食いつなぐ必要があります。
 130kgの米を確保でき、無事に年を越せるということを示しているのだと思います。

 そもそも、米俵は外国では見たことがないので、日本の習慣を表現したものでしょう。
 大黒天がインド由来だからといってインドと関連づけるのは間違っていると思います。
 
 さて、ここで、こだわってみましょう。
 大黒天が乗っている米俵に入っている米は、籾(もみ)か、玄米か、それとも、白米か。

 この答えは、籾米です。長期保存する場合、籾米の状態で保存します。白米では貯蔵できません。

 それでは、籾米と玄米と白米という加工工程で、歩留まりはどのくらいか。
 この数値は、計算方法でいろいろあるようですが、以前、ネコ師が農林水産省の(当時の)食糧庁に電話で確認したところ、条件によって違うけれども、ザックリ言って、それぞれの過程で2割ずつ減っていくという回答だったと記憶しています。0.8 x 0.8 = 0.64。 つまり、籾米60kgを脱穀、精米すると38.4kgの白米しか得られないということになります。
 
 では、昔の日本人一人あたりの米消費量130kgというのは、籾米でしょうか、玄米でしょうか、または、白米でしょうか。ちなみに、現在は、これが60kg台になっています。答えは書きません。

 これが、米を話題にする際のマジックです。報道を読む場合は気を付けましょう。

 上述した大黒様の乗っている米俵の中には籾米が入っていると思います。
 すると、・・・・・(笑)。

 だから、マジックなのです。「米」と一口に言っても、どの状態を示しているのかで、その量は全く異なると言うことです。しかし、異常気象になると、これが笑ってはいられないことになります。

 さらに、突っ込みを入れると、・・・。一人あたり130kgなら、夫婦で年間260kgの米を消費します。昔のように子だくさん、大家族なら、さらに多くの米の備蓄がないと年を越せません。

 米俵一俵に座っている大黒様の像では、こけてしまうので2俵にしたというのが真相でしょう。
 大家族を想定した20俵の米俵に乗る大黒様というバージョンがあっても良さそうですが見たことがありません。

 

一人暮らしにご飯一合の炊飯は多すぎる:どうする?


 一人暮らしをしていた時、ご飯を炊くのが一仕事でした。「そんなの、炊飯機で炊くだけじゃん」と思う方が多いと思います。しかし、普通、一合は食べない。すると、ご飯が残ってしまいます。それをそのまま保温すると水分が抜けてパサパサなご飯になります。炊きたてをラップに包んで冷凍するという方もいると思います。しかし、食味が低下します。そんな不味いご飯なら食べない方がいい。こんな風に思ってしまいます。

 食味に関しては、人それぞれで、普段は他人の食味を気にすることはありません。でも、アメリカのハンバーグと日本のハンバーグの味が同じいう人とか、冷めた焼き魚や味噌汁を平気で出す料理店とか、のびた麺類を平気で食べる人とか、ネコ師には理解できません。

2013年12月11日

テレビショッピングは「個人の感想です」とテロップを流せば全て許される?


 地上波のテレビはおもしろくないので、CSをよく見るのですが、そこで気になるのがコマーシャル。
 ダイエットのサプリメントと自動車保険と大手テレビショッピング会社のCMで埋め尽くされている。

 日本に帰ってきた頃は、CMがとても新鮮に見えて、楽しかったのですが、何度も何度も同じCMが流れるのは食傷もの。

 そんなCMのなかでもダイエットサプリは、見ていてかなりやばそうと感じていました。案の定、「寝ている間に勝手にダイエット!?」とのうたい文句で宣伝していた「夜スリムトマ美ちゃん」が「合理的な根拠がない」として、消費者庁は景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出しました。

 この手のCMは、利用者らしき人が効果があったと話す画面の隅に必ず「個人の感想です」というテロップを流す。それを表示することで免罪符が得られると思っているようだ・・・と感じていました。

 しかし、消費者庁による再発防止措置命令が出されたことで、公共電波を使ったこの手の商法が法律違反の恐れがあることが大衆に示されました。

 会社は「真摯(しんし)に受け止め改善に努める」としているようですが、何をどのように改善するのかよく分かりません。皆さんを欺して申し訳ありません。次回はもっと、うまい公告を考えます、ということなのか、そんな指摘はおかしい、効果があることは科学的データに基づいたものであるので、断固、消費者庁に抗議する、ということなのか。たぶん、前者かなぁと思います。

 CMに潜むあやしいものとして、臭いと音があります。どちらもテレビでは分かりません。音に関しては、CMの中で意図的に消してしまいます。

 たとえば、よく落ちる洗剤のCMで、臭いについてはCMではだれも言いません。でも、石油系の洗剤では強烈な臭いがして、それを知っていたのなら日本人は使わないと思います。売る側は爆発的ヒットさえすればよく、長く売るつもりはないので、短期決戦をしているように思います。

 音に関しては、たとえば、掃除機。音がかなりうるさい。しかし、CMでは、その音を完全に消しています。買ってみて初めてうるさいことが分かる。

 以前から、このようなテレビショッピングの商品掲示の方法は違法性が高いと感じていました。訪問販売であればクーリングオフの対象となります。テレビショッピングなら消費者が自分の判断でCMを見て、自分の判断で購入を決定することから、規制の対象外になっているのかも。よくは知りませんが。法律の隙間を狙った商法なのでしょう。これと同じ構図をどこかで見た気もしますが。

 商店で売っている商品なら、消費者は手にとって商品の善し悪しを判断して買うことができます。しかし、テレビショッピングは違います。音がうるさいにもかかわらず、音を完全に消してCMを流したり、きつい臭いがするのに、そんなことを全く感じさせないようなCMを流すことは、明らかに消費者に誤認を誘発し不利益をもたらしています。

消費者契約法は、第1条で、「この法律は、消費者と事業者との間の情報の質及び量並びに交渉力の格差にかんがみ、事業者の一定の行為により消費者が誤認し、又は困惑した場合について契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることとするとともに、事業者の損害賠償の責任を免除する条項その他の消費者の利益を不当に害することとなる条項の全部又は一部を無効とすることにより、消費者の利益の擁護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。」としています。

 「夜スリムトマ美ちゃん」のCMは流れなくなりましたが、類似のCMは相変わらずです。違法と知って犯罪行為を行うことはより重い罪になります。知らなかった、という言い訳が通用せず、確信犯としてとらえられるからです。情状酌量の余地などあるはずもなく、法律で定められた最高刑が求刑されるでしょう。


2013年04月16日

どうでも良いことにこだわってみる:お風呂の水の汚れ


 一人住まいで困るのは、何に付けても不経済なこと。
 中でも不経済に感じていたのがお風呂の水。

 一人しか入らないのに毎回新しい水に入れ替えるのは不経済。外国暮らしの癖で、毎回、水を入れ替えていました。でも、水道代がかかる上、下水道代も跳ね上がる。洗濯するのは週に1回なので、洗濯にも使えない。

 お風呂の湯の汚れで気になるのが髪の毛。意外とたくさん浮いているし、垢も表面にたくさんあり、せっかく新しく沸かしたお風呂なのにくやしい。洗面器で、お湯の表面に浮いた垢や髪の毛をすくい取る作業は何となく侘びしい。

 一度入ったお風呂の水は結構汚れている。そこで、きれいにするにはどうすればいいか試して見ました。最初は、自分一人なので、かけ湯もなくザブンと湯船に飛び込んでいたのですが、かけ湯の後で入ることに。

 これで、お風呂の汚れは少し減るのですが、劇的に減ったというほどでもない。

 そこで、湯船に入る前に身体を洗うことにしました。すると、驚くほど汚れが減りました。あんなにたくさん浮いていた垢もほとんどゼロ。

 これで、お風呂に入るのが楽しくなりました。きれいなお湯は気持ちが良い。
 

 

2013年04月10日

どうでも良いことにこだわってみる:高部知子のモザイク


 昔、欽ちゃんの番組、テレビ朝日『欽ちゃんのどこまでやるの!?』に出ていた長女・のぞみ役の高部知子。「ニャンニャン事件」とかで芸能界から干されてしまった。つい最近まで、懐かしのメロディなどでわらべの「めだかの兄妹」が流れることがありましたが、左端の高部知子はモザイクがかかっていました。

 ところで、「もてナイ 日本が誇る大スタの素顔SP」という番組で、萩原欽一が出演していました。この中の想い出のシーンでわらべの歌が流れていて、そして、高部知子がしっかり映っていました。モザイクなしで。

 芸能界に疎いネコ師には理由がよく分からない。いつから解禁になったんだろう。30年も前の事件(?)でも、つい最近までモザイクがかかっていたのだから、何か理由があるはず。

 このモザイクというのは、モザイクをかけられる人にとってはとても失礼なこと。まるで犯罪者扱いだ。そもそも、高部知子の件は、マスコミがおもしろおかしく書き立てて、都合の良い世論を形成し、高学歴のマスコミ界の大人たちが15歳の少女をよってたかって芸能界から追い出した、という痛ましい事件だったと思う。

 ネットで調べてみると、和田アキ子が司会した『芸能特ダネゲッター!ワダマヨ社』という番組で、高部自身が出演し、半生を振り返ったらしい。

 30年もモザイクをかけていたテレビ局は、どんな基準でモザイクをかけているのか、そして、何を基準にモザイクを外したのか、を明らかにして欲しい。

 この「ニャンニャン事件」を作り上げた"大人たち"の言葉を聴きたかった。
 ちなみに、Wikipediaでも、記事により全く異なった内容が書かれています。公平に書こうとすると客観的資料によらざるを得ない。客観的資料によると犯罪者に仕立て上げられる。マスコミ報道という資料そのものが主観的なので、資料の客観性は期待できないと言うことでしょう。ちょっと怖いですね。

Wikipedia:ニャンニャン事件  
Wikipedia:高部知子  

2013年03月26日

どうでも良いことにこだわってみる:フジテレビと日テレの番組HPの作り


 3月も最終週となり、連続ドラマが続々と終わっています。
 テレビをあまり見ないネコ師が毎週見ていた日テレの「泣くな、はらちゃん」とフジテレビの「ビブリア古書堂の事件手帖」も終わってしまいました。これで毎週見るテレビがなくなりました。

 ところで、この二つの番組、どちらも大変面白いと思ったのですが、どうも、最終回の盛り上がり方が違うようです。

 Googleで二つの番組のタイトルと最終回というキーワードで検索すると、ヒットする件数が驚くほど違います。
harachanscore.jpg

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 この二つの番組の公式ホームページを見ると、この理由が分かります。

「泣くな、はらちゃん」の公式ページは、力が入っています。見ていて楽しくなります。ネコ師は、越前さんの漫画ノートに応募しました(笑)。

しかし、「ビブリア古書堂の事件手帖」の公式ページの方は、フラッシュを使い、キレイに仕上がっていますが、とても冷たい感じを受けるサイトです。フジテレビはホームページ作成を業者に発注して、誰も内容を確認していないのでは。何しろ、以下のようなコピー禁止の罰則規程がいきなり書かれています。

「このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。当サイトの情報は(株)フジテレビジョンの放送エリアに関するものです。」

 著作権の記述は良いとして、それ以降の記述を普通書くか? こんなこと。でかでかと。

 そもそも、Google検索で、テレビ局の番組の公式ページがトップに表示されないという情けない状態です。この結果は、ホームページの内容を反映しています。大衆に情報を発信することを職務とするテレビ局の番組公式サイトが、視聴者を見下したようなサイトを作っているのは、かなり驚き。やる気がないのか、危機感がないのか、何なんだろうフジテレビ。視聴率が低いのは、役者や脚本家のせいじゃないよ。


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