


こんばんわ、ネコ師です。
ボリビアのスクレに通算で6ヶ月住んでいましたので、ご紹介します。
ネコの記事は今回もお休みです。
世界遺産巡りのブログになってきたみたいです m(_ _)m
スクレは、「白い都市」と呼ばれ、1991年、世界遺産に登録されました。
なぜ、白い都市と呼ばれているかというと、街の壁がすべて白く塗られているからです。今もコロニアル様式の古い町並みが残っている白く美しい街です。
壁は「アドベ」という土とワラと水をこねて日干しにしたものでできていて、その表面を白いペンキ(石灰)で塗っています。

ボリビアの首都はどこかご存じですか。ラパスではなく、スクレが憲法上の首都になっています。しかし、スクレには最高裁判所しか有りませんが。
1825年8月6日にボリビア独立の調印がスクレで行なわれた後、1839年にボリビア独立の父にして初代大統領であるアントニオ・ホセ・デ・スクレにちなんで「スクレ」と改名されました。
街は碁盤の目に仕切られていて、建物と建物の間には隙間がありません。
これが、どういうことか分かりますか。
ネコには住みにくい街です。犬に追いかけられても逃げる小路がありません!
1ブロックが100mくらいありますから、道路と道路に仕切られた100m×100mのブロックの中は、道路からは見えないということです。これは不思議な世界です。中はどうなっているんだろう???
ぜひ、覗いてみたい!
という方は、Google earthでのぞき見することができます。
スクレは、学生の都市としても知られています。南米で最初に大学ができた都市で、今も多くの学生が勉強に励んでいます。街でもよく学生に出会います。
このサンフランシスコ・ハビエル大学は、市内にありますが、キャンパスは2カ所に別れています。
ボリビアの人は真面目で、よく勉強します。社会人用の大学のコースが開かれていて、2つ以上の学部を卒業する人は大勢います。
私の友人も弁護士の勉強をしていました。成績がよいと卒業論文は免除されるそうです。
ホテルは、長期滞在するためにいろいろ見ましたが、ほとんどがコロニアル風で、古く、落ち着いた、趣のある感じです。
料金は30ドルくらいなので、それなりの部屋ですが。
食事は、ジャガイモがごろごろと皿に載ってでてきます。見ただけでお腹がいっぱいになります。日本にないものとしては、すごく小さなジャガイモと粒がジャンボサイズのトウモロコシでしょうか。
このトウモロコシは、皮が非常に固いので、現地の人もひとつひとつ皮を剥いて食べます。
もちろん、そのまま食べてもよいのですが、翌朝、そのまま出てきます!
パスタ類は、どのレストランもだめです。標高の高い土地に行ったら、パスタは止めた方がいいでしょう。
気圧が低いため、100度になる前にお湯が沸いてしまい、それ以上水温が上がりません。保温水筒のお湯でカップラーメンを作るようなもので、とても食べれたものではありません。
そんな中でも、「うどん」はOKです。中華レストランで毎日食べていました。
買い物で楽しいのは、市場です。郊外に「メルカード・ネグロ」という衣類専門の市場があり、よく衣類を調達していました。
新品から古着まであり、私は古着のダウンのジャンパーを20$と格安で手に入れ、愛用していました。南米は日本と季節が逆なので、冬用衣類は現地調達に限ります。
その近くに「メルカード・カンペシーノ」という総合市場がありますが、これは巨大です。
見ているだけで楽しくなります。食料品、雑貨、電機製品、何でも売っています。といっても、売っている物は日本とは違います。
まず、サンダルですが、車のタイヤを加工して作っています。何に使うのか不明(多分、荷物用ロープの代わり)ですがゴムベルトもタイヤ製で売っています。
電器製品は、部品を売っています。大きなブラウン管を抱えて歩いていることを見かけました。TVが故障しブラウン管を自分で交換するために、マーケットまで買いにきたのだと思います。型式が合えば良いのですが…。
歩いていて気づくのは、工具類を売っているお店が多いことです。なんでも自分で直すということでしょう。
果物は山積みです。いろいろな種類が売っていますが、実は輸入品で、地元で採れるのはごくわずかです。
土産屋はたくさんあります。でも、店によって値段が全然違います。ぜひ、値切ってみて下さい。私は、アルパカのセーターを30枚買いましたが、値段はまちまちです。
それでもスクレのお店はラパスよりも激安なことは間違いありません。
ペルーに行ってびっくりしたのは、観光地化されていて、お土産の値段が桁違いに高いことです。本当に「桁」が違うのでびっくりです。お土産を買うならスクレでぜひ!
伝統的な民族衣装と祭りで有名なタラブコの町へは、スクレから30分くらいで行けます(たぶん)。あまり期待しない方が良いでしょう。お土産はスクレの方が安いです。
スクレの最近の名物として、「スクレの化石」があります。といっても、恐竜の足跡だけですが。
1996年にセメント会社が工場を造ろうとしたら、恐竜の足跡の化石が発見され、後の調査で、獣脚類や竜脚類のものとわかったそうです。1mもある足跡も多数発見され、足跡の化石群としては世界最大といわれています。
観光化を狙って、ここでミス・ボリビアのコンテストを開いていました。
そこで思い出したのですが、私の宿泊していたホテル(セントロの広場に面しているホテルです)のオーナーのお嬢さんは元ミス・ボリビアだそうです。
普段はサンタ・クルスにお住まいだそうですが、時折、実家に里帰りして、ホテルでお会いしました。びっくりするほど美人でした。といっても、40才前後だと思います。
その娘さん(14才くらい)も美人で、間もなく、ボリビア代表で美人コンテストに出場するかも知れません(写真がないのが残念!)。
最後に、スクレに行ったらタクシーにぜひ乗って下さい。市内なら60円くらいです。
どうしてこんなに安いのかと思うくらいですが、ドライバーは必死のようです。
坂道はエンジンを切って惰性で動きます。ガソリンを節約するためです。ちなみに、高地の車は、ガソリン車が主流です。ディーゼルだと力が出ません。
思いつくまま書きましたが、ご質問があればどうぞ。






