子供の頃から不思議だったのが「鼻血ってどうやって止まるの」という疑問。なんとなく、鼻血が出続けて、出血多量で死んでしまうのでは? という恐怖感が常にありました。「血」イコール「死」「怖い」を連想させます。このため、出血で遊ぶとか実験するとか普通の人は考えないのではないかと思います。ところが、「普通でないネコ師」は考えます。
かなり前のことになりますが、これを検証してみたので、その結果を書きます(笑)。
お風呂に入っていたとき、なぜか鼻血が出てきました。いつもなら、鼻血をいかに早く止めるにはどうしたらよいか試行錯誤するのですが、この時は、「もし、このまま何もしなければどうなるんだろう?」という好奇心が湧いてきました。湯船に浸かっているし、鼻血の実験には最適な環境です。
まず、湯船の中にお湯を入れた洗面器を浮かべます。
次に、その洗面器の中に、鼻からぽたりぽたりと垂れてきた鼻血を落とします。けっこうな勢いで出てきます。
すると、面白い現象を見ることができました。
最初、お湯の中にぽたりと落ちた鼻血はお湯の中で広がってゆきました。ところが、時間が経つに従って、鼻血が粘りけを持つようになり、お湯の中でほとんど溶けなくなり、最後には、血がかたまり状になって落ちてきて、それで終わり。鼻血は止まりました。何もしないのに。
この原理は知っていたのですが、実際に目の当たりにすると感動します。NHKが決してマネできない「大人の大実験!」です。
よその人が見たらおぞましい光景です。なにしろ、お風呂の中で鼻の下から口のあたりまで血だらけになりながら、湯船に浮かべた血の色に染まった洗面器のお湯をのぞき込んでいるのですから。
鼻血を止めるには、ティッシュを鼻の穴に詰めるのではなく、放っておくという手もあることが分かりました。血が止まりにくい人もいるようですし、体調によっても止まりにくさが違うようです。血液の病気にかかっていなければ、こんな実験をしてみるのも楽しいです。自己責任で。
ただ、自分では試せなそう。血を見ると血の気が引いてしまって(lll-□-)