日本に帰国して、早くも5ヶ月が経過しました。
ボリビアの時間はゆっくり流れ、日本の時間は早く流れる、というイメージがあったのですが、やはりその通りでした。日本では短期間に多くのことが起こりすぎます。
久しぶりに東京ビックサイトに行ってきました。
そこでは、休み時間のホットした時間が流れていました。
久しぶりのセサールです。彼の場合は、いつもホットした時間が流れているようです。
いつ見ても可愛いです。だいぶ大きな猫になりました。
仙台から東京に行って、それから名古屋に行き、埼玉に行って、仙台に戻りました。
日本の鉄道システムがいかに優れているかを実感します。
日本に帰って思ったことは、新聞販売所を営んでいる家が立派になっていること。テレビを見ても、高給取りのマスコミの人たちが、自分たちの高級は棚に上げ、彼らよりはるかに低給与の職種の人たちを批判していること。なんか滑稽です。いつころから日本はこうなったのでしょうかね。本当はマスコミの市場開放が必要な気がします。自虐的な報道をすれば全てが許される的な報道は、外国から見たらお笑いです。国としての存続をかけている国がたくさんあります。そんな国で自虐的な報道が許されるはずがありません。他国に侵略される口実を与えるからです。
TPPの議論で奇妙なのは、「日本国内の利害関係」の議論に留めようとする意図的なマスコミの姿勢です。公平に報道しているというスタンスを巧みに採りながら世論を誘導しようとしています。国際協定は援助ではなく、自国の経済発展にいかに役立つかが焦点になります。つまり、他の国は、TPPに参加することでどのような利益を得るのか、それは、日本にとってマイナスになるのか、が議論の焦点だと思うのですが。現状は、議論のすり替えがうまくいき、世界の常識を日本人は誰も知らない。セクター的にはわずかな人たちしか就業していない農業と医療を大々的に採り上げ、問題の本質を見えなくする。古くから使われている手法です。高給取りで高学歴のマスコミの人たちは、この状況に本当に気づいていないのでしょうか。そんなはずがないので、知っていて黙認している、あるいは意図的にある方向に導こうとしている、ということでしょう。
ふと、カバンを見たら、落ち葉が1枚、挟まっていました。まるで、誰かが入れたような1枚の落ち葉。
マスコミには自浄作用があり、特定の産業の圧力に対抗する機能が備わっていると信じているのですが、どうでしょう。国内でTPPで最も利益を得る人たちが全く表に出ずにいます。それが、国力の向上につながるのであれば誰も文句は言わないと思いますが。影に隠れているのは、別の意図がある、ということでしょうか。