以前から気になっていたことの一つに、スクレの中央広場で売っているオレンジジュースがあります。
このジュースを作るところが面白いので、ときどき立ち止まってみていました。
いつも見てばかりだと売り子の人に申し訳ないので、飲んでみることにしました。
コップ1杯が3Bs.(約40円)。と思ったら、コップ1杯という勘定ではなく、オレンジ4個の値段でした。オレンジ4個を絞るとコップ1杯以上あります。1杯目を飲み終わると、おじさんが残ったジュースをコップに注いでくれました。何となく得した気分です。
このジュース屋さんの何が面白いかというと、オレンジの皮を剥く道具です。これは優れもので、オレンジの皮がくるくるとあっという間に剥(む)けてしまいます。
このオレンジを絞る道具も面白いです。皮を剥いたオレンジを半分に切り、手動ジューサーにセットしてハンドルを押し下げます。ハンドルを上げ、オレンジの方向を変え、またハンドルを押し下げます。この動作を3回繰り返し、オレンジから汁を搾り取ります。
オレンジの皮を剥いているところがコツで、皮が付いたままだとうまく絞ることができません。
ホテルの部屋にはジューサーとミキサーがあるのですが、この皮を剥く作業が大変なので、結局オレンジジュースは街頭で飲むことになります。
パラグアイでは、オレンジの皮を剥いて、上部を切断し、そこから汁を吸う飲み方(食べ方)をしていましたが、スクレでそのような飲み方をしている人を見たことがありません。同じオレンジでも、所変われば飲み方も変わるということでしょう。
オレンジの皮むき器。構造はシンプルなのですが、その威力は絶大です。あっという間にオレンジの皮を剥いてしまいます。
絞りたてのフレッシュジュースは美味しいです。