2011年01月03日

スクレの歩き方:チャルカス・コロニアル人類学博物館


チャルカス・コロニアル人類学博物館(MUSEOS COLONIAL CHARCAS Y ANTROPOLOGICO )


場  所:
  Calle Bolívar 698 (中央広場から徒歩5分), Sucre Bolivia

開館時間:
  月~金: 08:30 - 12:00、14:30 - 18:00
  土曜日: 09:00 - 12:00、15.00 - 18:00

 1939年に設立されたサンフランシスコ・ハビエル大学が所有する博物館で、コロニアル時代の美術品を展示しています。内部はとても広く、見学には1時間程度見積もっておくとよいでしょう。

 スペイン人の侵略以前、現在のスクレ一帯は、「チャルカス」と呼ばれていました。その名は、チャルカス・アウディエンシアとして、世界に知られていました(チャルカス・アウディエンシアの記事をご覧下さい)。

 この博物館で注目されるのは、なんといってもラ・グロリエタ城のプリンセサの肖像画。彼女の肖像画はここでしか見ることができません(下に写真を掲載)。


 バロック画家の巨匠メルチョール・ペレス・デ・オルギン (Mechor Pérez de Holguín, 1660–1732)のコレクション


 彼は、コチャバンバ生まれのバロック画家として、ボリビアの植民地時代の絵画をたくさん描きました。彼の絵はマドリッドでも見ることができます。

 入り口で入場料(10Bs.)を払い、1階を見学。17世紀から19世紀にかけての絵画がたくさん展示されています。2階は民族学的な古い時代の展示コーナーですが、実はよく分かりません。時間があれば見て下さい。

 最初に博物館の入り口です。通用口のような所から入ります。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館の入り口


 博物館の中庭(パティオ)です。スクレの建物は、大体こんな感じで、間口の狭い入り口を入ると大きな中庭があるので驚いてしまいます。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館の内部


 2階の民族学コーナー。たぶんタラブコ族の衣装だと思うのですが、ヤンバラの人たちもほとんど同じデザインなので、ネコ師には区別が付きません。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館(2階展示コーナー)


Museo_Colonial_Charcas04.jpg


 グロリエタ城のプリンセスの肖像画です。本当にきれいな人です。(グロリエタ城についての関連記事を是非ご覧下さい)
グロリエタ城のプリンセスの肖像画


 一階のギャラリーです。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館1階ギャラリー


 これは二階の展示室のものです。以前ご紹介したプレ・インカの壁画の模型が展示されています。
チャルカス・コロニアル人類学博物館2階展示室


Museo Colonial Charcas


Museo Colonial Charcas09


Museo Colonial Charcas10


 「ミイラ」です。そんなのは見れば分かるよと、突っ込みが入りそうですが、実はそれ以上のことは分かりません。説明書きを読んでもよく分かりません。結局、研究者も分からないミイラなのだと思います。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館に展示されているミイラ


 一階のギャラリーです。17世紀から18世紀にかけての絵画や調度品が展示してあります。ここまで来ると、「この建物はなんてでかいんだ!」と感じます。
世界遺産スクレのチャルカス・コロニアル人類学博物館1階の展示室:調度品コーナー


チャルカス・コロニアル人類学博物館13.jpg


 正面奥にあるのは銀製の鎧です。祭りの時に使ったようです。
チャルカス・コロニアル人類学博物館14


チャルカス・コロニアル人類学博物館15


チャルカス・コロニアル人類学博物館



posted by ネコ師 at 04:10| Comment(0) | スクレの博物館 | 更新情報をチェックする
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