2010年12月24日

スクレの歩き方:国立民族学博物館


国立民族学博物館 El Museo Nacional de Etnografía y Folklore (MUSEF)


人類学、民俗学、民族学に関する展示を行っているスクレ市内にある博物館。各部族の仮面コレクションは必見。常設展示室は2つ。1階と2階にあります。

住  所:Calle España Nº 74
開館時間:
  月曜日~金曜日:9;30 - 12:30, 14:30 - 18:30
  土曜日:9:30 - 12:30
HPアドレス:http://www.musef.org.bo/

 19世紀後半、スクレは、鉱物ブームによる経済成長の時代を経験しました。この時期、大金融機関が誕生していきました。1892年、グロリエタ城のプリンスであり、また鉱山主でもあったフランシスコ・アルガンドーニャ(Francisco Argandoña)は、現在博物館になっている場所に彼の名前を冠した銀行を設立し、1912年に国立銀行(Banco Nacional)と合併するまで、この銀行はこの場所で営業されていました。(ラ・グロリエタ城のプリンスとプリンセスの記事、プリンセスの肖像画の記事も合わせてご覧下さい)

 建物の外観はそれぞれの時代で変わりましたが、その植民地時代に造られたパティオは当時のまま残されています。国立銀行は、この建物を2004年2月16日、「民族・民俗」に関する国立博物館として開設しました。

 博物館の入り口です。入り口が小さく、看板も小さいので見落としてしまうかも。

国立民族学博物館


 コロニアル時代の趣を今に残すパティオ


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2階の展示室 Sala Cultura Uru-Chipaya

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 鳥を狙っているインディオ。おもしろい狩猟道具を使っています。
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 穀物を風選するインディオの女性

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 2階の廊下。まさに"コロニアル"という感じのたたずまいです。

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 1階展示室(Sala Máscaras: Memoria y Diversidad)正面のポスター。仮面展示室です。中は真っ暗。

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 ラパス県でMisti Sikuriというダンスに使われる猫の仮面です。猫の仮面とは珍しい! 猫の表情を良く捉えた仮面だと思いました。これ、欲しいです。
 
 この仮面は20世紀初めの頃のもののようです。

 祭りでは、闘牛士の衣装を模倣した豊かな刺繍を施した衣装をまとって踊ります。
Museo_Etnografia10.jpg


 後で警備員のおばさんがやってきました。博物館の展示室の中は写真撮影禁止なのだそうです。もう遅い。撮っちゃいました。どこにも撮影禁止とは書かれていなかったし。撮影禁止かどうかは、結構気をつけてみているのですが。フラッシュも使っていないし。ご勘弁を。

 この仮面は、ボリビア国内のさまざまな文化を象徴するものです。グアダルーペ祭のパレードで踊り子達が身につける仮面のコレクションがここにあります。

 そのうち、詳しくご紹介できればと思います。これが分かると、カーニバルの楽しみが倍増するのではないかと思います。この記事を書くのは大変ですが。

関連記事

 冒頭紹介した「ラ・グロリエタ城のプリンスとプリンセス」については、以下の記事で詳しく紹介しています。お墓にまで行ってきました。
・「世界遺産「スクレ」のラ・グロリエタ城が公開されています
・「プリンセスの肖像:ラ・グロリエタ城のプリンセス
・「スクレの歩き方:共同墓地

posted by ネコ師 at 13:11| Comment(0) | スクレの博物館 | 更新情報をチェックする
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