教会博物館 Museo Eclesiastico
場 所:聖母グアダルーペ礼拝堂(Capilla de Virgen de Guadalupe)の隣
開館時間:月曜日-金曜日 10:00 - 12:00, 15:00 - 17:00
この博物館は、ウィークデーの午前2時間、午後2時間しか開館していないので、訪問時間帯に注意。
博物館の特徴
スクレの中央広場にそびえるメトロポリタン・カテドラル、その隣の聖母グアダルーペ礼拝堂と内部でつながる旧礼拝堂を利用した博物館。一時、ラパスからブエノスアイレスまでを所管したラプラタ司教管区の本部が置かれ、たくさんの美術品や宝物が収集された。
現在、これらの絵画、宝物が博物館に陳列されている。博物館の内部には、旧礼拝堂がそのまま残されており、また、隣接する聖母グアダルーペ礼拝堂、メトロポリタン・カテドラルの内部を自由に見学することができる。
見所は、博物館の内部よりも「聖母グアダルーペ像」。また、旧礼拝堂には、16世紀につくられた聖骸布のコピーが陳列されている。
博物館の入り口。注意してみないと見落としてしまう。

博物館の案内図。博物館、聖母グアダルーペ礼拝堂、カテドラルが内部でつながっている。
歴史
この建物は、ラパスからブエノスアイレスまでを所管するラ・プラタの司教管区の本部として、1551年に建築が開始された。
司教管区の町の成長に伴い、長い歴史の中で増築が繰り返され、1625年に建築されたグアダルーペの聖母礼拝堂や現在博物館の一部となっているファン・デ・マタ礼拝堂のように、いくつかの礼拝堂が建築された。
博物館への入り口は、インディオのスラム街や墓地と隔てる裏通りとして造られたものであった。つまり、当時、ここには空間があり、礼拝堂への別の入り口として使われたことを示している。
ラプラタ司教管区の本部として利用され、カテドラルには著名な美術品が収集された。
その収集品の中で最も傑出しているものは、現地あるいは外国のアーティストによる絵画であった。同様に、カテドラルだけではなくスクレの他の教会から金細工等他の工芸品も収集された。
1945年、モンシニョール・ビクトル・アリエン(Victor Arrien)によって、全ての美術品が集められた。その後、モンシニョール・フリオ・ガルシア・キンタニージャがこの作業を継続し、他の教区や16世紀から19世紀に造られた教会から美術品を集め、コレクションを拡大した。
博物館内部。奧の入り口を右に曲がると聖母グアダルーペ礼拝堂に出る。

旧礼拝堂(ファン・デ・マタ礼拝堂)に通じる入り口。

同じ位置からの撮影。左側の門は旧礼拝堂のもの。奧の白い壁は、カテドラルの入り口を塞ぎ、壁にしたもの。

昔、スラム街・墓地との境界になった路地。







