ボリビアの世界遺産の一つであるティワナク(Tiwanaku)は、ラパスから車で50分くらいのところに位置するプレ・インカの遺跡です。標高は3,750mくらい。
2000年に世界遺産に登録されました。
ラパスの教会や町造りのために、この遺跡からたくさんの石材が運ばれ、今は見る影もない状況です。
世界遺産というとワクワクするものですが、ティワナク遺跡に関しては期待はずれという印象です。
詳しくご紹介する気力も失せました。
6年前に行ったときと比べ、遺跡の整備は進んでいましたが、スペイン人による遺跡の破壊は徹底的という感じで、見るべきものがほとんど無いです。チチェンイッア等マヤの遺跡と比べて、完全に見劣りします。
遺跡の案内版が不備で、どこに何があるのかさっぱり分からない。案内版の説明文もほとんど無い状況です。
ボリビアの観光地としては、少しお粗末な印象を受けます。入場料は80Bsで、以前と同じ値段でした。たくさんの地元の人が働いていて、観光が地場産業として機能しているようですが、観光客にとってはがっかりさせられる所です。
まず、ここのおかしいところは、撮影禁止の場所。博物館の内部は撮影禁止にしているところがたくさんありますが、この遺跡は、野外(現在発掘している場所)も撮影禁止です。こんな遺跡は聞いたこともありません。
ボリビアに長く住んでいてもチップを要求されることは、ほとんどありません。この遺跡では要求されました。とても印象が悪くなります。
ガイドがいるのですが、雇うのはやめました。どうせいい加減なガイドだと思ったので。
撮影禁止とする理由は、フラッシュの光が古い塗料などを痛めるためだと思うのですが、今のカメラは優秀なのでフラッシュを焚かなくても撮影できます。野外も撮影禁止というのは全く理解できません。
こんな訳であまり気分の良い観光地ではないので、説明は省略して、今回は写真だけ掲載します。
スペイン語だけで「発掘場所撮影禁止」と書かれたよく分からない看板。
2014/9/12 写真の一部を削除しました。