昨日は、コロッケ作りに挑戦。
まず、中央市場に行き、コロッケの材料を調達。タマネギ、ニンジン、豚肉、そして肝心のジャガイモ。下の写真は、中央市場のジャガイモ販売コーナー。左と正面が全てジャガイモだけを売っているスタンドです。さすがはボリビアです。ジャガイモの種類の多さに圧倒されます。10種類以上のジャガイモが売られています。
ニンジンを1Kgも買ってしまった。売り子のおばさんの上手な口上を聞いているとなかなか断り切れずに大量に買ってしまった! どうしよう。こんなにニンジン食べれないよ~。
でも、大丈夫。おでんにします。中華レストランで、たしか豆腐を売ってくれるはずなので、月曜日に行ってみます。
大根が、実は手に入ります。今日はなかったので、月曜日に。
タマネギは、なるべく大きいものをゲット。皮をむくのが面倒なので。
豚肉は、衛生的なスタンドを見つけました。ここなら大丈夫そう?
以上の材料で、早速、コロッケ作り。パン粉は日本から持ってきたものを使います。
中南米のパンは、恐ろしいほどにまずい。だから、パン粉もまずく、日本のようなフライになりません。小麦粉の品種のせいだと思います。
豚肉は、挽肉は売っていません。自分でミンチにします。においがきついので、現地のお酒を入れて炒めます。
ジャガイモは、皮をむいて、電子レンジで「チン」します。ところが、ここで問題発生! 電子レンジがオーバーヒートして、9分くらいで止まってしまった!
ニンジンとタマネギはみじん切りにして、気長に炒めます。超弱火にして、フライパンに蓋をして、タマネギの水分で炒めていくのですが、電子レンジのトラブルに気をとられ、少し焦がしてしまいました。焦げたところはペーパータオルで拭き取って、焦げた味が移らないようにします。
あとは、小麦粉につけて、卵汁に浸して、パン粉にくるみ、油で揚げるだけです。
最初は、気圧の低いスクレで油の温度を気にしたのですが、揚げ物に関しては、気圧は問題ないようです。カリッと揚がります。
豚肉は、1Kg買って、トンカツ用と挽肉用をとりわけ、残ったものは冷凍保存に。
と言うわけで、コロッケとトンカツのできあがり!
コロッケを試食しました。まずまずのできばえ。これで1週間は毎日コロッケを食べることができます。ちょっとタマネギの量が少なかったかも。
トンカツは、カツ丼にして食べました。
恐れていた肉の臭みもなく、美味しくいただきました。
先ほどから、肉の臭みの話をしていますが、料理をしていて、肉を炒めた時のにおいがかなり違います。すごく臭いのです。なんと表現したらよいか困るのですが、まさに「動物」を焼くにおいです。日本で購入する肉は、焼いてもあまりにおいがしません。餌のせいだと思います。
このにおいが料理全体の味に反映するので、肉のにおい消しは重要です。コショウはにおい隠しの効果しかないので、やはり、お酒を使うのが良いようです。コロッケに入れた肉は、完全ににおいが消えていました。トンカツは、強い味付けにしたので、においは全く感じません。
今回のコロッケの反省点は、・・・。ジャガイモのうまみがいまいち引き出せていない! 電子レンジがオーバーヒートしたのも原因の一つですが、別の種類も試して見た方が良いかも。今回は、男爵イモ系の品種なので美味しいはずなのですが、・・・・。こう書くとまずいように思うかもしれませんが、そんなことはなく、日本のスーパーで売っているコロッケよりずっと美味しいです! でも、ここのジャガイモの味を知っているので、コロッケにしたらもっと美味しいはず! という先入観があります。
今回、(におい付き)豚肉を何とか調理できるようになったので、料理のレパートリが広がりました。
実は、ボリビアにはコロッケがありません。こんな簡単な料理で、しかもジャガイモの美味しいボリビアにコロッケがないのは不思議です。
フライはあります。でも、パン粉が細かすぎるために、生地に張り付いたような、厚みのないフライです。中南米、皆同じです。
日本のパン粉は改めてすごいと思いました。日本から持ってきたパン粉がなくならないうちに、ここで美味しいパンを見つけて、パン粉を作りたいと思います。なにしろ、こちらで売っているパン粉は、「粗めの粉」状態で、これでは、ふっくらした衣にはなりません。