2014年03月15日

ちょっと怖い話:地磁気が西に移動?


 昨年から異常気象が続いているように感じます。
 気象というものは、実は不安定で、何が「異常」なのかは、意見が分かれるところです。

 例えば、年間降水量は、年により大きく異なります。その30年間を平均して、「平年よりも・・・」ということ自体がナンセンスと感じます。

 下のグラフは、日本の年降水量偏差(mm)を表しています(1898-2013)。
 統計期間116年の間に日本の年降水量偏差が拡大していること、及び、偏差がグラフ下方に拡大している傾向を容易に読み取ることができます。
 
日本の年平均降水量偏差(mm)

注)算出方法
1. 上記各地点ごとに,年降水量の偏差(年降水量を基準期間の平均値を差し引いたもの)を求めます。ここで,基準期間とは1981~2010年です。
2. 51地点分平均した値を日本の年降水量偏差とします
出所:気象庁データより作成

 偏差の拡大とグラフ下方に偏差が拡大しているという統計データは、とても深刻な情報を私たちに知らせています。
 偏差の拡大は、豪雨と干ばつの程度が大きくなることを示しています。また、グラフ下方のみの偏差拡大は、将来、とてつもない干ばつが日本を襲うことを暗示しています。このような干ばつがもし発生すれば、稲作はほぼ壊滅状態。日本は、一気に食糧難に陥ります。そして、その食糧危機は数年続きます。それは種籾が確保できないからです。

 これが、気象庁の統計データを用いて誰でもが読み解ける情報です。
 日本は雨が多いと感じている人が多いと思います。しかし、日本の地形は急峻なため、降った雨は直ぐに海に流れ出てしまうという日本独特の地形的な特徴があります。外国の河川と比較すれば、日本の河川は「滝」のようだと表現されるほど短く、急峻です(関心のある方は「河状係数」とワードで調べてみて下さい)。

 この降雨を貯留し利用する施設がダムです。日本では、太古から干ばつに対処するため、ため池などの雨水貯留施設を造ってきました。ところが驚いたことに、日本では、新規のダムは建設できなくなりました。ダムが環境破壊の代名詞のように扱われマスコミから激しい攻撃を受けた結果です。環境破壊や住民移転問題などが発生するのが理由のようです。

 環境問題はもちろん重要でしょうが、既存のダムには異常気象による大渇水を乗り切るだけの能力はありません。水を使う生活、産業は大打撃を受けます。生活の水利用制限は"死なない程度に"なんとか我慢できるかも知れませんが、産業界への打撃の回復は難しいでしょう。水を使う多くの工場が閉鎖に追い込まれ、従業員はレイアウトとなるでしょう。日本の経済はガタガタになります。それは生態系にも影響を及ぼします。大干ばつの影響を受け、多くの生物が死滅するでしょう。その中で、レッドデータブックに登録されている生物が最も大きな被害を受けることになります。

 「環境問題」とは、人間活動の中で発生する問題を指します。たとえば、北極の氷山が消えること自体は環境問題ではなく自然現象ですが、その原因が人間活動に起因する温暖化であれば環境問題になります。環境問題は人間活動により生じるものであるが故に、環境問題はなくならないし、この問題の解決には、どのように折り合いを付けるかを模索することから始まるのでしょう。環境問題はすべて悪いという近視眼的な"高学歴の方で構成される"マスコミの論調は無責任で、国民をミスリードすることになります。

 ところで、飲み会の帰り、代行の運転手さんから面白い話を聴きました。
 「今年は、鳥たちがたむろしている場所がいつもより西に移動している。」

 例年だと「いつもこの場所にたむろしている鳥たちが、昨年来、その場所を変え、西に移動している」というものです。

 鳥は、地磁気を頼りに位置を確認し飛行しているので、地磁気に変動があったのではないかと思いました。

 地磁気に影響を与えているのは太陽の活動が最も大きいと思いますが、温暖化による地球の極部にあった氷の融解もその一因かも知れません。地軸が移動するポールシフトが数百メートルというわずかなレンジで進行しているのかも。

 日本にいると「四季」があるのが当たり前で、「えっ、四季のない国があるの?」みたいに思っている人も多いのではないでしょうか。実際には、明確な「四季」のある日本のような国の方が珍しいのではないでしょうか。

 例えば、南米パラグアイでは、午前は気温30度の真夏の気温なのに、午後には気温10度まで下がったりして、いきなり冬になります。北ヨーロッパの気候も似ているのではないでしょうか。「夏、そして、短い秋の後、冬が来る」のではなく、数日間の短すぎる秋の後に冬が来る。

 鳥の移動というわずかな現象の変化を捕らえることができるのは、四季を持つ日本ならではのことだと思います。この特徴を活かせれば、世界的見て優れた対応をする日本という評価を得られるのではないでしょうか。

 有事に際して、生きるため等必要不可欠な水を貯めておくという有史以来の基本を忘れてはなりません。


posted by ネコ師 at 01:55| Comment(0) | その他 | 更新情報をチェックする

2014年03月09日

猫'S 故郷に帰る


 アパート住まいで、何かと欲求不満が溜まったいた猫たちを留守宅に連れ帰りました。

 新幹線に乗せて帰ったのですが、ニャーニャーと啼いていました。
 相手をすると、余計啼くので、啼いていても無視することに。

 新幹線の中で車掌が検札に来て、「これ動物ですか」とケージを指さしました。「そうです」と答えると、「手回り品の切符はお持ちですか」とのたまわった。「えっ、そんなのあるの?」

 結局、1匹あたり、270円の手回り品切符を支払うことに。
 猫などの小動物を車内に持ち込む場合には、ケージに入れ、手回り品としての料金を支払うのだそうです。連れてきた時には支払っていなかったので、「えっ」という感じでしたが、ネットで調べてみると確かに書かれている。知らなかった。

 やっと、自宅に着き、ケージを開けたところ、猫たちは最初、「ここはどこ?」って感じで、そわそわ、おろおろしていました。でも、直ぐに、住み慣れた家に帰った来たんだ!と思い出したらしく、喜んでいました。

 翌朝は、セサールは玄関前でゴロゴロと狂ったように転げ回って、うれしさを表現していました。
 ピーちゃんは、まったりとひなたぼっこをしています。やはり、家は良いようです。

 猫たちのこんな様子を見ていると、アパート暮らしがかなりのストレスだったとわかります。
 これからは、以前のように外出自由の生活です。でも、周囲の猫環境が変わっているので、早速、セサールが縄張りを確認しています。よその猫の糞などが庭にあるため、気に入らないようです。
 
 
posted by ネコ師 at 23:49| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2014年03月03日

かわいい猫カルタ(50枚)


 以前、作ったセサールの猫カルタが楽しいのでアップします。全部で50枚あります。ピーちゃんは3枚に出演しています。

1 い.jpg


2 ろ.jpg


3 は.jpg


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4 に (2).jpg


5 ほ.jpg


6 へ.jpg


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「こ」のカルタが一番のお気に入りです。
33 こ (2).jpg


33 こ.jpg


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 以上です。


posted by ネコ師 at 22:51| Comment(0) | ネコイラスト | 更新情報をチェックする

たまにはピーちゃん


 いつもセサールの話ばかりですが、うちにはもう一匹、ピーちゃんがいます。
 カメラが嫌いな猫なので、写真を撮るのが難しいのですが、ピーちゃんとセサールの珍しいツーショットをアップします。

P_ChanCesar.jpg


 ピーちゃんの瞳孔は縦長で、まん丸になることはほとんどありませんが、この時は驚いたらしく、瞳孔が大きく開いていて、かわいらしく写っています。

 ピーちゃんはノラの時代が長かったせいかとても恐がりで、その性格は変わりません。
 ピーちゃんはセサールのことを「ウザイヤツ」と思っていて、セサールが近づくと「フーッ」と威嚇し、猫パンチを食らわせます。

 セサールは慣れたもので、ピーちゃんの威嚇など全く気にもとめません。しかし、あまりに威嚇されると、さすがに頭に来るのか、ピーちゃんを追いかけ回して日頃の鬱憤を張らしているようです。

 この二匹が写真のように一緒にいるのはとても珍しいので、思わず写真に収めました。


posted by ネコ師 at 00:43| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

銀山温泉に行ってきました


銀山温泉に行ってきました。

 NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで全国的に有名になった銀山温泉ですが、訪問者の期待を裏切らないのではないかと思います。

 実は、ネコ師は尾花沢に2年半ばかり住んでいたことがあるので、銀山温泉にも何度か行きました。

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 銀山温泉を最初に訪れた時、大正時代風の三階建ての旅館が建ち並んでいて驚きました。ここの旅館街のキャッチフレーズである「大正ロマン」そのもの。大正時代は知らないけれど、ここの景色を見ているとそのように思えてくるから不思議です。こんな旅館にいつかは泊まってみたい、と思っていました。

 息子が遊びに来た時、銀山温泉に行きたいと言っていましたが、そんな遠くへは行かないよと、息子の要望をあっさりと却下。

 ところが、今度は、ネコ師の奥様が行きたいと言い出した。雪の銀山温泉が見たいと。
 尾花沢の雪の量を知っているネコ師は、この要望も却下・・・、のつもりだったのですが、今年は雪が少ない。「えっ。今年は雪が多いんじゃないの」と思われた方もいると思います。実は、今年の雪は、普段たくさん降る地域には降らずに、降らない地域に降るという、異常な降り方をしました。

 雪が少なく、道路も乾いていたので、銀山温泉まで長距離ドライブをすることになりました。尾花沢に着くと、雪が少ないのに驚きました。この時期、道路の両側には2メートル以上の雪の壁ができている筈なのに、今年はこれがない。

 銀山温泉に着くと、駐車場がない。旅館の駐車場は除雪してあるのですが、そこは宿泊客用。しかたなく、行き止まりの側道に乗り入れ車を駐めました。

 尾花沢にいた時、何度も訪れた銀山温泉ですが、良く思い起こしてみると、雪の銀山温泉の記憶がない。尾花沢の雪に辟易していたため、わざわざ、雪の中の銀山温泉に行きたいとは思わなかったのでしょう。それに、道路事情が悪く、もしかしたら、冬季は行くことができなかったのかも。それでも、12月に行った記憶はあるのですが。ところが、今は違います。こんな道路、いつできたんだ、と思えるほど道路が整備されています。

 駐車場から徒歩で道路を下っていくと、懐かしい銀山温泉が見えてきました。
 相変わらず、美しい。特に、雪の中の銀山温泉は魅惑的です。

つららを前面に置いた構図で撮影してみました。細長いつららではなく、幅の広い大きなつららが、寒さの厳しさを示しているようです。
 
Ginzan01.jpg


 昔はなかった足湯が設置されていました。さすがに、足湯に浸かっている人はいませんでした。
Ginzan04.jpg


 銀山温泉の定番の風景。銀山川の両側に旅館が建ち並んでいます。
Ginzan02.jpg


 銀山温泉と言えば、ガス灯。お気に入りのショットです。
Ginzan03.jpg


 雪景色の中の温泉街がとても綺麗で感動しました。
 

posted by ネコ師 at 01:17| Comment(0) | 国内旅行 | 更新情報をチェックする

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