2014年02月23日
山辺町のニット館「すだまり」
今日は、山辺町(やまのべまち)の駅前にあるニット館『すだまり』へ行ってきました。
(何をとち狂ったのか「山辺町」を「川辺町」とか「河辺町」とか書いていました。とほほ)
山辺町って、どこにあるの?という方のために、地図をアップします。
大きな地図で見る
Map: Google Map
なぜ、ここに行ったかというと、・・・。話せば長いのですが、簡単に言うと以下のような理由です。
うちの奥様が通っている太極拳の先生が素敵なマフラーをしていたので、(うちの奥様が)「ステキですね~っ」て言ったら、「山辺町の毛糸なの」という返事。こういう話に目のないうちの奥様は、「行こう行こう」と誘うので、ネットで住所を調べて行ってきました。
山辺町は全国有数のニットの生産地なのだそうです。そして、工場で余った毛糸をニット館で販売しているそうです。
なぜか、編み物に目覚めた奥様は、変わった種類の毛糸が欲しいようです。
「ニット館すだまり」は、小さな建物なので素通りしてしまい、スマホで場所を確認して、やっとたどり着きました。
館内には、ニット製品が展示されています。二階がお目当ての毛糸販売コーナー。
毛糸は、手芸店で売っているようなフワフワしたものではなく、工場の編み機用の糸巻きにしっかり巻かれたもので、持ってみると結構重い。いろいろな種類がありました。
値段は1個870円~1000円くらい。毛糸の重さは300gくらいです。
この、何とも言えない淡泊な解説。そうなんです。ネコ師は全く興味がない。そこで、楽しいことを見つけることに。
ニット館の名前の「すだまり」って何なんだろう?、と帰りの車の中で話題になりました。聞いたことがない。「血だまり」が訛った言葉かも。「ちだまり」⇒「つだまり」⇒「すだまり」。もしそうなら、ちょっと、おどろおどろしい。ニット館にはふさわしくない。いや、一度ニットに付いたら消えない血だまり。ピッタリかも。
ネットで調べると、山形県村山地域の方言で「酢じょうゆ」のことなのだそうです。
なるほど、ニットにピッタリの名前だ。酢醤油を高級ニットにこぼしてしまう、という受けを狙ったネーミングだ。一度ニットに付いたら消えない酢醤油。血だまりとの相性もピッタリ。・・・・、なわけねーだろ!
意味が分かっても、さらに深まるネーミングの謎。
・ニット関連の展示館に、それを汚す「酢じょうゆ」という名前を付ける訳がない。
・すると、「すだまり」を地域の方言「酢じょうゆ」と解するのは誤りで、やはり、「血だまり」か?!
・もし、そうだとすると、何らかの恨みを残して亡くなった方のダイイングメッセージがこの言葉に込められている可能性がある。
・この調査は、所轄に任せることにしよう。
・・・・・最近、夫婦で東野圭吾にはまっています。・・・・・・
「ニット館すだまり」は、
営業時間 10:30~16:00
定休日 月曜・祝日
なお、この毛糸は、道の駅でも売っていました。数は少ないですが。
「毛糸」と聞くと、ウールやアクリルなどいろいろな材質がありますが、ネコ師が思い浮かぶのは南米のアルパカの毛糸。
エクアドルに行った時に見たアルパカの毛糸の製糸工場と製品をアップします。
このブログでこの毛糸の写真をアップする機会があるとは思いませんでした。
この毛糸はアルパカ70%、アクリル30%でした。買おうかと思ったのですが、どのくらいの量を買えばよいのか分からないし、そもそも、編んでくれる人もいないので、買うのはやめました。
アルパカ100%のセーターはボリビアでもとても値段が高く、なかなか買えません。200ドル以上します。民芸店でアルパカ製のセーターが格安で売られていますが、これは、アルパカが何パーセント含まれているか分かりません。
エクアドルの関連記事もよろしかったらご覧下さい。
2014年02月20日
天然着色料コチニールは「昆虫」から作ります
天然着色料コチニールは、だれでも見たことがあると思います。
赤いお酒カンパリやアセロラドリンクなどの赤色の飲み物によく使われています。
天然着色料というと、植物由来と思いがちですが、天然着色料コチニールは動物由来です。それもグロテスクな昆虫の体液を使っています。体液といっても、一旦、虫を乾燥させたものです。
この昆虫の名前はコチニールカイガラムシといいます。ウチワサボテンに寄生し、枯らしてしまう害虫です。写真は、エクアドルに行った時に撮影したものを別館の「南米植物写真集プランタス」にアップしているので、そちらをご覧下さい。
ウチワサボテンといわれても見たことがない、という方も多いと思います。こんなサボテンです。
これにコチニールカイガラムシが寄生すると、白い粉を出して、自分の身を隠しているようです。
このコチニールカイガラムシを潰すと下の写真のように、真っ赤な体液がでます。たっぷりと血を吸った蚊20匹を一度に潰した時のような感じで、大量の体液がでるのでちょっと驚きます。
下の写真は、かわいそうなコチニールカイガラムシを潰した瞬間のものです。ネコ師の左手が写っています。
このコチニールカイガラムシは、ぜんぜん動きません。よく見れば少しだけ動いているのですが、一般的な虫のようにカサカサと逃げ回るという感じではなく、じっとしています。
白い粉に覆われているため、どんな虫なのか分かり難いのですが、グロテスクな虫であることは確かです。
天然着色料の正体が虫だったと騒いでいる人もいるようですが、・・・。見た感じは、とても生き物とは思えません。動かないし。
この虫の体液が飲み物の着色料に使われていると知っても、抵抗感はありません。
それよりも、この綺麗な赤色に目を奪われます。
中世の絵画を見ると、真っ赤なマント(あるいは裏地だけ赤)を羽織った人物が描かれているものが数多くあります。あのマントの赤色の染色材として最高のものはコチニールカイガラムシの赤でした。ヨーロッパでは、南米産のコチニールカイガラムシが発見・輸入されるまで、アフリカ産のコチニールカイガラムシを染料として使っていたようですが、これは南米産に比べ量が少なく品質が劣っていました。南米産のコチニールカイガラムシはとても貴重品だったようです。
コチニールの赤。人工染料が開発されて一時は全く注目されなくなったコチニールでしたが、近年、食物への天然由来着色料として注目が集まり、また、その赤色の深みのある鮮やかさが注目を集めています。
さて、ウチワサボテンの寄生虫であるコチニールカイガラムシは、当然、ウチワサボテンと共生できません。コチニールカイガラムシを採取する目的の栽培するウチワサボテンの畑では、ウチワサボテンはコチニールカイガラムシのエサとして栽培しています。
ところで、ウチワサボテンに美味しい果実がなることは、ほとんど知られていません。
この果実が実る期間がとても短く、また、果皮が柔らかく傷みやすいため輸送が難しく、市場に出回ることはほとんどありません。また、果実には目に見えないくらいとても細く鋭い棘が生えていて、素手では、収穫することも食べることもできないという「幻の果実」です。この棘が刺さると痛いです。
この「幻の果実」の写真は別館の「南米植物写真集プランタス」でどうぞ。
独特の風味があり、美味しいです。食感や見た目はキウイフルーツです。味は全く違いますが。ボリビアのスクレ近郊では、Katanaという集落で栽培しています。
上で、コチニールカイガラムシとウチワサボテンは共生できないと書いたように、フルーツを採る目的で栽培しているウチワサボテンにコチニールカイガラムシが寄生すると大きな被害となります。
2014年02月17日
心の雪を捨てる?
日本全国雪景色で、普段あまり雪が降らない地域の人たちは大変だったようです。
ツイッターで「心の雪を捨てる場所がない!」という書き込みを見て、「なんて素敵なフレーズなんだ⁉」と感動したのですが、・・・・・。 実は、「 雪かきしようと思ったけど、肝心の雪を捨てる場所がない! ・・・」というタイトルが、行が変わったため、「心の雪を捨てる場所がない!」と読めてしまったものでした。ととほ。
でも、勘違いとはいえ素敵なフレーズです。たとえば、こんな使い方もできるのでは、と思い、書いてみました。
「心のマイクロチップを捨てる場所がない!」・・・中央情報局(CIA)または国家安全保障局(NSA)のエージェントを急派します。ドアは施錠し、窓から離れた場所で待機して下さい。あなたが「G」の標的だった場合は、我々の保護ミッションは失敗するでしょう。
「心の鉄やアルミを捨てる場所がない!」 ・・・捨ててはいけない。リサイクルに出しましょう。今、高値で取引されています。
「心の使い捨てカイロを捨てる場所がない!」・・・振ればまだまだ暖まります。
「心のリモコンを捨てる場所がない!」・・・今度はラジコンにしましょう。
「心のサツマ揚げを捨てる場所がない!」・・・生ゴミお断り
「心の太陽系を捨てる場所がない!」・・・銀河があるさ
「心の銀河を捨てる場所がない!」・・・ブラックホールはいかがでしょうか。
「心のクオーツを捨てる場所がない!」・・・おいおい、そこら辺に捨ててよ。そんな小さなもの。
「心の原発を捨てる場所がない!」・・・最初は中間処分場へお持ち下さい。その後、最終処分場に搬出予定です。マニフェストをご確認下さい。
「心の重みを捨てる場所がない!」・・・「俺の胸に飛び込んでこい!」
「心の割れたガラスを捨てる場所がない!」・・・「手を切らないように注意しましょう!」
「心の鉗子を捨てる場所がない!」・・・(医師)ごめん。心臓手術で置き忘れた・・その鉗子。
「心の座敷童を捨てる場所がない!」・・・それは捨ててはいけません。祟ります。
「心のダメージを捨てる場所がない!」・・・心の「ダメージ」を「イメージ」に変換しましょう。
「心のAKB48を捨てる場所がない!」・・・メンバーが賞味期限内であれば、派生グループで引き取りが可能です。
「心のオリンピックを捨てる場所がない!」・・・4年待ちましょう。
「心の麻生久美子を捨てる場所がない!」・・・そのまま大切に保有しておきましょう。
「心の安倍晋三首相を捨てる場所がない!」・・・とても難しい問題です。まず、党費を払いましょう。
「心の心霊を捨てる場所がない!」・・・つのだじろう氏に相談しましょう。
「心のアリナミンを捨てる場所がない!」・・・アリナミンA、アリナミンEXなど様々ございますので、お試しくださいまし。ファイト!でございます。
「心の谷山浩子を捨てる場所がない!」・・・猫の森には帰れないのです。それを知っていて聴いてしまったのですから、捨てるのは無理です。後戻りできません。
「心のマタタビを捨てる場所がない!」・・・おまえは猫か!
「心のスティックのりを捨てる場所がない!」・・・使い切ってから捨てましょう。
「心のノートブックを捨てる場所がない!」・・・次からはExcel・ブックにしましょう。
「心のこたつを捨てる場所がない!」・・・暖かいからね~。まだまだ使えるよ。そのこたつ。
「心のドーパミンとアドレナリンを捨てる場所がない!」・・・こいつ! 怖い!
「心の残滓を捨てる場所がない!」・・・ちょっと素敵な言葉かな? なんか、テレビCMの便秘薬を思い浮かべると、「すっきり、どっさり」・・トイレでしょう。
「心のプリンターを捨てる場所がない!」・・・最近のプリンターは使い捨て(修理費が購入費を上回る)なのですが、捨てるのが大変。ヘッドが固まらないように注意して、時々使うなど、メンテナンスが大切です。
「心に刺さった棘を捨てる場所がない!」・・・棘のような非金属の物質はレントゲンでの確認は難しく、捨てる場所の問題ではなく、棘の位置を特定し、それを抜く方法を見つけることが専決です。棘の捨て場については、注射針回収装置のように特許出願されているものがあります。お悩みの際は、担当弁護士にご相談下さい。
「心の言葉を捨てる場所がない!」・・・「ん~ん。いいフレーズだ」 ブログを始めることをお奨めします。
「心の言葉を捨てる場所がない!」・・・爆裂符に書いて、ドド~ン
「心の草笛の音を捨てる場所がない!」・・・確か、千葉に「草ぶえの丘」というところがあったような。捨てるにはひったり野場所かと。
「心のマリアを捨てる場所がない!」・・・マグダラのマリアと『聖杯伝説』からサングレ・レアル(王家の血脈)を探求し、止めどもなく、また、後戻りできない道に足を踏み入れているうちに、そんなことは忘れてしまいます。
「心の***を」とは、大切に思っていたものが「***」に入ります。それを捨てる! しかも、単に捨てるのではなく、大切に思っていたからこそ、その捨て場に困っている。
この複雑な心の動きを短いフレーズで表現していて、面白いと感じました。
短時間にこれだけ書けた! 集中すれば、結構書けるものだ。
2014年02月15日
雪国の夜景
今年は全国的に大雪が降っていますが、豪雪地帯は例年よりも雪が少なくホットしています。
雪明かりの中で見る景色はとても綺麗です。雪が津々と降る中、何とか撮影できました。
この地に住むのも残すところ一月半になりました。
GIF Animation版
2014年02月07日
若き日のモナ・リザの微笑み
ダ・ヴィンチのモナ・リザは誰でも知っている名画ですが、そのモデルとなったのは誰なのかが、よく話題になります。ジョコンダ夫人とか、ダ・ヴィンチの母親とか、様々な説があるようです。分からないことを探求するのは楽しいことですが、永遠にその答えを知ることはないでしょう。
それよりも、若い頃のモナ・リザはどんな顔だったのか。それは、簡単に再現できるのではないでしょうか。誰もこんなことは考えないようなので、ネコ師が挑戦してみました。
肖像画の中のモナ・リザの年齢は何歳くらいに見えますか? 日本人の目からは40歳から45歳くらいに見えるのではないでしょうか。でも、当時の外国の女性は、年齢による劣化が激しいので、実際には30歳から33歳くらいではないでしょうか。
中年のモナリザの顔の輪郭を引き締め、頬を少し上げ、最後に、眉を書き入れます。肌の調子も整えます。なめらかで、でも、外人特有のソバカスとシミが少し残る明るい色の肌にしてみました。ついでに、胸も大きくし、持ち上げました(笑)。
すると、下の画像のようになりました。日本の女優にこんな顔の人がいたような・・・。大体、20代の中頃の肖像になりました。「アイルワースのモナ・リザ(The Isleworth Mona Lisa)」は10代後半に見えるので、今回のものはそれらの中間の年齢の肖像画、ということになります。
モナリザは顔立ちが整っているので、若いときはかなり美人だった、ということが、加工していて分かりました。なにごとも、やってみなければ分からない。「アイルワースのモナ・リザ」は、ダ・ヴィンチのモナ・リザとよく似ていると思います。これは、実際に、写真を加工しているときに気づいたことです。目や口の周囲はほんの少し違っただけで全く別人になるのですが、この二つの作品はとてもよく似ていると思います。
今回、古いパソコンのPhotoshopを1年ぶりに起動しました。起動できてうれしいです。
今回は、ていねいに作ったので、奇麗に仕上がったと思います。
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この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
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