2013年10月26日

猫たちは食欲の秋だ


 夏の間、食欲がなかった猫たちが、涼しくなってから、俄然、食欲が出てきた。

 口内炎を発症し、心配していたセサール君は、かなり太ってしまった。獣医さん曰く、「口内炎だと食べることができずに痩せてしまう猫ちゃんが多いので、体重がこのくらいは増えているのは良いことですよ」。

 ネコ師には普段近寄らないピーちゃんも、エサを欲しくてすり寄るようになった。おいおい、おまえらは所詮、エサが重要なのか。

 セサールは、寒くなったので、ネコ師と10分間だけ寝るようになった。なぜ、10分間かというと、酔っぱらいのネコ師の体温はかなり高いらしく、もともと体温の高い猫たちも10分が限度らしい。

 トリミングした当時のセサールなら、喜んで布団の中に入ってきたと思うけど、今は、以前と同じように毛が生えそろったので、布団の中は暑くて我慢できないらしい。

 よく外国のテレビや映画などで、路上生活をしている人が飼っている犬や猫がでてきて、うらやましいくらい手なずけられている。これは、やはり、普段、十分な食料を確保できないため、食事をくれる飼い主を尊敬しているからなのかも。

 ボリビアから帰国する数日前にホテルの部屋に迷い込んだ猫、ハシントは、まさにそんな感じでした。エサをくれるネコ師の行動が最大の関心の的で、常に人間に寄りかかっているという感じで、とても可愛く、でも、ちょっと、うっとうしい猫でした。たった数日間、飼っただけの猫でしたが、印象深い猫でした。

 日本の飼い猫は、仔猫の段階から飽食に慣れてしまい、飢餓を経験したことがない。
 かといって、飼い主は、可愛い猫にひもじい思いをさせたくない。

 これが、外国の猫と日本の飼い猫の違いかも。


posted by ネコ師 at 01:37| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

なぜ、スクレがボリビアの首都になったんだろう?


 最近、めっきり寒くなってきました。
 ところで、この気温は、ボリビア、スクレの気温と同じ感じがします。

 スクレは亜熱帯の緯度にあるにもかかわらず、標高が高く、年中、涼しい気候です。

 以前、コスタリカにいたとき、首都のサンホセよりも少し標高の高い町に住んでいる友人がいました。
 やはり、亜熱帯のコスタリカは、海岸地域はとても暑いのですが、標高1200mのサンホセは年中、快適な気温で、半袖で暮らせます。しかし、サンホセより200mほど標高の高い所にある町では、夜になると寒くなり、半袖では肌寒く感じられました。しかし、友達は、その寒さが好きで、標高の高いところに住んでいると言っていました。

 スクレもそんな感じの標高にあります。ネコ師にとっては、標高2800mのスクレは、高いし寒い。ところが、標高2000mまで降りるととても暑く感じます。ボリビアの緯度では2400m位が適当かと感じました。エアコンのない時代、生活に快適な標高を見つけることが重要だったように思います。

 スペインによる侵略の時代は、実はわずかな期間に過ぎません。その後に、植民の時代が始まります。母国スペインからたくさんの女性が新大陸に渡航しています。希少な女性たちに逃げられないために、男たちは快適な住まいの環境を準備する必要があったのではないでしょうか。

 日本では四季があるため、このようなことを書いても実感が湧かないかと思いますが、緯度の低い地域は一年中、同じような変化の少ない気候なので、居住する場所は、できるだけ快適な標高を選んできたようです。

 ボリビアを侵略したスペイン人が、標高4000mのポトシではなく、標高2800mのスクレに首都を置いたのは、母国スペインの体感気温に近かったからではないでしょうか。本当は、標高2500m位にしたかったけれど、ポトシ銀山からかなり遠くなります。やはり、交通の利便性を重視し、標高と気温を我慢した、というのが、スクレを首都とした理由ではないかと思います。

posted by ネコ師 at 01:51| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2013年10月06日

著作権の不思議:他人の説をレポーターが考えたかのように構成する番組


 先日、猫妻と話しをしていたとき、松本清張の話題になりました。松本清張の作品はほどほどに読んでいたのですが、面白かった小説として「白昼の視角」を挙げたところ、松本清張の作品リストに載っていない。この小説を松本清張の作品と勘違いしていました。実は、「白昼の視角」という小説は高木彬光が書いたもの。

 ネコ師は、高木彬光の作品が大好きで、たぶん、ほとんど読んでいるのではないかと思います。その作品の中でも「邪馬台国の秘密 (1979年) 」が気に入っています。

 この作品は、盗作疑惑があるといういわくつきの作品ですが、一読者にとっては楽しく読めました。

 この著作権疑惑については、今から34年も前のことなので、現代では価値判断がかなり変わってきています。関心のある方は、「高木彬光 盗作」や「邪馬台国の秘密  盗作」などのキーワードで検索すると、どんな問題だったのかわかると思います。

 上で「今から34年も前のこと」と書きました。著作権については現在ではもっと厳しくなっている・・・?

 確かに、現在の「著作権法」は、1970年に旧著作権法を全面改定したもので、メディア媒体の変化に合わせて法律が改正されてきています。しかし、この法律の本質は変わっていないようです。

 「邪馬台国の秘密」盗作疑惑は、小説で用いられている邪馬台国比定の新しい考え方を発表した人を、完全に黙殺し、小説の中の登場人物に語らせたことにあります。

 ところが、これと同じことを大手テレビ局は今も行っています。ドキュメンタリー番組で、他の先人が発表した説をあたかもレポーターが考えたかのように番組を構成し、平然と放映しています。明らかな犯罪行為です。

 参考文献としてクレジットを入れれば済むと勘違いしているようです。引用と盗用は全く違います。

 学術分野ではこのようなことが許されるはずもなく、そのような場合、マスコミは競って攻撃しますが、マスコミ自体のチェックはザル状態で、偽ドキュメンタリー番組は健全です。これは、完全な確信犯だと思います。世間が気づき、騒ぐまで続けるという儲け優先の甘え体質です。現場レベルで責任回避できる現在の構造ではなく、違法行為で利益を得ている社主、発言権のある社主にまで責任追及できる法律の改正が必要かも知れません。

 某有名タレントのモラルのない息子をコネで入社させるモラルのないテレビ局があるようです。

 発言権のある者に責任が及ばないというのは、法律のおかしな点では。組織の中での実質的最高の
権限を持つ者に責任も負わせるのが本来の民主主義かも。


posted by ネコ師 at 03:01| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

犬のような賢い猫


 パラグアイ生まれのドラちゃんはとても賢い猫でした。
 ドアノブにぶら下がり、ドアを開けて部屋に入ってくるのは当たり前で、いつ帰るか分からないネコ師の帰宅をバス停や帰路で待ち受け、ネコ師が帰るときに一緒に帰る可愛い猫でした。

 パラグアイにいたときのビデオを見ていたら、ドラちゃんの子供の時のものがありました。

 小さなスポンジのポールを投げると、くわえてきて飼い主の手の中に落とし、飼い主が再びボールを投げるのをじっと見守る、という、犬と同じ行動ができます。

 このビデオは、このような遊びを30分くらいやった後で撮影したもので、ドラちゃんは「はぁーはぁー」いいながらボールを追いかけています。相当疲れているのでしょうが、楽しくて楽しくて、やめられないという感じです。飽きっぽい普通の猫と違う点です。さんざん遊んだ後で、ビデオに撮っておこうと思い撮影したものです。
 猫が息苦しくて口で「はぁーはぁー」するのは珍しいのでは。



 ドラちゃんは日本に連れ帰り、お手、お代わりができる猫に成長したのですが、・・・・。今は亡きドラちゃんです。

 ドラちゃんはネコ師にはよくなついていたのですが、家族には怖い猫と不評でした。なにしろ、爪がかすっただけで皮膚がパックリ割れるほど鋭く、この爪を深く突き刺すのが怖がられた理由のようです。

 ネコ師にも爪を立てることがありましたが、「なにやってるの」とたしなめると、おとなしくなる可愛い猫でした。また、黒猫を飼いたいと思うのですが、ドラのようなやせ形で胴がドアノブに届くほど長い体系の猫は日本にはいないのであきらめます。


posted by ネコ師 at 00:39| Comment(0) | | 更新情報をチェックする

2013年10月01日

猫イラスト セサールと蝶とアラベスク


 パソコンの中のファイルを物色していたら、以前描いたセサールのイラストが出てきました。

 確か、これはアップしていなかったと思うので、今回アップします。

 今はこんな手のかかる作業はとても無理です。

 もう少し加工したいのですが、それも難しい。

猫と蝶とアラベスク


posted by ネコ師 at 00:24| Comment(0) | イラスト | 更新情報をチェックする

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