前回の続きです。
大内宿には宿泊施設がないということで、近くの湯野上温泉の民宿に宿泊することにしました。
後で聞いたら、大内宿の中に民宿が3件あるそうです。
ネコ師一家が宿泊した民宿は、「
民宿いなりや」。部屋数4室の小さな民宿です。湯野上温泉にはたくさんの民宿がありますが、息子がネットで調べて、評価が高いこの民宿を予約しました。
とても感じの良い民宿で、満足。予約の時、お腹をすかせて来て下さい、と言われ、その通りにお腹をすかせて民宿に到着。夕食は6時から。午後5時にチェックインして、まずは温泉に入ります。部屋数が少ないと言うことは、宿泊者数も少ないと言うこと。当然、お風呂も貸し切り状態です。
民宿なので、夕ご飯は6時にスタート。夕ご飯が待ち遠しい。
さて、夕ご飯の時刻になり、皆さん、それぞれの席に着きます。
最初、テーブルの上には、下の写真のような食事が並んでいます。
ところが、「お腹をすかせて来て下さい」という意味がその後分かります。
この後、焼きジャガイモ、煮物、焼き餅(ご飯を潰したもの)、鮎の串焼き、天ぷら、最後に手打ちそば、そしてデザートのアイスと続きます。すべて作りたての熱々の料理が出てきて感激。
量が多く、お腹をすかせていてもとても食べきれません。
焼きジャガイモはごまだれを付けて食べるのですが、おいしい。ボリビアを思い出しました。
鮎の串焼きは、熱くてかぶりつけない。本当の焼きたて。
大きな旅館だと、熱々の料理はほとんどありません。熱々の料理を出すためには、客が料理を食べる時間と速度を考え、確認しながら準備していく必要があります。これが4部屋しかない民宿に宿泊する醍醐味でしょう。
宿泊代金は、2食付きで7800円。これに温泉の入浴料150円が加わります。
温泉は露天風呂付き。小さな風呂ですが、満足。
下の写真は朝食です。
台所は、民宿の若いご主人とそのお友達が取り仕切っていて、てきぱきとして気持ちが良い。
のんびりと過ごすには最高の民宿でした。
翌日は、「塔のへつり」と、再び、大内宿へ。二日続けて大内宿に行く観光客も少ないと思いますが、ネコ師一家はこういう旅行をよくやります(笑)。
【塔のへつり】 民宿から車で10分ほど南下したところにある「塔のへつり」は、1943年、河食地形の特異例として国の天然記念物に指定されています。侵食と風化作用によってできたものだそうです。渓谷に架かる吊り橋は情緒たっぷり。写真をみると分かると思いますが、吊り橋がアクセントを添え、美しい風景です。
ここにはお土産屋さんがいくつかありますが、店員さんは皆親切。新興の観光地ではなく、歴史を感じさせる観光地です。土産屋さんでマタタビの枝を頂きました。家に帰ったら、ぴーちゃんがマタタビの枝に大喜びでした。
生きたマムシを売っていました。東北中の山々を探し回り集めてくるのだそうです。以前は、この地域だけで採取できたそうですが、現在はマムシの数が減っているため、東北の中を探し回るのだそうです。
ペットボトルの中に入れられたマムシは、焼酎の中で溺死する運命にあります。ちょっとだけかわいそう。