2012年11月08日

世界遺産:ジェセル王の階段ピラミッド


 エジプトのピラミッドシリーズの記事です。
 エジプトで撮影した写真の入ったハードディスクが突然死し、失われたと思っていた写真でしたが、用心深いネコ師は、CDにバックアップをとっていました(汗)。

 今日は、ギザ台地のスフィンクスの南東13kmに位置するジョセル王の階段ピラミッド(Pyramid of Djoser)をご紹介します。

 まずは、位置関係から。
 Google Earthで見ても分かるとおり、カイロの近くにカッサラと呼ばれるピラミッドがたくさんある地区があります。カイロ市内からは30km程度。普通の乗用車(タクシー)で行くことができます。ネコ師は知人の自家用車で行きました。

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 カイロの年間雨量をご存じでしょうか。たったの10mmです。ほとんど、雨が降らないということです。このため、ペットボトルの水は必需品です。エジプトでは汗をかきません。すぐに蒸発してしまうからです。このため、遺跡巡りには水分の補給が何より大切です。

 カッサラ地区(7km×1.5km程度の区域)にはピラミッドが密集しています。有名なものだけでも、階段ピラミッドの他に、赤いピラミッド、屈折ピラミッド、崩れピラミッドがあります。

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 サッカラは、アラビア語(英語も同じ)で、Saqqaraと表記します。なぜ、日本語でカッサラと表記するのか分かりません。このように、音自体が異なると、旅行したときに困ります。

 カッサラは、古代エジプトの首都であったメンフィスのネクロポリス(necropolis、巨大な墓地または埋葬場所)でした。サッカラにたくさんあるピラミッドの中でも有名なのがジェセル王の階段ピラミッド。ギザ台地にある四角錐の真正ピラミッドとは異なり、その形状は階段状になっています。

 では、それ以前のピラミッドはどうかというと、墓地は日干し煉瓦を用いたマスタバと呼ばれる方形の墳墓でした。

 このピラミッドの地下には、深さ28メートルに地下室が設けられており、王の遺体を納める玄室があります。危険なため、中に入ることはできません。また、ピラミッドの直ぐ脇には、ピラミッド・コンプレックスと呼ばれる付帯建造物があり、中を見学することができます。

 このように、従来のマスタバ形式からピラミッド・コンプレックス形式に変更された理由は、王の墳墓としての神格性を持たせるためと言われています。


posted by ネコ師 at 06:43| Comment(0) | エジプト編 | 更新情報をチェックする

2012年11月06日

黒猫アニメの改良版


 以前作った黒猫GIFアニメを少し改良してみました。
 猫は座ったときに前足がそろい、きれいな姿をしています。

 顔の頬も少し小さくしました。
 首の鈴だけが動くGIFアニメです。

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 少し違ったバージョン。

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尻尾が太いバージョンの画像です。

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2012年11月04日

スフィンクスの謎(その2)


 前回、スフィンクスの記事を書いてから、だいぶ時間が経ってしまいました。
 続きです。今回は、スフィンクスとアトランティスの関連です。

 大スフィンクスは、ギザ台地にあるクフ王のピラミッドの脇の道を少し下ったところにあります。
 スフィンクスは東を向いていますが、そのスフィンクスの目の前にあるのが、スフィンクス神殿。この神殿は、スフィンクスを掘り出したときの石材を使って造られたことが確認されています。

 今日は、前回アップできなかったスフィンクスの写真を大量にアップします。
 ピラミッドはどの角度から撮影しても、あまり変化はありませんが、スフィンクスは角度によって大きく異なります。この状況を知るには、いろいろな角度から撮影した写真をたくさん見る必要があります。この写真を撮影したときは、スフィンクスの前面部分を修復中で、足場が組まれていました。

 この大量の写真を見れば、ギザ台地に行ったことのない方でも位置関係が分かるのではないかと思います。スフィンクスの写真集です。ネコ師が撮影したスフィンクスの写真のほぼ全てをアップします。

 
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 スフィンクスの写真はここまでです。
 ここからは、スフィンクスとアトランティスのお話し。

 スフィンクスの位置は、緯度で、北緯29度58分32秒にあります。
 以前の記事で、スフィンクスとカフラ王のピラミッドの軸がずれていると書きましたが、実は、カフラ王のピラミッドの頂上の緯度は北緯29度58分32秒で、スフィンクスと完全に同じ緯度上にあります。

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 これは、緯度の不思議ともいえるものです。実は、このことに最初に気づいたのは南米メキシコのティオティワカン遺跡とユカタン半島のマヤの遺跡群。これらの遺跡は、ほぼ同一緯度に並んでいます。このことは、確か、ティオテワカンの記事で書いたと思います。

 もし、そうであるなら、この北緯29度58分32秒上を辿れば、他の遺跡が見つかるかも知れません。
 そこで、再び、Google Earthで調べてみます。

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 世界一周して見つけたのは、ヘラクレスの柱、ジブラルタルの西方にある水深300~500mにある台地上の地形。これは、アトランティスの候補地になっているようです。緯度は、ピッタリ一致します。

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posted by ネコ師 at 05:20| Comment(0) | なぞの解明 | 更新情報をチェックする

2012年11月01日

Cinemagraphs:フェルメール 牛乳を注ぐ女


 昨日、健康診断で病院に行った時、待ち時間があったので備え付けの雑誌を読んでみました。
 その中にあったのがフェルメールの特集記事。

 フェルメールは、庶民を描き、高価なラピスラズリの青を使っているのが大きな特徴なのだそうです。この高価な画材のため、多額の借金があり、フェルメールが43歳の若さで急逝した後、残された奥さんは、翌年、破産申告をしています。

 フェルメールの代表作の『牛乳を注ぐ女』。青いエプロンが魅力的な絵です。

 しかし、この絵画のタイトルは、何ともあじけのないものです。もっと別のタイトルをつけるとさらに魅力的になると思うのですが・・・・。

 例えば、・・・・。 ・・・・。 ・・・・。思いつかない(汗)。

 そこで、この絵画をシネマグラフにしてみました。

Vermeer


 フェルメールとかレンブラントとか聞くと、オランダに行きたくなります。オランダ領のキュラソー(クラサオ)には行ったことがあるのですが、オランダ本国には行ったことがない。アルゼンチンに行かずに、オランダに行けば良かった。

 こんな記事も書いています。よろしかったらご覧下さい。

 「世界遺産 オランダ領キュラソー島と杉原千畝」

そういえば、以前、駅前留学のNOVAに行っていたときの教材CDに、このキュラソーの話があった。この続きは、次回に。
 

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