2011年02月23日
赤道を越える
しばらく更新を休んでいるネコ師は、今、どこにいるのでしょうか?
実は、エクアドルに来ています。
世界遺産キトはそのうちご紹介します。
昨日はコロンビアとの国境地区まで行ってきました。パンアメリカンハイウェーをキトから北上します。途中で赤道を超えて北半球に入ります。
GPSを持っているので、ちょうど緯度ゼロのところで記念写真をと思ったのですが、欲張りすぎて、赤道を過ぎてしまいました。いつの間にかGPSの表示が北緯から南緯に変わっていて、「あっ、通り過ぎた!」と思ったのですが後の祭り。
パンアメリカンハイウェーをハザードランプを点けてゆっくり走りながらGPSの値を読んでいたのですが、通り過ぎてしまいました。
というわけで赤道の写真は有りません。せっかくエクアドルに来たので、正確な赤道の写真を撮りたかったのですが残念です。
エクアドルに来て驚いたのは、ボリビアとは違って都会だということ。大きな都市がいくつかあるのですが、皆、大きく、都会です。ボリビアと似た感じを想像していただけに驚きました。
エクアドルには自国の通貨はありません。なんと米ドルがエクアドルの通貨になっています。観光客にとっては換金しなくて良いので便利ですが、自国の通貨を放棄した国というのも珍しいと思います。経済危機を乗り越えるための措置だったようです。
コロンビア国境近くIBARRAという都市に泊まりました。この町は1864年の地震で崩壊し、4年間別の町に疎開? している間に町を再建したのだそうです。再建は1868年4月28日。この町の出身者が詳しく教えてくれました。人口は16万人。大きなショッピングセンターもあるエクアドルの中核都市になっています。町はしっとりとした歴史を感じさせる造りなのですが、雨が降ったので町の散策ができず、これまた写真がありません。
コロンビアに近い、と聞いて思いつくのが「麻薬」。この町を使ってマネーロンダリングが行われているそうです。町の外れにはコロンビア人売春宿が大きな看板を掲げて2軒ありました。コロンビアからの出稼ぎも多いとか。
昨日はイバラ(IBARRA)からチンボラソという都市に移動。
チンボラソはキトの南、車で3時間くらいのところにある都市です。
ここでおもしろいものを発見。
たぶん、エクアドル最初の教会ではないかと思います。スクレが設立されたのが1538年なので、それよりも古い教会です。
しばらくエクアドルの記事を書く予定ですが、マウスの調子が悪いので、今日はこの辺で。
この教会は1534年の建築だそうです。
教会の内部
2011年02月17日
香水の花 マグノリアの大輪
このサイトとしては珍しく花の話題を。
職場の中庭は1年くらい前にできた新しい庭なのですが、そこに外から樹木が移植されました。そのうちの1本の木にとても大きな白い花が1輪咲きました。
「なんてでっけー花なんだ!」と思っていました。その花が枯れると別の場所に1輪だけ咲きます。
気になったので職場の同僚に聞いてみたら「マグノリア」という花だそうです。気になるくらい大きくきれいな花です。
ネットで調べたら日本語では「タイサンボク」という名前だそうです。香水の原料として使われます。
11月から咲き始めた花は、4ヶ月たった現在もまだ咲き続けています。
香水の花ということなので臭いを嗅いでみたいのですが、高い位置に咲くのでとても手が届きません。
写真をアップします。花が小さく見えるのは錯覚です。葉もとても大きいです。下の方に付いている葉の長さを測ったら32cmでした。
花びらが分厚そうに見えます。近くで見てみたいものです。
花は散らずに枯れてしまいます。
葉の長さを測りました。32cmもあります。ハシゴを使ってよじ登ったのですが、花の咲いている所はずっと上なのでとても登れません。
「プランタス」の方でも別の画像をたくさんアップしていますので、よろしかったらご覧下さい。
2011年02月16日
民族舞踊プフリャイのパレード
今日は、スクレの中央広場で民族舞踊プフリャイ(Pujllay)のパレードがありました。
2月15日、チュキサカ県がプフリャイの踊りを県の無形文化財として指定する法令を施行する記念行事だそうです。なんと、世界遺産登録を目指すのだそうです。
プフリャイの踊りは、前回、集落訪問の記事でご紹介しました。あの集落からも来て踊りに参加している人たちがいました。
プフリャイの踊りは何度も見たし、踊りにも参加したので珍しくないのですが、今日の目当ては、この珍しい笛トコロ(tokoro)を吹いている人の写真を撮ること。タラブコの観光ガイドブックには必ず出てくるのですが、このタイプの笛を吹いている人は10人に一人もいません。
以前からこの写真を採りたかったのですが、やっと今日、願いが叶いました。踊り子に近づいて超アップで撮影しました。
この笛を吹いている人にはカメラを構えた観光客達の注目が集まります。「なんだ、このやろう」みたいな顔をしていますが、実は、カメラを意識して歩調を変えてくれました。
上向きに吹き口の付いている笛は珍しいと思います。別の人も同じでデザインの笛を吹いていましたが、例によって塩ビ管製の笛なのでちょっと興ざめです。
2011年02月15日
スクレの道ばたでオレンジジュースを飲む
以前から気になっていたことの一つに、スクレの中央広場で売っているオレンジジュースがあります。
このジュースを作るところが面白いので、ときどき立ち止まってみていました。
いつも見てばかりだと売り子の人に申し訳ないので、飲んでみることにしました。
コップ1杯が3Bs.(約40円)。と思ったら、コップ1杯という勘定ではなく、オレンジ4個の値段でした。オレンジ4個を絞るとコップ1杯以上あります。1杯目を飲み終わると、おじさんが残ったジュースをコップに注いでくれました。何となく得した気分です。
このジュース屋さんの何が面白いかというと、オレンジの皮を剥く道具です。これは優れもので、オレンジの皮がくるくるとあっという間に剥(む)けてしまいます。
このオレンジを絞る道具も面白いです。皮を剥いたオレンジを半分に切り、手動ジューサーにセットしてハンドルを押し下げます。ハンドルを上げ、オレンジの方向を変え、またハンドルを押し下げます。この動作を3回繰り返し、オレンジから汁を搾り取ります。
オレンジの皮を剥いているところがコツで、皮が付いたままだとうまく絞ることができません。
ホテルの部屋にはジューサーとミキサーがあるのですが、この皮を剥く作業が大変なので、結局オレンジジュースは街頭で飲むことになります。
パラグアイでは、オレンジの皮を剥いて、上部を切断し、そこから汁を吸う飲み方(食べ方)をしていましたが、スクレでそのような飲み方をしている人を見たことがありません。同じオレンジでも、所変われば飲み方も変わるということでしょう。
オレンジの皮むき器。構造はシンプルなのですが、その威力は絶大です。あっという間にオレンジの皮を剥いてしまいます。
絞りたてのフレッシュジュースは美味しいです。
2011年02月14日
ボリビアの怪しい飲み物:モコチンチ
3ヶ月ほど前、学生達が集まって、なにやらお祭りの準備をしています。大きなバケツに飲み物のようなものが入っているので、「これ、何?」と聞いたら、「モコチンチ」との答え。
名前も怪しいが、味も怪しそうだと思いました。アルコールは入っておらず、ジュースだという説明でした。その時はそれでおしまいだったのですが、先日、田舎に行く道ばたでこのモコチンチを売っていたので、ものは試しと飲んでみることにしました。
モコチンチは、ボリビアの小さな桃を茹でて、煮出し、砂糖を加えたものです。売っている人から聞きました。賞味期間は1日。翌日まで保存できないのだそうです。
味はというと、癖もなく、けっこう美味しい飲み物です。でも、かなり「色つき砂糖水」という感じもします。モコチンチの味よりも、どんな水を使っているかの方が気になりました。
見た目はリンゴジュースのような感じです。ビールにも見えますが。
ジョッキに入れてたっぷりサービスしてくれます。中に桃の実が入っています。梅酒の中に入っている梅みたいです。たべてみましたが、「不味い」。
桃自体は美味しくないので、このようにジュースにして、砂糖を加えるようです。
この売店のようなところでは、簡単な食事もできます。小食なネコ師は、普通の人の3分の1の量にしてもらいました。こういう道ばたの料理は、実は美味しいです。
胃の弱いネコ師でも大丈夫なので、普通の人は食べても平気だと思います。ボリビア料理は、レストランで食べるより、こうした田舎で食べるのが好きです。すぐお腹を壊しますが(汗)。
MIX洋猫と世界遺産ランキングに参加しています。
このバナーは「セサールの酔猫バナー」という名前です。
この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
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