2010年06月09日

スクレで鳩退治(続編)

 前回の鳩退治の続編です。

 スクレの中央広場にはたくさんの鳩がいます。鳩は見ている分には可愛いのですが、・・・。実害を被ると話は違います。

 前回、ご紹介したように、ベランダにテグスを張りました。これで鳩はベランダには来なくなりました。しかしです。ベランダは相変わらず、鳩の糞で一杯。

 ベランダの大量の鳩の糞の原因は、ベランダの上(屋根の部分)に鳩が夜来て寝ていることだと分かりました。

 鳩が寝ている場所は、とても高い位置なので、とても届きません。

 毒薬を使うという案もあったのですが、そこまでやるのはかわいそう。

 どうしたものかと考えあぐねていた所、ふと、カーニバルの水鉄砲を思い出しました。圧力式の水鉄砲で、鳩が寝ている所を狙い撃ちすることに。

 ところが、この水鉄砲がどこのおもちゃ屋さんでも売っていない! カーニバルの時期だけ仕入れるので、今はないのだそうです。

 数件、おもちゃ屋さんを回ったのですが、どこにも売っていないので、知り合いから借りることにしました。

 ところが、いつまで経っても、持ってきてくれない(トホホ)。

 というわけで、鳩は未だに、ベランダの上でぬくぬくと寝ています。

 ベランダは、相変わらず、鳩の糞で一杯です。

 糞だけではなく、羽が部屋の中にまで入ってくるので閉口しています。猫がいればこんな苦労はないのですが。

 鳩退治は、次回に続きます。


posted by ネコ師 at 13:10| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

いまさらながらですが、このブログについて

 元々、このブログは、猫と世界遺産をご紹介するブログとしてスタートしています。それは、今も変わっていないのですが、管理人が海外赴任したため、愛猫をご紹介する機会がめっきり減ってしまいました。7月に、日本に一時帰国しますので、猫の部分が増えるのではないかと思います。

 管理人は、現在、ボリビアの世界遺産の古都スクレに在住です。このため、スクレの記事が圧倒的に多くなっています。スクレの記事は、在住していることもあり、日本で入手できない情報をやたら詳しくご紹介することを目指しています。しかし、これは結構手間がかかります。

 管理人が訪れた世界遺産は、このブログでご紹介している以外にもたくさんあるのですが、写真がないので、特にヨーロッパについてはほとんどご紹介していません。そのうち、ご紹介できれば良いなぁと思っています。

 世界遺産の中でも、世界文化遺産は、歴史を知ることが大切だと思います。日本のガイドブックを見ると、きっちりと歴史を書いているものはほとんどなく、再現性のない旅行記でページを埋めているように感じています。

 このブログでは、この点にこだわっています。せっかく、貴重な時間と費用をかけて世界遺産を訪問するのに、日本で売られているガイドブックの内容では悲しくなります。

 たとえは、スクレ郊外のラ・グロリエタ城について、ガイドブックではどのように書かれているのでしょうか。管理人はガイドブックをほとんど読まないので分からないのですが。

 本ブログの「ラ・グロリエタ城」の記事は、スペイン語版でweb検索を行い、相当の時間をかけて書いています。その上で、現地の写真とともに、現状を紹介しています。

 スクレの歴史は、さすが世界遺産に登録されるだけあって奥が深く、まだまだ調べきれません。時間をかけて調べ、ご紹介できればと思います。近いうちに国立図書館で検証したいと思っているテーマもあります。

 ネットで調べていて思うのは、スペイン語の有益な情報が少ないことです。ネットで情報を発信するということに不慣れなのか、インフラが整っていないのか、いろいろ条件があると思いますが、スクレの歴史に関しては、スペイン語版の情報は極端に少ないと思っています。

 日本語のwebサイトの情報は、wikiのコピーがほとんどで、悲しい限りです。Wikiは便利なのですが、項目によってひどいものもあります。たとえば、『アイユ』の項目のようにWikiの説明は稚拙で、何を言っているのか意味不明です。書き手の知っていることの羅列でしかないと思います。それは、ウユニ塩湖でも同じですが。

 もう一つ強調したいことは、日本の感覚と外国の感覚の差異です。同じ事項の説明でも、日本語版とスペイン語版とでは当然違います。項目によっては、日本語にないものもたくさんあります。このブログでは、スペイン語版を中心に記事を書いています。そのため、特に、歴史の部分は相当時間がかかっています。近いうちにご紹介できるのではないかと思いますが。

 管理人は、決して歴史が好きなわけではないのですが、歴史が大切なことを身にしみて感じています。やはり、過去があってこそ現代があると感じています。特に、世界遺産を訪ねるのであれば、歴史を知っておくことが不可欠だと感じています。

 たとえば、チャルカス・アウディエンシア。アウディエンシアとは何か、その強大な権限、チャルカス(現スクレ)とは? 、スペインの統治体制は? アンデスのエスタンシアとアシエンダの違いは?、エンコミエンダとは?、コレヒドールとは? ボリビアのアンデス地域では、なぜ、人々は不便な山の中にポツリ、ポツリと離れて住んでいるのか、スクレにある南米最古の大学の一つであるサン・フランシスコ・ハビエル大学は、フランシスコ・ザビエルの名を冠しているのに、なぜスクレにイエズス会の修道院がないのか、などなど。

 これらの知識はマニアックなものではなく、世界遺産スクレの観光をより楽しいものにすると思います。

 近いうちに、まとめてご紹介できればと思います。
posted by ネコ師 at 14:50| Comment(0) | ネコ師の独り言 | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

アンデスの景趣

 今日は、のんびりと南米ボリビアのアンデスの景色をお楽しみください。

 撮影場所は、スクレの郊外(といっても2、3時間の距離がありますが)です。

 いつも通る道でも、季節や時間、天候によって、全く異なった趣があります。

 撮影場所の標高は、約3千メートル。
 このような風景を見ていると、アンデスにいるんだ! と改めて思います。

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posted by ネコ師 at 10:02| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年06月06日

ビリャ・セラーノ:世界最大のチャランゴ、これはでかい!

 ビリャ・セラーノ(Villa Serrano)に行ってきました。

 この町は、スクレから車で3時間半の所にあります。
 この町は、これといった特徴のある町ではないのですが、チャランゴ(Charango)で有名です。



大きな地図で見る


 チャランゴは、ギターやウクレレに似た10弦の弦楽器で、ボリビアが発祥の地と言われています。

 この町の博物館『文化の家(Casa de Cultura)』には、世界最大のチャランゴが展示されています。

 確かに、このサイズは、世界最大だと思います。このチャランゴは、張りぼてではなく、演奏できるそうです。どうやって演奏するのか分かりませんが、数人がかりで弾くそうです。

 その隣には、最大の太鼓というものがありました。日本には、もっと大きな太鼓があるので、サイズ自体にはあまり驚きはないのですが、その形は印象深いものでした。こんな太鼓は初めて見ました。なにしろ、太鼓を叩く所が三カ所あるのですから。こんな奇妙な太鼓は見たことも聞いたこともありません。私の想像力の外の世界でした。

 チャランゴ(スペイン語: charango)は、南米アンデス地方周辺の民族音楽・フォルクローレに使われる40から60cmほどの弦楽器。ボリビア、ペールー、エクアドルでは、重要な楽器となっています。

 チャランゴの発祥地とされるのは、ポトシ(ボリビア)北部で、18世紀に建設されたあるいくつかの教会の入り口がチャランゴで飾られており、この頃に「チャランゴ」と呼ばれ始めという説もあります。ボリビア国内では、アイキリのチャランゴも有名で、毎年、大きな大会が開催されるそうです。

 チャランゴの通常の大きさは、マンドリン程度ですが、ビリャ・セラーノにあるチャランゴは。5メートルくらいあるのではないかと思います。

 では、写真でご紹介します。

 まず、ネックの部分です。この写真だけだと、大きさが分かりませんが。

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 弦巻の部分です。

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 じゃじゃ~ん! 世界最大のチャランゴです!

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 人間の大きさと比べて見れば、その巨大さが分かるのではないでしょうか。

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 チャランゴの裏側です。ごっつい彫刻が施されています。

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 大きさが分かるように「ネコ師の手」を入れて撮影しました。

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 次に、奇妙な太鼓です。自然木をくりぬいて作られていますが、太鼓を打つ面が3カ所あります。本当に奇妙な太鼓です。

 どんな音がするのか興味がありますが、チャランゴ同様、触ってはいけないので、見るだけにしました。

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posted by ネコ師 at 11:23| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

アルハンブラ宮殿の想い出

 数年前、家族でスペインに旅行しました。
 今日は、その回想録。

 いきなりですが。旅行の記録を留めておくのは、何かと後で役に立つものですが、結構めんどくさい。スペインに旅行したときに、子供たちに小さなノートを渡し、日記を付けるように言いました。ところが、・・・、あきれたことに、二人の息子たちは、そろいもそろって、そのノートを紛失してしまいました。残っていれば彼らにとって良い想い出になったと思うのですが。

 さて、大人バージョンです。旅行ブログを書くのでもなければ、いちいち旅行記のようなものは誰も書きません。でも、そんなめんどくさいことをしなくても後で役に立つ方法をお教えします。それは、・・・、出納簿を付けることです。毎日、何にお金を使ったかを記録しておくことで、記憶が驚くほど蘇ります。ぜひ、お試しください。

 というわけで、今日は、スペイン旅行の時の会計簿を見ながら、アルハンブラ宮殿に行ったときのことを書きたいと思います。

 スペイン旅行は、イタリア観光の後に行きました。ローマからマドリッドに飛び、マドリッドのアトーチャ駅からすぐにスペインの新幹線AVEでセビージャに。AVEはTVも付いて快適ですが、値段も高い! 会計簿を見ると46ユーロと書いてあります。大人二人、子供二人分です。

 セビージャの街はわかりにくく、迷子になりながらもホテルを適当に見つけて宿泊。物価が高いので閉口。Buzoという海産物レストランの食事代が182ユーロだったようです。

 セビージャが気に入ったので、結局3泊し、地中海側のマラガへ。

 マラガでは、トレモリーという完全ヌーデストの浜辺で・・・目のやり場に困りながら堪能しました。やはり、海は良いです。それにしても、老若男女を問わず、なぜスッポンポンの女性がたくさんいるのか理解できませんが。

マラガには2泊し、いよいよ今日の記事の本命、グラナダにバスで向かいます。

 グラナダは、本ブログでも、・・・、そのうち出てきますが、コロンブスが新大陸を発券した1492年に、現スペイン国内に残っていた最後のイスラム国家であるグラナダ王国が陥落します。その国王がいたのがアルハンブラ宮殿です。

 クラシックギターを弾いたことがあるなら、弾いてみたい曲、「アルハンブラの想い出」。なんとなく、そのメロディーに惹かれながら宮殿を訪ねました。

 宮殿自体は、すばらしいものだと思いますが、なにしろ基礎知識なしで訪問したので、何が何やらさっぱり分かりません。せっかく、スペイン屈指の世界遺産であるアルハンブラ宮殿に行ったのに、ほとんど記憶がありません。タイルのモザイクがきれいだったことくらいしか。

 実は、この反省から、「やたらと詳しい世界遺産スクレの観光案内」を書いている次第です(汗)。

 「世界遺産○○に行きました! 近くのアイスクリーム屋さんのバニラがお勧めです!」的な旅行記のコメントでは、少し寂しいかなぁと思います。

 アルハンブラ宮殿に行ったときのネコ師は、まさにそんな感じでした。何の下調べもせずに有名だから行ったというだけで、結局、何も印象に残っていないという状況です。

 印象に残っていることと言えば、チケット売り場が遠かったこと、入場の時間制限があったこと、宮殿からホテルまで歩いて帰ったのですが、道に迷ったこと、途中で子供たちにペットボトルを投げつけられ、うちの子供たちが反撃していたこと、・・くらいです。ちなみに、アルハンブラ宮殿の入場料は、4人で28ユーロでした。相当高いです。

 1泊したホテルの記憶も全くありません。「アルハンブラの想い出」は、実は、ほとんど無い、という想い出でした。

 昨年、知り合いがここに行ったとき、入場時間の制限があり、また、チケット売り場と宮殿の入り口が離れているので、時間を取られ、観光バスの時間がぎりぎりだったとこぼしていました。

 ヨーロッパのお城を訪ねて思うのは、荒涼としているという印象がすることです。たぶん、城主がいたころは、壁にはタペストリが飾られ、床には絨毯が敷かれ、もっと暖かな感じだったと思うのですが、全て、石や煉瓦、漆喰で造られた建物は、寒々しい感じがします。

 今日は、こんなところで。

【追記です】
 スペインは治安が悪く、電車はとても危険です。スリが横行しているので、電車に乗るときは、最大限の防御態勢で乗ってください。相手は複数なので、この点をご注意を。・・・とは、上記の知り合いのコメントです。電車に乗るたびに、ズボンのポケットに手を入れられたとか。



posted by ネコ師 at 12:46| Comment(0) | スペイン編 | 更新情報をチェックする

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