ボリビアの古都スクレのホテルに滞在すること11ヶ月。外に通じる窓のない穴蔵のような部屋から、中庭まで付いた新しい部屋に引っ越して1ヶ月経ちました。
引っ越した当初、不思議なことが・・・。
ベッドの下に、スポンジのくずが落ちているのです。ホテルの掃除婦が毎日掃除してくれるのでおかしいと思っていました。でも、次の日も、その次の日も、ベッドの下にスポンジのくずが落ちています。掃除婦に聞いても分からないとのこと。
これってちょっと不気味です。この部屋で自殺した人の祟りかも・・、などと考えてしまいました。そんな事件はありませんが(汗)。
ある日、原因が分かりました。ベッドの枕に穴が開いていて、・・・・、広場の鳩がその穴からスポンジを取りだして巣作りをしていたのです!!
こんなことは全く想像外の出来事でした。確かに部屋の窓はいつも開けていました。部屋の中に鳩の羽が落ちているのでおかしいとは思っていたのですが、まさか枕のスポンジで巣作りをしようとしていたとは、・・・。
広場に面したベランダには鳩の糞がいっぱい落ちています。ベランダの隅には、作りかけの巣もありました。小枝がいくつか積まれています。そのそばには、つがいの鳩がこちらを見張っています。
猫好きの人は、「鳥は猫のえさ」というのが常識(ではない)なので、この鳩事件には参りました。昨日は、ベランダの窓を開けたら、広場から一直線に鳩が飛んできました。明らかに攻撃姿勢です。
というわけで、鳩対策をすることにしました。
どうするかというと、実は簡単です。ナイロンの釣り糸をベランダに張り巡らすだけです。
鳥類は羽が命です。羽が傷つくと飛べなくなり、外敵に食べられてしまいます。だから、羽が傷つくような場所には近寄りません。
釣り糸は、鳥類にとって危険です。目の良い鳥類でも光の加減で見えにくくなり、羽を痛める恐れがあります。さらに、とっさに飛び立つ必要がある場合、羽が絡まってしまうかもしれません。
・・・・・、という情報を、以前、NHKの番組で見ました。そのときはムクドリだったと思いますが。
まあ、原理は同じなので、試してみることにしました。
野生の鳩は、どんな病気を持っているか分からないので、やはり排除する必要があります。
さて、この結末は・・・。後日、お伝えします。世界遺産スクレの鳩との知恵比べです。猫を飼うのが一番なのですが。。。。