2010年05月31日

コスタリカのアレナル火山が活発化しているらしい

 今まで、自分の目が信じられない!という光景に何度か出くわしましたが、その一つが、コスタリカのアレナル火山。

【コスタリカ:アレナル火山位置図】
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大きな地図で見る

 コスタリカ人の友人が、アレナル火山の近くに農場を持っているので、遊びに行ったときのこと。

 眼前に迫るアレナル火山からは溶岩が流れ落ち、ちょうど夕焼けが山全体を真っ赤に染め上げ、まるで、山全体が内部から燃え上がっているような、そんな光景でした。

 ネットでみたら、5月24日撮影の写真とともに、火山活動が活発化して、住民が避難しているとの記事が載っていました。




 このアレナル火山の麓に、ちょっとした温泉施設があります。大小10個くらいのプールがあり、プールサイドにはカウンターバーもあり、温泉に入りながらお酒も飲めます。

 上を見上げれば、アレナル火山が火を噴いています。ここには夜行ったのですが、温泉の水温が少し低いので、一番上の温泉で暖まりました。下に行くほど冷たくなります。気持ちの良い所です。

 かなり前の話なので、今はどうなっているのか分かりませんが、有毒ガスが発生していては、温泉どころではありませんね。


 コスタリカの首都サンホセから1時間程度の所にサルチという小さな村があります。民芸品や家具、コーヒーで有名な所です。特にカレータという極彩色に装飾した荷車は有名です。

 すてきな公園もあります。ストックしてある写真を数枚アップします。かなり前に撮影したものなので、ちょっと変色していますが。

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 コスタリカは、どこに行っても自然が豊かで、落ち着いた感じがします。







posted by ネコ師 at 10:04| Comment(0) | コスタリカ編 | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

スクレで酒の肴をつくる

 先週、サンタクルスに行って、モヤシと豆腐と冷凍イカを買ってきました!

 さて、これをどう料理するか! ネコ師の腕の見せ所です。今回は、いたってノーマルに。

 まず、モヤシ。

 冷凍保存できないので、・・・、ナムルにします。

【ナムルの作り方】

① 熱湯の中にモヤシを入れます。
② 沸騰したお湯に入れ、1分半くらいしたら火を止め、蓋をし、蒸します。 
③ 蓋をあけ、適度の固さになったなら、ザルにあけ、水気を取ります。
④ 熱いうちに塩を少々ふりかけ、ザルを揺らしてまんべんなく塩を行き渡らせます。
⑤ しばらくすると(1、2分程度)すると、余分な水分が抜けてきますので、ラー油を垂らします。熱いうちにやるのがコツです。
 これで、ごま油の香りたっぷりのナムルができます。本当は、ラー油ではなく、ごま油なのですが、手元にないので・・・。日本とは違います。

 コツは、②の火を止め、蒸すということ。シャキシャキ感を残すため時間が大切です。味見しながら蒸し時間を調整します。

 作りたても美味しいのですが、しばらく置いてもなかなか。しばらく置くと、塩分が出てしまうので、塩気が不足するようです。


【イカの一夜干し】

 今回買った冷凍の小イカは、塩味がするので、一夜干しにすることに。(この塩味がなければレパートリーが広がるのですが、・・・、ちょっと"新鮮ではない!")

① まず、良く洗い、イカの裏側から裂き、内臓を取り除く。内臓は、残念ながら処分(涙)。A型肝炎が怖いので。

② ゲソは、後で説明する「がんもどき」に使うので、口と目玉を取り除き、良く洗う。
③ 本身は、もともと塩味が効いているので、そのままスクレの夜空の下、干します。
④ ここまで加工すると冷凍保存が可能。いつでも、ふわふわの焼きイカを賞味できます!。これが一夜干しの良い所です。

イカの一夜干し


 実は、今晩、これを焼いて食べました。涙が出るほど美味しいです!

【ゲソ天】
 イカのゲソは、天ぷらにする。今回は、小イカのため、ゲソも小さい。2個だけ天ぷらにしました。


【がんもどき】

 「がんもどき」をつくる。サンタクルスで買った豆腐は大きいので、とても食べきれない。いつも捨てることに。スクレでも豆腐はたまに入手できるのですが、大きすぎるので、かなりの部分を捨てることに!

 そこで、「がんもどき」にして、冷凍保存することにしました。
 がんもどきは、おでんにしていただきました。3日目が特に美味しいです!

 <作り方>
① 豆腐に重しをして水分を抜く。
② 混ぜる具を準備する(スクレで調達できる、または他からの調達)
 シイタケ:千切りとみじん切り
 タマネギ:みじん切り
 ニンジン:千切り
 昆布:千切り →本当は、ワカメの方が良いみたいです。
 イカのげそ:みじん切り

③ 水切りした豆腐をザルで裏ごしする。その後、ペーパータオルなどで水分を抜く。放って置いても水分は抜けないので注意。

④ ②の材料を③によく混ぜ、ボール型に握り、低温の油(120℃程度)で10分程度揚げる。揚げ時間は、「揚げ物の基本」である大きな泡が出なくなるまで・・・。揚げ物の水分によっても異なるし、実際は難しい。要は経験。
⑤ ④で揚げた状態で、強火にし、焼き色が付くまで揚げる。
⑥ 揚げあがりは表面が固いので、これを柔らかくする。まず、揚げた「がんもどき」を深皿に入れ、ラップをゆったりかけ、電子レンジで加熱する(1.5分程度)。これで、内部の水分が表面に出てくるので柔らかくなる。

(ラップは余裕をもってかける。ラップの耐熱温度は120℃程度。一方、「がんもどき」の表面の油は、200℃にまで上昇することもある。この場合、ラップが溶け出すので過剰加熱は注意)。

ガンモドキ1


ガンモドキ2


ガンモドキ3


【モヤシのかき揚げ】

 げそ天をつくろうと思ったけど、小イカのため、「げそ」も小さい。2枚だけ天ぷらに。でも、天ぷらの衣が余った。このため、モヤシのかき揚げを作ることに。こんなの初めて!

 下の写真のように、パリパリで、結構よいできだ。とても美味しい。先ほどの「げそ天」は、冷めてしまったせいか、あまり美味しくない。

モヤシの天ぷら


 まあ、酒の肴としての料理なので、これで十分。
 ワインとともにいただきます。

 ワインで、 乾杯!

ワインで乾杯


posted by ネコ師 at 12:10| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年05月27日

スクレの幻のインカの岩絵(INCA MACHAY)

 スクレの観光名所の一つ「インカの岩絵インカ・マチャイ(INCA MACHAY)」にやっと行ってきました。前回、たどり着けなかったインカの岩絵ですが、今回はしっかり見てきました。名所とはいっても、3,500mの高地をトレッキングで2時間歩かなければたどり着けない所なので、まさに「幻」の岩絵です。

(前回の記事:『世界遺産スクレ:インカ時代の『幻の壁画』の最新情報』もあわせてお読みください。)

 大量の写真を用いてご紹介します。

 ちなみに、インカ・マチャイのマチャイとは、ケチュア語で「酔う(machay)」という意味ですが、ここでは「休息」を示すようです。

場所


 スクレ市トゥンペカ集落パトトロリョ地区
 スクレ市内から西に30Km、車で1時間半の距離にあります。

登る


 まず、岩絵のある所まで登ります。
 近くに見えても、山は遠いです。50分も登ることになりました。標高差は約200m。登り口の標高が3,115m、岩絵のある場所が3,330mでした。ただし、スクレ市役所の設置した案内板では、岩絵のある場所は3,510mになっています。私の使っている時計「CASIO PROTREK」は、スクレの標高を正しく表示していますので、3,330mが正しいと内心は思っています(笑)。

 写真中央の山の中腹まで登ります・
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 中央左側に洞窟のようなものが見えます。まず、そこまで行きます。中央の屋根のように見えるのが、目的地です。まだまだ遠いです!
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 地元の人たちが道を直したそうで、所々、石段があります。登るのはなかなか骨が折れます。
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 登ってきた道を振り返るとこんな風景が広がっています。
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最初の洞窟の岩絵


 やっと洞窟までたどり着きました。呼吸が苦しいです。
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 この洞窟にも岩絵があります。
 ただし、この洞窟の岩絵は、下の写真の1個だけ。他には何もありません。
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岩絵のある岩屋


 洞窟を過ぎて5分ほどで目指す岩屋が眼前に見えてきます。
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 まさに岩屋という言葉がぴったりの所です。まるで大神殿の屋根のような巨岩が張り出しています。荘厳な雰囲気の漂う場所です。
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 岩の間にポッカリ空いたこの空間は、長さ47m、幅19m、高さ5.7mの広さがあります。

 これがインカの岩絵です。でも、インカよりももっと古い時代のものではないでしょうか。調べたところ、2,500年前のもののようです。
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 岩絵は、神殿の屋根のように張り出した巨岩の天井部分や壁の部分に描かれています。白、茶色、青、黒の顔料が使われています。特に白が色鮮やかです。

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 モチーフは、人間と動物で、他に四角いマスが描かれています。動物はビスカチャというウサギのような生き物も描かれているようです。

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 これは線刻画(ペトログリフ)と呼ばれるもので、顔料で描かれたものと、岩を削って描かれたものの二つのタイプがあります。
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 この岩屋の広さは、30m×10mくらいあり、洞窟ではなく、一方が開放されているので、相当広く感じます。

 後でご紹介しますが、周囲は奇岩に囲まれ、まさに荘厳とした場所なので、何らかの宗教的な儀式が執り行われ、神聖な場所だったのではないかと感じました。

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 スクレ市役所が作った看板です。岩に刻まれています。
 この掲示板は間違っています。パタトロリョ集落と書いてありますが、これは間違いです。行政区分上はトゥンペカ集落に属します。この中のパタトロリョ地区というのが正しい表現です。
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 巨岩が張り出している様子は、下の写真から分かると思います。
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 青い顔料が使われています。
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 入り口の所にある看板。
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 この岩屋の屋根の部分に登ってみます。
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 これが屋根の部分です。この上に登ってみます。
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 するとに平らになっていました。ここでも何か儀式が執り行われたのではないか思います。
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 ここから見下ろすと、こんな風景が広がっています。
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 そして、背後には、屏風か壁のような奇岩が立ちふさがっています。
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 帰り道、同行した人が道ばたの岩に落書きをしました。すぐ近くの茶色い岩で書きましたが、かなり本物っぽく見えます。実際の岩絵も身近な材料を使って描いたのでしょうが、「青」はなかなか無いように思います。
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 下りは25分でした。こんなに登ったのかと思いながら下りてきました。やはり遠いです。だから、「幻」なのですが。日本人で、ここまで行った人はほとんどいないのではないでしょうか。世界中、どこにでも日本人観光客がいますが、皆、駆け足の旅行のため、こんなところまで足を伸ばすのは欧米の旅行者たちです。観光のスタイルが根本的に違うように思います。



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posted by ネコ師 at 07:36| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

世界遺産スクレ:チェ・ゲバラの宿泊したホテル

 あの有名な「チェ・ゲバラ」がスクレに来ていました。

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 チェ・ゲバラは、今でこそボリビアで再評価されていますが、以前は反政府のテロリストとして扱われていたので、チェ・ゲバラが宿泊したホテルなど、誰も知りませんでした。

 ホテルには偽名で泊まり、その宿帳が残されているそうです。現物を見たかったのですが、・・・。

 チェ・ゲバラが宿泊したホテルは、「GRAND HOTEL」です。中央広場から徒歩30秒。市内観光に便利な場所にあります。

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 チェ・ゲバラの宿泊した部屋の入り口。プレートが掲げられています。
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 チェ・ゲバラの宿泊した部屋の内部です。
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 中庭が広く、気持ちの良いところです。
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 ネットでこのホテルの評価を見たのですが、盗難が発生しているようです。それもスタッフが盗むらしい! 

 値段が安いのですが、スタッフもそれなりということでしょう。

 このホテルで気になったのは、じめじめしている感じがすること、フロント係があまり感じの良い人たちではないこと。

 チェ・ゲバラの宿泊した部屋を見に行くだけにして、宿泊は別のホテルが良いかも。

posted by ネコ師 at 10:29| Comment(0) | 世界遺産 スクレ市 | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

ボリビア・サンタクルスで最先端の歯の治療(歯でお困りの方への朗報)

 金曜からサンタクルスに行ってきました。またまた、歯の治療のためです。

 「歯は命」、大切にしないといけません。どんなに遠くても、信頼できる歯医者でないと、触って欲しくない!  というわけで、わざわざサンタクルスまで行ってきました。スクレには良い歯科医はいません!

 前回、治療していただいたときに不思議だったのは、虫歯の治療のとき、型をとらないこと。

 そこで、今回、聞いてみました。

ネコ師 「この材質は?」

歯医者さん 「ナノメロ。最先端の技術です。」

ネコ師 「以前、パラグアイでセラミックの歯を入れたけど、その時は型をとりました。今回は型をとらずにど~してできるの」

歯医者さん 「歯のエナメル質に最も近い素材として開発されたのがナノメロ。セラミックはエナメル質より固い素材で異質なものですが、ナノメロはエナメル質にとても近い硬度。歯にあわせて型成します」

 後で一緒に治療にあたった歯科技工士に確認。

ネコ師 「治療中、自分の歯がどうなっているのか分からないのだけれど、型も取らずに、どうやって歯をつくるの?」

歯科技工士 「先生の技術で歯を造形していきます。型はとりません。先生の経験と技術です」

ネコ師 「・・・・」

 なにがすごいかというと、かみ合わせを2、3回の修正でピッタリできること。これには驚きました。ほんの1ミリ以下で高さが違う場合でも、人間のあごは敏感でその違いを感じます。この修正には、カーボン紙のようなものをゴシゴシ嚙んで印を付け、高い所を削っていくようです。でも、3回程度、これをやっただけでピッタリと削り出しました。型も取らずに入れた歯です。

 ご存じない方が多いと思いますが、日本の医療は、世界の中でも遅れています。特に歯科はとても遅れています。外国では、虫歯の治療と神経の治療は別の歯科専門医が行います。専門分野が特化されています。日本の場合には、一人の歯科医が全ての分野を担当します。結果は・・・、推して知るべしです。

 ネコ師の歯は、外国に出ると悪くなるので(たぶん、肉が固いせい)、そのたびに良い歯科医探しに苦労します。でも、技術がどんどん進化しているので、昔入れた金属製の被せものはなくなり、今では、白い歯がほとんど。自前の歯と見分けがつきません。

 このナノメロの治療、かかった時間はわずか20分。その間に私の歯を型成しました。費用は3,600円程度です。むろん、保険なしの値段です。

 日本では、レントゲンを撮り、歯を削り型をとり、数日後、型通りにできた歯を入れ、修正、というパターンではないでしょうか。

 それが、1回の治療で、しかも20分程度で終わるのです。

 歯でお悩みの方は、外国で治療するのも良いかも。
posted by ネコ師 at 12:17| Comment(6) | ボリビア編(スクレ以外) | 更新情報をチェックする

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