2009年06月29日
スクレの町並み
世界遺産に登録されているスクレは、昔の面影を現代に残す数少ない都市です。
別名、「白い都市」と呼ばれるように、街の壁は白く塗られています。これは市の条例で決められていること。
そのほかにも、ネオンサインの禁止、新築の制限など厳しい規制があり、現在の街の趣を維持しています。
最高裁判所がスクレにあるため、現在でも憲法上の首都はスクレです。ラパスは、行政府が集中する実質的な首都となっています。
スクレは、学生の街として知られ、数多くの高校や、南米でも最古に属する大学があり、夕方は、学校を終えた学生たちで街はあふれかえります。本当に、どこからこんなに出てきたのだろうと思うほど若者たちで一杯になります。
この街がきれいな理由として、古いものを大切に使っていることも理由の一つです。
スクレの街の魅力の一つが、白壁の上に突き出た木製のバルコニーです。ここに色とりどりの花が飾られています。今は冬のため、いまいちですが、夏になると、真っ白な町並みに、色を添えてくれます。
日曜は、人もまばら。目に付くのは観光客ばかり。
通りを一つ入ると、誰もいない。普通なら怖いと思うのですが、スクレは治安が良いので、安心です。
おしゃれなゴミ箱です。街の雰囲気になじんでいます。このゴミ箱は壁用で、半円筒形をしており、通行の邪魔になりません。これと同じデザインで円筒形のものは、公園などもっと広い場所に置いてあります。
お店の看板は、いたってシンプル。大きさも制限されているのではないでしょうか。大きなものは見かけません。このお店は、SUSHIがメニューあります。噂では食べない方がよい、とか。標高が高いのでご飯がうまく炊けないのも原因かも。私はまだ入ったことないですが。
公園前のカテドラル。毎日、1時間ごとに荘厳な鐘の音が響き渡ります。右側が鐘楼になっていますが、この角度からは見えないですね。そのうち写真を張り替えます。
県庁です。スクレは、チュキサカ県の中にあります。
ボリビアの中で最も古く、南米でも屈指のサンフランシスコ・ハビエル大学の法学部です。現在は、法科の大学院として利用されています。100ボリビアーノスのお札に載っているところです。
ふたたび、町並み。左側はガス灯で、夜になると灯が灯り、街をオレンジ色に変えてくれます。
見渡す限り、誰もいない。人っ子一人、野良犬一匹もいません。日曜はどこもこんな感じ。お店の多くは閉まっています。
コスタリカもそうでしたが、スクレも日曜日はほとんどのお店が閉店しています。カトリックの国の人たちは、日曜は稼ぎ時だとは考えないようです。市民も、店が閉まっているのが当たり前と思っているのか、街に出てきません。自宅でゆっくりくつろいでいるのでしょう。
次回は、スクレ市から少し郊外に出てみましょう。
2009年06月26日
スクレの休日 Part 2
この記事は、世界遺産に指定されている古都スクレで書いています。
日が経つのが早い。日曜日の話を書こうとしていたら、もう次の日曜日が目の前。そこで、前回の続きを慌てて書きます。
マーケットで買った豚肉500g。直接触ると寄生虫がうつりそうで怖い。もっと衛生的な店で買えば良かったと後悔。
買ってしまったものはしょうがないと、当初のもくろみ通り、「豚の角煮」に挑戦。
チャーシューも作ったのですが、チャーシューの説明は割愛します。料理ブログではないので。
ここで、初めて圧力釜の説明書を読む。
まず、圧力釜で30分ゆでます。ゆで汁は捨てます。
その後、調味料を入れた水に入れ、30分、弱火で煮れば完成!
ところが、問題が。
そもそも調味料がない。あるのは醤油とコショウと塩だけ。
砂糖がない! どうしよう!
そこでネコ師の採った奇策とは・・・
冷蔵庫から、スプライトを取り出し、二つの器に交互に移し替えながらガスを完全に抜き、使いました。スプライトは、ガスが抜ければただの砂糖水。
ショウガを買うのを忘れたのが痛かったけど、しょうがない(しゃれです)。
日本酒の代わりに、現地の地酒のシンガニをたっぷりいれ、におい消しに。
できあがりは、・・・、80点くらいのできかなぁとおもいます。結構おいしいけど、やはりショウガがなかったので、少し臭みが出てしまった。
小分けして、冷凍庫にストックしました。
味は、まずまずなのですが、肉を買ったときに感じた臭いが頭にこびりついていて、食欲が湧かない。肉は別の店で買いたいと思います。以前は気にならなかった肉の臭いに閉口しています。
肉の臭いと言っても、肉そのものの臭いというよりも、肉屋さんのお店に漂う、むぁ~っとした感じの生臭い臭いに参ってしまった。
取り敢えず、調味料をそろえないと料理ができません。こちらで売っているコショウは独特の臭いがあります。まるで、別の材料をわざわざ添加しているのではないかと思えるほど、日本のコショウの香りとは違います。
香辛料は大切なので、臭いの少ないコショウを捜してみます。日本から持ってくれば良かったです。
2009年06月21日
スクレの休日
ボリビアのスクレに着いて2度目の土曜日は、生活必需品の買い出しと、新しいパソコンを使いやすくすることで一日過ごしました。
どうも、時差ぼけが治らない。昼に眠くなり、夜にはギンギラギラギラの生活です。早く直さなければと思うのですが、パソコンで処理することがたくさんあり、なかなかこのパターンから抜け出せないでいます。
土曜日は、生活物資の買い出し。私は日本食しか食べたくない、というわがままな性格なので、市場に買い出しに。もちろん自炊です。ホテルで。
日本から圧力釜を持ってきたので、「豚の角煮」を作ろうと豚肉を買いに行きました。
マーケットは、何でも売っていそうなのですが、実はない!
豚肉は肉コーナーで買うのですが、店先に立ったとたん、思わず帰りたくなるような衛生状態です。
圧力釜でコトコト煮るからいいや、と意を決して500グラムの豚肉を買いました。
次に、肉を縛るひもがない。いろいろ探してもないので、別の市場に行って見つけました。
その次は、缶切りです。これが見つからない。4時間かけて探し回って見つけたのは、日本でよく見かける缶切りではなく、ディスクが2枚付いていてそれを回して切るというハイカラなもの。
缶詰は売っているのに缶切りがない。皆、どうやって開けているのでしょうか。
結局、疲れ果てて、「豚の角煮」は翌日に作ることに。
(後でこの記事を読み返してみて、なんで「豚の角煮」を作るのに紐が必要なんだろう、と思われた方がいると思います。少し捕捉します。実は、チャーシューと豚の角煮を同時に作ろうとしていたため、紐が必要でした。日本から持ってきた貴重な醤油をたくさん使う料理の場合、似た料理を同時に作ります。)
梅干しを持ってきたのですが、海苔は別荘便のために無い。これでは、私の大好きなおにぎりが作れない。このため、ゴマを買おうとしたのですが、黒ごまが売っていない。しかたなく、白ごまを買ってきました。明日からおにぎり三昧です。
市場では、本当にたくさんの店(スタンド)があり、目移りするほどですが、よくよく見ると、同じ物しか売っていない。たとえば、電池、懐中電灯、味の素、鍵、延長コード、綿棒など。どの店も品揃えは同じ。きっと、品物を卸す業者が一緒で、店の人は同じオーナーに雇われた単なる使用人なのかもしれません。
恐怖の肉コーナー。遠目にはきれいに見えるところが不思議です。あたりに立ちこめる死肉の臭いに、思わず吐きそう。
2009年06月12日
さて、ネコ師は今どこに?
久々の更新です。
さて、ネコ師は今、どこから記事を書いているでしょうか?
ヒント その1 遠くです。
ヒント その2 すごく遠くです。
ヒント その3 外国です。
ヒント その4 時差が13時間です。
ヒント その5 トップの写真でセサールが飛んでいる所です。
もう分かりましたね。
ネコ師は、今、ボリビアの首都スクレに来ています。
観光ではなく、仕事です。2年間の滞在予定です。またまた単身赴任の始まりです。
久しぶりの海外勤務なのですが、スクレには以前、通算で半年くらい滞在したことがあるので、「戻ってきました~!」という感じです。この町は時間が止まったように変化がありません。
こちらの出来事をぼちぼち書いていこうと思います。しばらくの間、記事のネタに困ると言うことはないと思います。
ボリビアではネコをあまり見かけないので、猫の話は出てきませんが、引き続きよろしくお願いします。
MIX洋猫と世界遺産ランキングに参加しています。
このバナーは「セサールの酔猫バナー」という名前です。
この酔っぱらいのような猫のことをもっと知りたい方は
猫カテゴリーからご覧下さい。
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