ここまで続けてこれたのは、セサールの存在が大きかったかな、と思います。
昨年８月、南米から連れ帰ったお手をするドラちゃんが死に、今年２月にはケタルまで相次いで死んでしまい、猫のいない家になってしまいました。この二匹のニャンズの死は、何の前触れもなく突然訪れたものであっただけに、家族にとっても大変な痛手でした。
特に、ケタルを拾ってきて育て、一番かわいがっていた長男の大学受験日の４日前のケタルの死には、本当に涙が出ました。ケタルの亡骸を長い間、暖房もない寒い部屋でさすっていた長男の姿がまぶたに残っています（ケタルの拾われた経緯は過去ログをご覧下さい）。
そんな折り、野良猫のぴーちゃんを引き取り、セサールも戴き、やっと２ニャンの生活に戻りました。
セサールを最初に見たときの家族の感想は「ハイエナ」というものでした。ブログ村バナーの酔猫に使っている写真のとおり、ユニークな猫でした。
最近は、だんだん大人になってきて（知恵が付いて）、空は飛ばなくなりましたが、相変わらず何にでも興味津々の猫で、飼い主を楽しませてくれています。
セサールが魅力的なのは、「無垢な猫」のせいかも知れません。
ぴーちゃんは、疑い深く、排他的なところがありますが、セサールの性格はおおらかで、疑うことも知らず、「まじめに猫やってます」という感じがします。セサールが威嚇するところは見たことがありません。
ケタルは人生の大半を寝て過ごした猫で、おっとりしていましたが、実は意地悪な性格かなぁと思うこともありました。でも、セサールにはそんなことは全然感じません。個体の性格もあるのでしょうが、育つ環境が、（うちの子供が大きくなったので、あまり猫をいじらなくなったため）影響しているのかも知れません。
先日、天気が良かったので、ベランダでセサールの写真を撮りました。
じっくりとお楽しみ下さい。
これが、無垢な猫の顔です。
「無垢な猫」と書いた理由は、猫にもたくさん、「ネズミ喰いたい、鳥喰いたい、カリカリ嫌い、マグロを食わせろ、チャーシュー食わせろ、牛タン食わせろ、睡眠中に話しかけるな」など、雑念を感じるからです。でも、セサールには何故かそれを感じないのです。
写真に写るセサールの凛々しい姿は、別に飾ったものではなく（ネコ師注：猫は飾らない）、性格がそのまま出ていると思います。
年末年始、旅行に出かけますので、この記事で、今年を締めくくりたいと思います。
にゃん友のみなさん、ご訪問ありがとうございました。
来年も宜しくおねがいします。
ネコ師
かわいい
