2008年05月23日

ネコと仲良くなるコツ 


ピーちゃんは野良猫だったため、すごく臆病なネコです。やはり野良猫だったドラもそうでした。

ケタルも野良猫だったのですが、手のひらに乗るくらい小さいときに野良ママネコから、ちょっと借りてきて、すぐに返しに行ったら、ママネコは自分の子どもではないと言って受け取ってくれず、仕方なく、飼ったネコでした。だから、本人は野良の経験というか記憶はほとんどなかったと思います。

臆病と書きましたが、実際は警戒心が強いのだと思います。ケタルは警戒心ゼロのネコでした。

さて、・・・・、

野良猫ピーちゃんと仲良くなるのは大変でした。

以前のブログで書きましたが、ピーちゃんは、人間をパーツとしてしか認識していません。ピーちゃんの視野には人間の足しか写っていません。

だから、いくら仲良くなったと思っても、部屋に入っていくと、ピーちゃんにとっては「見知らぬ足」が入ってきたとしか写らなかったのだと思います。このため、いつもビクビクしていました。

ピーちゃんがなついてきたのは、ネズミのオモチャで遊んであげるようになってからです。

これは、ウサギの毛皮でできている長さ3センチくらいのネズミですが、良くできています。中に小さなボールが入っていて、振ると音がします。値段は1個50円くらいだった? と思いますが、以前、ケタルのために20個くらいまとめ買いしたものがあり、それを使っています。

ピーちゃんはこのネズミが大好きで、寝床まで持ってくるので、飼い主はネズミを探す必要はありません。

犬もそうみたいですが、ネコも遊んであげる人にはなつくようです。

なれないネコの相手をするコツは、ネコの目線で物事を考えることだと思います。部屋に入るとき、立ったままだと、足しか見えていないピーちゃんは身構えますが、人間が低い姿勢で部屋に入っていくと、(遊んでくれる)人間として認識するようです。

あとは、いつもの「ねこ挨拶」をすることです。ネコブログをごらんの皆さんはご承知のとおり、人間が人差し指をネコの前に差し出した場合、ネコはその匂いを嗅ぐことがネコ社会では常識になっています。・・・・というか、習性になっています。

普通のネコは、どうしてもその匂いを嗅ぎたくなる? あるいは、それがネコ社会の礼儀なのかも知れませんが、まず、匂いを嗅ぎにきます。

それで警戒を一部解除しているようです。

野良猫でも同じ行動をしようとしますが、「匂いを嗅ぎたいけど・・・やはり怖い・・・・」、とジレンマに陥っているようです。

この挨拶のあと、ネコは、人間の「手」の動きに敏感になっているので、手をくるりとひねると、ネコも地面に横になったりします(ネコの警戒度によりますが)。

逆に、手を開き、指に力を入れて爪で引っ掻くような手の形状にすると、ネコはとてもいやがります。つまり、人間の「手」をいかに意識し、見ているかが、これでよく分かります。

この反応をしないネコは、人間を手、足などのパーツではなく、一つの固まりとして見ています。それでも、上で言ったような手の形は大嫌いです。

私の両手首の動脈のすぐ脇には、ネコによる深い爪痕があります。これは、ミャー助を膝の上に乗せ、上で説明した手の形で脅かした時に引っ掻かれた跡です。もう少しで、手首の動脈を切るところでした。2mmくらいしか離れていません。こわ~っ。

・・・・・、ということで、ネコにこんなことをしてはいけません。

つづく・・・

posted by ネコ師 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

今までに出会った一番賢いネコとは


今までに出会った一番賢いネコは、子どもの頃、知り合いが飼っていた「チャコ」というネコです。
この子はメスネコで、身体の色はすっかり忘れてしまいましたが、多分、三毛トラだったような。

チャコは、飼い主が新聞紙を丸めて投げると、手まで持ってきました。それだけならうちの猫ちゃん達もできるのですが、その後が違います。

どんな場所でも、探して持ってきます。タンスの上に投げると、チャコは自分では登れないので、飼い主に「とれないよー」と注文を付けます。

飼い主が背中を踏み台にするような姿勢を取ると、そこを踏み台にしてタンスの上まで駆け上がり取ってきました。

今度は、ポケットの中に隠すと、やはりとれないよーと鳴きました。
チャコは本当に頭のいいネコでした。

でも、ドラちゃんのほうが賢かったかも知れません。

ドラはお手、お代わりはいつでも完全にできました。
お座りもほぼ9割はでき、「伏せ」を仕込んでいた最中でした。突然死(病死)したのは。

YOU TUBEで、お手、お代わり、さらに、鉄砲で撃たれて倒れる芸をするネコがいてびっくりしました。世の中には賢いネコがいるものだと改めて思いました。

ドラも練習すれば多分できたのではないかと思います。

ドラは手足と胴が異常に長いネコでした。部屋のドアのノブはいとも簡単に開けて入ってきました。さすがにドアを閉めるネコはいませんが。

立ち上がるのが得意なネコで、立ち上がってドアを開ける他に、外から帰ってくると、ベランダの窓辺で立ち上がり、「カリッ、カリッ」と爪で窓ガラスを叩いていました。

ドラは大きなネコのため、地面から立ち上がると50cm位のところに顔がきます。黒ネコのため、夜、窓の外では、目だけしか人間には見えません。

このため、いつもびっくりしていました。本来、ネコは地面のそばに顔がありますが、ドラの場合、窓の外の50cm位の位置に目だけ見えるのです。これは結構不気味でした。

なぜ立ち上がるのかは分かりませんが、いつも立ち上がっていました。

映像でお見せできないのが残念です。子どもがたまたまお手をしているところを携帯で撮った映像だけ残りました。それが、このブログの右バーのドラメモリアル映像です。

ピーちゃんは素質がありそうなので、徐々に仕込んでいるところです。
でも、私は転勤で別の所に住んでいるので、月に2回位しかピーちゃんに会えません。

このため、写真もなかなかアップできない状況です。
これが、最近、写真が少ない理由のひとつです。


posted by ネコ師 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

ネコ好きはお金がかかる


千葉に住んでいたとき、地域ネコがたくさんいました。
以前ご紹介した「ボス猫ブタマン」も千葉にいたときのネコです。


ご近所はうちを入れて6軒で、そのうちネコ大好き派が3軒、大嫌い派が1軒、中間が2軒という構成でした。

ネコ大好き派は、地域ネコにエサをあげるのですが、メス猫がいると増えてしまうので、手術しました。でも、お金を出すのはいつも我が家だけ。

手術については賛否いろいろあると思いますが、不幸なネコを出さないためには仕方ないのかなと思います。でも、お金が相当かかります。特にメス猫の場合は。

幸い、理解のある獣医さんがいて、野良猫については安く手術をしてくれました。

地域ネコの中に「シロ子」という真っ白のネコがいました。うちの飼い猫にしたかったのですが本人がいやがったので、未だに野良をしています。

野良なのに飼い猫のように白い毛をいつもきれいにしていました。

ある時、子どもが5匹生まれました。シロ子はがんばって子育てをしていたのですが、だんだんと子どもの数が少なくなっていきました。

たぶん、カラスに食べられたのではないかと思います。

最後に、コキというシロ子にそっくりのネコだけがなんとか大きくなりましたが、残りの仔ネコたちは皆死んでしまったようです。

地域ネコとしてエサをもらっているネコでさえこんな状況なので、エサももらえない本当の野良猫は相当厳しい生活だと思います。

このため、シロ子は手術することにしました。人なつこいかわいいネコですが、家の中に入るのは怖がるので、ついに飼い猫にはなりませんでした。

コキもメスネコだったので、ひっつかまえて手術しました。この子は完全な野良猫で、人間になつくことはありませんでした。

「不幸なネコ」というのは、実は人間の価値判断で、ネコちゃんはそんなこと思っていないはずです。

手術するときは心が痛みます。ついでに財布も。

ピーちゃんもそのうち手術しなければなりません。
心と財布が傷みます。


posted by ネコ師 at 02:53| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

ケタルの急死の状況


ケタルの死は、本当に突然でした。
ケタルのママの話では、「ウォー~~~ン」とこれまでに聞いたことのない鳴き声を上げた後に、突然、死んだということでした。

私の職場に電話があり、年休を取ってすぐに帰りました。
まだ、6才足らずのネコが、突然死するとは、全く予想外でした。

それまで、獣医さんには「太りすぎですね」と言われることはあっても、これといった症状があるわけでもなく、当日も食欲もありました。

原因は全く不明ですが、心臓系の病気だったのではないかと想像しています。

ケタルの急死の影響で、ネコブログを書く気がしなくて、その後はしばらく世界遺産ブログになってしまいました。

昨年8月にドラが急死し、その後を追うようにケタルが死んでしまいました。

2匹ともパラグアイ生まれで、地球の反対側からやってきたネコたちでした。

日本に来てからも、2回引っ越しをしてやっと落ち着いた家だったのに、次々と死んでしまい、すごく落ち込んでしまいました。

ネコの寿命は12才以上だと思っていたので、余計にショックでした。

ネコブログがたくさんありますが、ネコが死んだ場合、皆さんはどうしているのでしょうか。

うちの場合は、電話帳で調べて、ペット埋葬業者に来てもらい、火葬場まで行って火葬しました。お骨は、人間と同じ様な"こも"で覆われた骨壺に入れて、居間に安置しています。

毎日、線香をあげて、話しかけています。骨壺には、仲良しだった2匹が一緒に入っています。……

一歩、離れた見方をすれば、「死」というものが身近なものではなくなった現在、うちの子ども達に「死」というものを身近に感じさせる出来事だったように思います。

昔話で恐縮ですが、私が育った頃は、「死」というものはもっと身近で怖いものだったように記憶しています。

実家が霊的なものを扱うオカルト一家だったせいかも知れませんが、「死」、とくに、ネコの死はとてもコワイものでした。

大人になると、怖いという感覚はなくなりますが、その分、悲しみがこみあげてきます。


posted by ネコ師 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

2008年05月15日

ピーちゃん 悪い子だ!


 ご近所に気兼ねして、ピーちゃんは、二階で飼っているのですが、最近、冒険好きになってしまって、よく脱走します。まったく悪い子だ!

 二階から一階に行く階段には、スライド式のフェンスをつくって、ピーちゃんが下の階に行かないようにしているのですが、皆が寝静まった夜中に、フェンスを得意のドア開け技術を使って難なく開けて、下の階にいっているようです。

 ピーちゃんは生後5ヶ月くらいでしょうか。このくらいのネコは、ものを投げると取りに行って、飼い主の所まで持ってきます。

 ドラもマーフィーもそうでした。ドラはもともと賢い特別なネコだったのですが、ちょっとおバカさんのマーフィーも必死で持ってきました。

 いまのピーちゃんがそうです。

 ネズミのオモチャを、わざと階段の踊り場から1階に投げると、フェンスを開けて取って、手元まで持ってきます。

 何度やっても取ってくるところがすごいexclamation×2
 ネコは疲れを知りません。飼い主の方が根負けしてしまいます。

 ピーちゃんは、持ってきても自分のものにしようとするのですが、マーフィは飼い主の手のひらまでしっかり持ってきました。

 ちなみに、ケタルはそのような、ネコらしいことはしないネコでした。
 ネコにも個性があるのは当然ですが、ネコに芸を仕込むのは難しい気がします。

 ドラは、よくテレビを見ていました。そして、テレビの画面に向かってバシッ、バシッと変わりゆく画像を手で押さえていました。
 お座り、お手、おかわりをするネコは、やはりドラくらいなのでしょうか。

 ピーちゃんもドラに似ているところがあるので、仕込んでいるのですが、なかなか相手にしてくれません。
 ピーちゃんの視覚の中では、人間は「手」、「足」のように、パーツで捉えているようです。ドラは人間全体として捉えていました。その違いかな、と思います。

 ピーちゃんも、もう少し大きくなると、ものぐさになって、持ってこなくなります。

 ちょっと、さびしい限りです。
 賢いドラでさえ、持ってくるのは一時的でしたから。

 ピーちゃんがいつまでも、子供心を忘れずに飼い主と遊んでくれると嬉しいのですが。


posted by ネコ師 at 02:34| Comment(0) | TrackBack(0) | | 更新情報をチェックする

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