人種を考えるとき、身体的特徴ではなく、その人達が話している言語で区分する方法があります
ボリビアでは、4つの言語(スペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語)が公用語となっています
このことからも分かるように、様々な言語を話す人たちの集まった国で、生活習慣、文化も大きく違うようです。
ケチュア語はインカ帝国の公用語で、ペルーを中心に800万人が話しているそうです。アイマラ語は、インカ帝国に征服された人たちが使っていた言語で、ボリビアを中心に今でも話されています。
ガラニー語は昔のパラグアイの領土で話されていた言語です。パラグアイの領土が周辺国に割譲され、今では往時の3分の1になってしまいました。それでも、パラグアイに隣接する旧領土で今でもガラニー語が使われています。
銀の町ポトシやスクレのあるチュキサカ県の田舎町などには、スペイン侵略以前の習俗を色濃く残していると言われています。
下の写真は、スクレの東と北、それぞれ60キロくらいのところの田舎町で撮影したものです。このあたりではケチュア語が話されています。
見た目より険しいアンデスの地形(ポロマ村)
ここは本当に険しい山の中です。道路のあちこちにマリア様の小さな祠が建っています。
崖から転落死した人の慰霊のようですが、数が多いので通るたびに気分が滅入ります。次は自分か!
ボリビアで出会った子どもたち
日本の子ども達も昭和30年代はこんな感じでした。かわいいですね。
ノスタルジーを感じさせるボリビアの子ども達。学校まで山道を2時間というのがざらです。でもこの子達の集落は、まとまって住んでいるので、学校も近くにあります。元気いっぱいの子どもたちです。
構えているのはサトウキビのバット
お祭り用の料理をするお母さん
このあとトウモロコシを発酵させてつくったチチャというお酒を頂きました。アルコール度数は低く、ビールよりもずっと低く感じました。
これでも、標高が高いので現地の人は酔うようです。日本では子どもでも酔わない。。。。ん? そういえば、子ども達も飲んでいたような?
チチャは唾を入れて発酵させるとか、一度口の中で噛んだものを吐き出して発酵させる、とか同行したボリビア人が脅かすので、真偽はともかく、飲むのには相当の勇気が入ります。でも、たぶん本当です。
祭りを楽しむ人たち
月に1度は開かれるお祭り。祭り好きのボリビア人は踊りとチチャに酔いしれる(プレスト村)。
お祭りがあるということは、地域の絆が強く残っているということですね。日本でも、色々に意味で強烈な祭りがたくさんありますが、たくさんの人が参加するから楽しいんでしょうね、きっと
田舎町のワンショット
わたしの大好きな写真の1枚です。田舎の道端に佇む少女。この風景を見るとなぜかエルサルバドルを思い出します。
この日は暑い日で、標高3,000mの高地は空気が薄いというよりも、太陽に近いという印象でした。この子は母親の買い物を待っているところです。紫外線が強く、帽子は必需品ですね。
空は「青い」を通り越して、「宇宙の色」というか、ドス黒い青色をしています。これにはびっくりしました。空を青く見せている大気が薄いせいだと思います。
猫は出てきません。ボリビアでは猫はあまり見かけません。ねこブログでも猫はいません。猫イラストもありません。ねこ肉球もありません。猫の話はまたあとで。猫のイラストは近いうちにUPします。